まとめ買いしたお肉の保存方法は、一般的に冷凍ですよね?
ですが、冷凍したお肉って、いざ使おうとすると塊になっていて使いにくくないですか?
レンジで解凍すると真ん中は溶けにくいし、時間を長くすると今度は端煮えしちゃうんですよね。
また、凍ったまま調理すると肉の水分だけ先に出てしまい、肉が硬くなって美味しくなくなってしまいます。
そんな冷凍保存のお肉を柔らかいまま美味しく便利に食べられる新商品があると聞いて、試してみたくなりました。
その新商品が、正田醤油から発売された冷凍ストック名人です。
冷凍ストック名人はその名の通り、お肉を上手に冷凍しながらその後の調理も簡単にできるという優れもの。
肉を冷凍保存しながら味付けも同時にできるお助け調味料なんです。
2021年4月現在、タコライスの素、キーマカレーの素、プルコギの素、豚丼の素、タンドリーチキンの素の5種類が販売されています。3/31までで終了してしまいましたが本格キーマカレーの素もありました。
そこで今回は、最近販売終了してしまった本格キーマカレーの素を含む6種類の試食と感想をご紹介し、最後におすすめ順位を発表します。
キーマカレーの素
まずはキーマカレーの素を使いながら、作り方の説明などを。
キーマカレーの外袋はこちらです。
商品自体は常温で保存できますので、冷凍庫の場所を取らないのがいいですね。
外袋を開けると、中身はファスナー付きビニール袋に入っていました。
中袋を開け、説明書通りにひき肉300g程度を投入、全体を良く揉んでキーマカレーの味をなじませます。
その後、中の空気をできるだけ抜きながら平らに伸ばし、中央の点線部分を箸か何かで強く押し窪みをつけておきます。
中央に筋を入れておくのは、小分けしやすくするため(全量だと3~4人分)と、後に火を通しやすくするためだと思います。
味をつけた後、冷凍せずにすぐに使う事も出来ますが、今回は本来の使い方を試したいので一度冷凍したものを使いました。
こちらは一日冷凍した後のもの。
まずは半量(1.5~2人前)を調理してみます。
凍った状態のままフライパンに入れ、ふたをします。
中火で4-5分加熱するとこんな感じに。
塊をほぐして、さらに3分ほど炒めます。
パチパチ油がはねるぐらいまで炒めて完成~。
冷凍のままフライパンに入れて使えるので、とっても簡単でした。
ご飯の上に載せていただきます。
肝心の味の方ですが、とっても美味しいです!
レトルト臭さや冷凍臭さを全く感じません。
こんなに簡単なのに味は本格派、お店で食べるキーマカレーの味がします。
肉も、冷凍したとは思えないほどジューシーで柔らかです。
一度冷凍したひき肉は、加熱するとパサパサになりがちですよね?
ところが冷凍ストック名人はタレに付け込んだからでしょうか、全くパサつかずカレー味が肉の中まで染みています。
カレーと肉の一体感が素晴らしい。
「りんごとはちみつでフルーティに仕上げ、 子供から大人まで一緒に楽しめるマイルド な味わい」だそうですが、確かにカレーの辛みは控えめです。
しかし、カレーの旨味は十分にあり、味もしっかりしていますのでいくらでも食べられてしまいそう。
これは危険です。
最初のご飯が少な目だった(?)ので、ご飯を追加して食べてしまいました。
さいごに商品の基本情報です。
冷凍ストック名人キーマカレーの素
- 内容量:150g
- 原材料名:しょうゆ、砂糖、たまねぎ、食塩、カレーパウダー、ターメリック、クミン、コリアンダー、でん粉、チキンエキスパウダー、にんにく、ポークエキス、りんごピューレ、はちみつ/調味料(アミノ酸等)、酸味料、カラメル色素、(一部に小麦・卵・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)
- カロリー:128kcal
- 価格:226円(税込)※価格はすべてヨネブンオンラインショップ調べ
つづいてはタコライスにいきましょう。
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タコライスの素
こちらも袋を開けたら、ドボンと300gのひき肉を入れ
もみもみして冷凍します。
冷凍庫から出し、凍ったままフライパンに入れ、炒めたら完成。
実はタコライスってどんな味なのか、今回食べるまで良く知りませんでした。
後から調べて知ったのですが、タコライスはタコスの具(ひき肉、チーズ、レタス、トマト)をご飯の上に乗せ、サルサソースで食べる沖縄料理の一種だそうです。
あらら、キャベツと目玉焼きはちょっと違ったな。
まあ、良いことにしましょう。
食べてみると、トマトケチャップ味をベースに多少香辛料が効いているかなという程度で、日本人にも馴染みやすい味だと思いました。
エスニックというほどの辛さもなく、子供から大人まで誰にでも好まれるマイルドな味です。
冷凍ストック名人のタコライスは、お肉もジューシーでこれまた美味しい~!
