我が家では毎日ビールを飲みますが、普段飲むのは糖質オフの発泡酒。
でも、「今日で大きな仕事が終わるから!」と夫に言われたときには、プレミアムビールを用意しています。
価格の事を考えると、毎日プレミアムビールを飲むのはやはり家計の負担になりますが、「いつもよりちょっと贅沢したい」、「頑張った自分へのご褒美に」というときに、プレミアムビールを手に取る人は多いのではないでしょうか。
これまで発泡酒、新ジャンルビールの比較記事を書かせていただきましたが、今回は第3弾プレミアムビールのおすすめ比較。
10種類のプレミアムビールの味や飲みやすさ、栄養成分、おすすめビールを写真を交えながらご紹介します!
目次
そもそもプレミアムビールとは?
プレミアムビールについて調べてみましたが、実はプレミアムビールの明確な定義はないようです。
ただ、ビール会社が通常の定番商品に対して、価格を高めに設定したものを「プレミアムビール」という位置づけにしていて、原料や醸造方法にこだわりをもたせた高級志向のものを「プレミアムビール」と呼ぶそうです。
ビールは190円前後、発泡酒は140円前後、新ジャンルビールは110円前後に対して、プレミアムビールは210円前後(高いものだと300円を越えるものも)なので、お値段は少々高め。
さて、今回はそんなプレミアムビールについて味や飲みやすさ、栄養成分などを比較してみました。
選んだのは以下の10種類のプレミアムビール。
- キリン 一番搾りプレミアム
- キリン ハートランドビール
- アサヒ 熟撰
- アサヒ ドライプレミアム豊穣
- サントリー ザ・プレミアムモルツ
- サントリー ザ・プレミアムモルツ香るエール
- サッポロ エビス
- サッポロ エビス華みやび
- サッポロ エビスマイスター
- 銀河高原ビール
では、早速飲んだみた感想をご紹介します!
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10種類のプレミアムビールを飲んだ感想
キリン 一番搾りプレミアム
キリン 一番搾りプレミアムのアルコールは5.5%、カロリーと糖質は記載されていませんでした。
- 特徴:東北産ホップ「かいこがね」の第一等品を使用、ギフト専用商品
- 価格:180円(11本セット1,980円でアマゾンパントリーで購入)
- おすすめ評価:★★★★☆(4点)
通常ビールは一番搾り麦汁と、二番搾り麦汁で、できていますが、キリンの一番搾りは一番搾り麦汁だけを使用してつくられたものです。
さらに、今回試飲した一番搾りプレミアムは一番搾り麦汁を低温で丁寧に搾ってつくられています。
飲んでみると、やはり普通の一番搾りとは違ってコクが深く、ぜいたく感が感じられるビール。
苦味も強くないので、あっさりとした飲み口でしたよ。
こちらはギフト専用商品で、1本だけの単品売りはしていません。
瓶(305ml)に入っているので、よりリッチな感じがあり、お中元やお歳暮のときなどの贈り物におすすめのビールです。
キリン ハートランドビール
キリンのハートランドビールのアルコールは5%、カロリーと糖質は記載されていませんでした。
- 特徴:キリンラガービールにつぐロングセラー商品、おしゃれなグリーン色のボトル
- 価格:270円(楽天市場で購入)
- おすすめ評価:★★★★★(5点)
キリンといえば、聖獣「麒麟」が描かれているイメージがあったので、ハートランドビールがキリンの製品とは知りませんでした。
普通の缶ビールとは違い、濃いグリーン色の瓶(500ml)に入っていて、まずおしゃれな見た目という時点で高ポイント。
飲んでみると、苦味がなくて、とても飲みやすく、生ビールよりも生感があります。
グラスに注がずに直飲みするのも、おしゃれな感じがしますが、飲むときはぜひグラスに注いで飲んでみてください!