温かいご飯さえあれば、あっという間に作れますので、帰宅が遅くなった時など重宝するに違いありません。
キーマカレーもタコライスもお肉の量は300gという事でしたが、ご飯と一緒に食べることを想定してか濃いめに味付けがされているようです。
女性やお子様などご飯少な目で食べる場合は、記載の分量よりお肉を多めにして漬け込んでも十分味がつくと思います。
冷凍ストック名人タコライスの素
- 内容量:130g
- 原材料名:トマトケチャップ、水あめ、トマトペースト、砂糖、たまねぎ、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、ヤラピノピューレ、にんにく、香辛料、ビーフエキス/調味料(アミノ酸等)、酸味料、カラメル色素、増粘剤(キサンタン)、(一部に小麦・牛肉・大豆を含む)
- カロリー:131kcal
- 価格:226円(税込)
さてさて、どんどんまいりましょう。次はプルコギです。
プルコギの素
プルコギの素に250gの牛肉こま切れを加えます。
ひき肉の時と違って揉んでも小さくならないので、かなりパンパンな感じに。
真ん中に筋を入れるのはちょっと大変でした。
今までと同様、冷凍して一日経ったものをフライパンに入れます。
蓋をして4-5分、蓋を取りかき混ぜて汁けがなくなるまで炒めれば完成です。
中までしっかり味がしみているのでそのまま食べると味が濃い気はするものの、こっくりとした甘さとほのかなニンニクの風味が食欲をそそり、どんどん食べ進めてしまいます。
食べすぎ注意。
こちらのこま切れ肉も、一度冷凍したとは思えないほどふっくらジューシーに仕上がっています。
ご飯と一緒に食べても良し、レタスやサラダ菜に巻いて食べても美味しそう。
こま切れや切り落としのお肉は、まとめ買いをすることが多いので、普段から常備しておくときっと便利なはず。
冷凍ストック名人プルコギの素
- 内容量:130g
- 原材料名:異性化液糖、しょうゆ、砂糖、にんにく、りんごペースト、ガーリックパウダー、たまねぎ、食塩、なし果汁、香辛料/カラメル色素、酸味料、増粘剤(キサンタン)、パプリカ色素、(一部に小麦・大豆・りんごを含む)
- カロリー:224kcal
- 価格:226円(税込)
さあ、最後は豚丼の素です。
豚丼の素
今回はチャック袋に入れて冷凍した後、
パッケージのアレンジ例を参考に野菜と一緒に炒めてみました。
野菜を途中で加えるだけで、肉野菜炒めが簡単に出来上がります。
肉にしっかり味がついているので、野菜には味をつける必要がありません。
タレの味は、生姜少なめにした生姜焼きといった感じ。
プルコギより甘みがさっぱりしていて、お弁当にも良さそうです。
野菜を入れるタイミングが早すぎたようで、炒めているうちに水分が出てしまいました。
「お肉が硬くなったかも…」と心配したのですが、食べてみると全然そんなことはなく、他のと同様柔らかくて安心しました。
野菜をたっぷり加えても味が薄すぎることなく、かえってちょうど良い味加減だったと思います。
自分で作る肉野菜炒めよりずっと美味しかったですよ。
冷凍ストック名人豚丼の素
- 内容量:130g
- 原材料名:砂糖、しょうゆ、かつおぶしエキス、しょうが、食塩、ポークエキス/調味料(アミノ酸等)、酸味料、カラメル色素、増粘剤(キサンタン)、(一部に小麦・大豆・豚肉を含む)
- カロリー:186kcal
- 価格:226円(税込)
タンドリーチキンの素
ヨーグルトとトマトケチャップをベースとしたタンドリーチキンの素です。鶏モモ肉300gを加えるとこんな感じになります。
一度にまとめて料理しない場合は、真ん中に箸などを押し付けてスジをつけて冷凍すると良いのですが、もも肉は一切れが意外と大きめなので、封をしてからだと袋の上から筋はつけにくいです。
かといって、チャックを開けたままだと中身が出てしまいます。きっちりと筋をつけるのはとても難しいと思いました。
さて、一度凍らせてから、調理方法に従って作ったのがこちら。
まず、冷凍のまま6-7分フタをして中火で加熱します。その後はフタをとり、ほぐしながら汁気がなくなるまで8分程煮込むと出来上がりです。
こちらのタンドリーチキンはヨーグルトとケチャップがベースという事で、一般的なインド料理店のタンドリーチキンよりかなりマイルドです。スパイシーさはほとんど感じません。
タンドリーチキンらしい点を探すとすれば、まろやかな味わいの中にほんのりカレー風味を感じる所でしょうか。
スパイシーさを求める方には物足りないと思いますが、良く煮込んだシチューの様にクリーミー、中まで味が染みてまろやかな味はどなたにも好まれると思いました。
冷凍ストック名人タンドリーチキンの素
- 内容量:100g
- 原材料名:はっ酵乳(国内製造)、砂糖、トマトケチャップ、たん白加水分解物、トマトペースト、食塩、カレーパウダー、クミン、にんにく、コリアンダー、ブラックペッパー/増粘剤(加工デンプン、キサンタン)、酸味料、調味料(アミノ酸等)、(一部に乳成分・大豆を含む)
- カロリー(1袋100g当り):86kcal
- 価格:226円(税込)
本格キーマカレーの素
30種類以上のスパイスと炒めたまねぎで、専門店のような本格的なキーマカレーを楽しめるそうです。
これがひき肉250g入れた状態です。かなり一生懸命揉まないと、底に沈んた調味液と肉が混ざりません。
こちらも封をしてしまうと中央に筋をつけるのが難しいです。
なので、冷凍する時に袋を半分に折り(きっちり折り畳むことはできませんが)、輪ゴムで止めて冷凍庫に入れてみました。
冷凍庫に余裕があるならこれでも良さそうです。
冷凍せず調理しても良いのですが、ストックすることが前提なので冷凍してから記載通りの方法で調理してみます。
冷凍のままフライパンに入れ蓋をして4~5分、蓋を取って全体を混ぜながら約3分加熱して出来上がりです。
ご覧の通り、かなり色の濃いキーマカレーが出来上がりました。
黒米入り玄米のせいで見た目はきれいではありませんが、しっかり汁気が飛んだひき肉主体の立派なカレーが出来上がりました。
炒めている時の香りからして、かなりスパイスの効いたカレーということがわかります。実際に食べてみると予想通り、お店で食べるようなキーマカレーの味でした。
辛さも本格的で、食べてしばらくすると毛穴が開く感じがして鼻の頭から汗が出てきます。ただ辛いだけでなく、深い旨味も感じました。
確かに本格的。複雑なスパイスの香りが肉のうまみと合わさって何とも言えず美味しいです。自分で作ったとは思えません。
この味がわずか数分で作れるのは素晴らしいですね。レトルトのキーマカレーよりはるかに本格的でこれはリピしたかったです。
こんなに美味しいのに販売終了とは残念です。またいつか復活して欲しいと願わずにはいられません。
冷凍ストック名人本格キーマカレーの素(辛口)
- 内容量:150g
- 原材料名:ソテーオニオン(国内製造)、トマトペースト、しょうが、砂糖、にんにく、食塩、カレー粉、コリアンダー、赤唐辛子、クミン、クローブ、山椒、ブラックペッパー/カラメル色素、酸味料、増粘剤(キサンタン)、(一部に豚肉を含む)
- カロリー(1袋当たり):130kcal
- 価格:226円(税込)
冷凍ストック名人のおすすめランキング
どれも美味しかったですが、あえておすすめの順位をつけるなら以下のランキングになります。
1位 キーマカレー
2位 本格キーマカレー
3位 プルコギ
4位 タコライス
5位 タコライス
6位 豚丼
でも順位と言っても味の優劣はほとんどなく、我が家で登場回数が多いであろう順というだけです。
ひとつ気になった点
ただ、一つ気になったのは、中のチャック袋に味が書かれていないこと。
1種類だけなら気になりませんが、数種類同時にストックするとなると、一目で何味なのかわかった方が便利です。
色をよく見れば分からなくもないのですが、肉が入るとわかりにくくなりますし、冷凍後はさらに見分けがつきにくいですよね。
袋のどこかに小さくでもいいので味の表示をしてもらえると、さらに使い勝手が良くなると思いました。
それ以外は本当に良くできた商品だと思います。
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さいごに
冷凍ストック名人は、どの味も想像以上の美味しさでした。
買いだめしたお肉を冷凍保存しながら味も付けられるなんてとっても便利。
調理も、冷凍庫から出して凍ったままフライパンに入れるだけと、全く手間いらずです。
加熱している間に野菜を切ってご飯を盛り付ければ、数分後には美味しいご飯が食べられます。
自分で味をつける必要がないので失敗の心配もありません。
今後も肉の冷凍保存には、迷わず冷凍ストック名人を使いたいと思いました。
近所のスーパーで見つからないという方は、正田醤油の「ヨネブン楽天市場店」で全種類購入できます。
楽天市場では、送料無料のお買い得セットが数種類販売されています。
冷凍ストック名人に興味のある方は、是非この機会に試してみてはいかがでしょうか。
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