泡を立てるのと、立てないとでは驚くぐらい違って、「こんなに変わるの?!」というくらい。
ふわふわで、きめの細かい泡がクリーミーなので、キンキンに凍らせたグラスで飲むのがおすすめです。
濃厚なビールが好きな人には、少し物足りないかもしれませんが、苦味のない、あっさりとしたビールを飲みたい人にイチオシ。
アサヒ 熟撰
アサヒの熟撰のエネルギーと糖質、アルコール分は記載されていませんでした。
- 特徴:3種類の異なるホップを使用、3回に分けてホップを添加(通常は1~2回)
- 価格:280円(楽天市場で購入)
- おすすめ評価:★★★★☆(4点)
熟撰は1万人のお客様モニターの声、そして10万本の試飲調査のもとにつくられた、まさにお客様目線のビール。
飲んでみると、プレミアムビールにみられるこってり感もあまりなく、ビールが苦手な私にも飲みやすいビールでした。
ハートランドビールと比べれば、こちらの方が濃厚さはあるので、芳醇なビールが飲みたいという方には、熟撰がおすすめ。
瓶(500ml)に入っていて、ぜいたく感もあるので、誰かを家に招いて家呑みするときに用意するのも良さそうです。
アサヒ ドライプレミアム豊穣
アサヒ ドライプレミアム豊穣のエネルギーは49kcal、アルコール6.5%、糖質3.1gです。
- 特徴:最大級のコク、最大級の香り、アルコール分6.5%
- 価格:215円(コープで購入)
- おすすめ評価:★★☆☆☆(2点)
アサヒのドライプレミアム豊穣は、「最大級のコク、香り、アルコール分」を売りにしています。
アルコールは6.5%で、今回比較した10種類の中で一番高いビール。
複数のアロマホップをブレンドし、レイトホッピング製法(麦汁の煮沸前と煮沸後の2回にわたってホップを投入する)を行い、香りにもこだわっています。
飲んでみると、確かにコクがあるんですが、濃厚すぎて逆に飲みにくい……というのが正直な感想。
苦味も強く、アルコールも6.5%と高めなので、何本も飲むのは難しそう。
一言であらわすなら、「リッチすぎるビール」といったところでしょうか。
こってりしたビールが好きな方や、1本で酔いたいという方には相性ぴったりのビールかもしれませんね。
サントリー ザ・プレミアムモルツ
サントリーのザ・プレミアムモルツはエネルギー47kcal、糖質3.8g、アルコール5.5%です。
- 特徴:天然水醸造、ダイヤモンド麦芽使用、アロマリッチホッピング製法
- 価格:215円(コープで購入)
- おすすめ評価:★★★★☆(4.5点)
サントリーのザ・プレミアムモルツといえば、プレミアムビールの代表格のイメージ。
サントリーではビールの90%をしめる水にこだわっていて、今回飲んだプレモルも天然水を使用してつくられたビールです。
その他に、うまみ成分がたっぷりと含まれているダイアモンド麦芽や欧州産の最上のアロマホップを使用して作られています。
飲んでみると、泡立ちもよく、あまり苦味がないですし、ほどよい濃厚さがあって、バランスの取れたビールでした。
きらりと光るポイントがなかったので、4.5点になりましたが、万人受けしそうな飲みやすい1本です。
サントリー ザ・プレミアムモルツ香るエール
サントリーのザ・プレミアムモルツ香るエールのエネルギーは46kcal、糖質は2.9g、アルコール6%です。
- 特徴:エールビール、フルーティで豊かな香り
- 価格:215円(コープで購入)
- おすすめ評価:★★★★★(5点)
このザ・プレミアムモルツ香るエールは、「ラガービール」である普通のザ・プレミアムモルツと違って「エールビール」と呼ばれるものです。
2つのビールの違いは、その製法にあり、ラガービールはタンク内部の下部にある酵母を使用し、低温(6~15℃)で発酵させたもの。
一方、「エールビール」はタンク内部の上部にある酵母を使用し、20~25℃で発酵させたものなんです。
日本のビールの約9割はラガービールなので、エールビールは珍しいビールでもありますね。
飲んでみると、苦味はほとんどなく、あとから「少し苦味があるかな……?」という程度。
アルコール6%の割りには飲みやすく、いい意味でコクがない、あっさりとしたビールです(個人的にはザ・プレミアムモルツよりも好み)。
フルーティーさもあるので飲みやすく、ビール独特の苦味が苦手という方におすすめの1本です。
サッポロ エビス
サッポロのエビスのエネルギーは42kcal、糖質3.0g、アルコール5%です。
- 特徴:エビスだけが使用できる「エビス酵母」使用、麦芽100%
- 価格:208円(コープで購入)
- おすすめ評価:★★★★☆(4点)
エビスビールは、麦芽100%とホップでつくられています。
麦芽やホップの使用量が多いので、通常よりもより長く熟成させてつくられたビール。
また、エビスだけが使用することを許された「エビス酵母」を使用していて、コクがあって深みのある香りを生みだしました。
飲んでみると、確かにコクが強く、苦味もあります。
どちらかというと、濃いめのビールなので1本だけでも満腹感があって、あまりたくさんは飲めません。
あっさりテイストではありませんが、「ザ・ビール」というような定番ビールが好きな方におすすめです。
サッポロ エビス華みやび
サッポロのエビス華みやびのエネルギーは47kcal、糖質3.5g、アルコール5.5%です。
- 特徴:エビス初のホワイトビール、1,000株以上の中から選ばれた酵母を使用
- 価格:208円(コープで購入)
- おすすめ評価:★★★☆☆(3点)
エビス華みやびは、エビス100年以上の歴史の中で初めて上面酵母でつくられたビール。
また、2年半以上かけて1,000株以上ある酵母バンクの中から選んだ酵母を使用しています。
そんなこだわりがつまったエビス華みやびですが、飲んでみると、甘みがあってフルーティーな味わい。
濃厚さもなく、苦味も強い……というわけではありませんが、香りはとても強いので、好き嫌いが分かれそうなビールです。
大衆向けのビールではないものの、フルーティーなビールが好きな方にはおすすめの1本ですよ。
サッポロ エビスマイスター
サッポロのエビスマイスターのエネルギーは46kcal、糖質3.4g、アルコール5.5%です。
- 特徴:ビールの本場ドイツで学んだ匠たちが開発したビール
- 価格:235円(コープで購入)
- おすすめ評価:★★★☆☆(3点)
エビスマイスターは、ビールの本場であるドイツで学んだブリューマスターと、50名以上の技術者たちが試行錯誤を繰り返し、つくりあげたビール。
麦芽100%使用、長期熟成はもちろんのこと、香りの高いロイヤルリーフホップを使用しているのがエビスマイスターの特徴の一つでもあります。
プロが開発したビールということですが、飲んでみると、苦味が強く、濃厚すぎるなぁ……というのが正直な感想。
香りはいいですし、コクも深くてプレミアム感はあるものの、アサヒのドライプレミアム豊穣と同様に、やや濃厚さが強いビールです。
あっさりした飲み口ではありませんが、とても濃厚なビールが好みの人には好きなビールでしょう。
銀河高原ビール
銀河高原ビールのアルコール分は5%、エネルギーと糖質は記載されていませんでした。
- 特徴:ドイツ産麦芽100%使用、岩手産和賀岳の伏流水を使用
- 価格:331円(アマゾンパントリーで購入)
- おすすめ評価:★★★★☆(4点)
銀河高原ビールは、麦芽100%、副原料なしのビール。
麦芽と、メインのホップはドイツ産のものを、水は岩手産の和賀岳の天然水をしようしてつくられています。
飲んでみると、あと味はやや甘めで、苦味はほとんどありません。
「ご当地ビールのようなビール」というと、イメージがつきやすい人もいるでしょうか。
「銀河高原」という名前にもあるように、銀河が広がっていく光景が目に浮かぶような味の広がりが感じられて、ネーミングもぴったりだなと感じました。
癖があるので好みは分かれそうですが、地ビール好きの方は好きな味だと思います。
また、フルーティで甘みがあるビールなので、苦味のあるビールが苦手という女性にもおすすめ。
評価については、ほかのプレミアムビールと比べると価格が高いので、マイナス0.5点となりました。
プレミアムビールのおすすめ評価と栄養成分一覧
今回飲んだ10種類のプレミアムビールのおすすめ評価と栄養成分などを表にまとめてみました。
商品名 | カロリー | 糖質 | アルコール 度数 |
おすすめ 評価 |
キリン 一番搾りプレミアム | × | × | 5.5% | 4 |
キリン ハートランドビール | × | × | 5% | 5 |
アサヒ 熟撰 | × | × | × | 4 |
アサヒ ドライプレミアム豊穣 | 49kcal | 3.1g | 6.5% | 2 |
サントリー ザ・プレミアムモルツ | 47kcal | 3.8g | 5.5% | 4.5 |
サントリー ザ・プレミアムモルツ香るエール | 46kcal | 2.9g | 6% | 5 |
サッポロ エビス | 42kcal | 3.0g | 5% | 4 |
サッポロ エビス華みやび | 47kcal | 3.5g | 5.5% | 3 |
サッポロ エビスマイスター | 46kcal | 3.4g | 5.5% | 3 |
銀河高原ビール | × | × | 5% | 4.5 |
表を見ても分かるように、カロリーや糖質はどの銘柄も大きな差はありません。
アルコール度数は5%~6.5%と開きがあり、一番アルコール度数が高いのはアサヒドライプレミアム豊穣。
ドライプレミアム豊穣は「1本で酔いたい」という人にはおすすめのビールですが、あっさりとしたビールがお好みの人にはサントリーのザ・プレミアムモルツ香るエールや、キリンのハートランドがおすすめです。
また、好みは分かれるかもしれませんが、ご当地ビールのような地ビール好きの方には銀河高原ビールもおすすめですよ。
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さいごに
プレミアムビールだけあって、今回のビールは全体的に評価も高めでした。
栄養成分に大きな差はなかったので、選ぶときは好みの味で選ぶといいですね。
毎回個人的な好みで感想を書いていますが、みなさんのプレミアムビール選びの参考になれば嬉しいです。
飲み比べてみると、色々な味が楽しめるので、「ザ・プレミアムモルツの飲み比べ」や「エビスの飲み比べ」など2~3本で比較してみるのもおもしろいと思いますよ。
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