【俳句・短歌・川柳雑誌おすすめランキング】短歌研究、俳句界、NHK 短歌、川柳マガジンなど10誌を読み比べ

俳句短歌川柳雑誌比較集合

「俳句」や「短歌」や「川柳」といえば、小学校や中学校になると授業で習った程度という方も多いのでは?

最近は、クイズ番組や、対決番組、NHKで専門の番組があったり、コンクールなどで応募できたりと、おうちで楽しめる趣味として、ちょっとしたブームにもなっている様子。

そんな中、専門の雑誌がたくさんあることを発見したので、アマゾンのランキングを参照に10誌をチョイスし内容を比べてみました!

ちなみに私は俳句や短歌、川柳について、文字数のしばりや、俳句には季語が必要だという程度の知識なので、初心者の目線でそれぞれ内容を確認しています。

最後にはランキング発表もあり!お楽しみに♪

短歌研究

  • 出版社 短歌研究社
  • 値段 1,300円
  • ページ数 260ページ
  • 購入号 2022年7月号
  • 発売日 毎月21日
  • サイズ A5
  • 特徴 昭和七年創刊の短歌総合誌「短歌研究」(公式サイトより
読んだ感想

わかりやすさ ★★★★☆

創刊90周年になるという歴史ある短歌雑誌の「短歌研究」。

たくさんの短歌とともに、説明や書評などが掲載されていて、読み応えがあります。

また今号は短歌研究新人賞の発表でもあり、受賞者の方の短歌も掲載。短歌っていいなと思うきっかけにもなりました。

編集部の方からのお話には、新人賞の応募作品が昨年より50作品増えたと書かれており、きっと、おうちでできる趣味として、作っている人も増えているのかなと思っています。

「この本を読んだら、ちょっと短歌を作ってみたくなった」と思えるような、初心者でも楽しめる雑誌でした。

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NHK 短歌

  • 出版社 NHK出版
  • 値段 730円
  • ページ数 96ページ
  • 購入号 2022年7月号
  • 発売日 毎月20日
  • サイズ B5
  • 特徴 NHKの番組と連動したテキストスタイル
読んだ感想

わかりやすさ ★★★★★

テレビで1ヶ月分放送される内容を中心に短歌の説明などが掲載されている「NHK 短歌」。

素敵な写真と短歌など、ぱっと見て興味が持てる内容で面白い!と思った1冊です。

読者コーナーにはお悩みコーナーや添削コーナーなどがあり、短歌はネット投稿も可能。

とても読みやすく、掲載されている短歌の量は多くないけれど、投稿するとテレビで紹介される可能性もあり!初心者でも楽しめます。

プレゼントコーナーでは本を3冊プレゼントや、写真と短歌をセットにしてハッシュタグを入れてTwitterでつぶやくと、見てもらえるというものもあり、ちょっと挑戦したくなる内容。

若い方から、お年を召した方まで、何か趣味を見つけたい!と思っている方におすすめです。

歌壇

  • 出版社 本阿弥出版
  • 値段 900円
  • ページ数 170ページ
  • 購入号 2022年7月号
  • 発売日 毎月14日
  • サイズ A5
  • 特徴 伝統を継ぎつつ現代を考える新時代の短歌誌(定期購読紹介サイト記載)
読んだ感想

わかりやすさ ★★★☆☆

さまざまな方の短歌が掲載されおり、短歌の魅力に触れられる「歌壇」。

読者投稿では、特選の方に粗品をプレゼントという企画もありました。

今号は造語についての特集記事で、中級者以上の方に良さそうな内容。

ほかに連載ものもあり、毎月、短歌を楽しむことができる1冊です。

角川 短歌

  • 出版社 KADOKAWA
  • 値段 970円
  • ページ数 272ページ
  • 購入号 2022年6月号
  • 発売日 毎月25日
  • サイズ A5
  • 特徴 斯界の伝統といまを伝える最先端短歌文芸誌(公式サイトより
読んだ感想

わかりやすさ ★★★★☆

白地に文字が浮かんだ洒落ている表紙が目を引く「角川 短歌」。

情景が浮かぶような短歌が多く掲載されており、今号は角川全国短歌大賞の発表があったので、個人的には短歌を作りた人が読むというより、読みたい人が読むという印象でした。

連載ものもあり、毎月買っても楽しめそう。初心者でも、短歌の世界にすっと入りこめる内容です。

個人的には「嗜好品のうた」というコーナーに掲載されいた短歌がとても気に入りました。

短歌を作りたくなる、というより、私はもっと短歌を読みたくなった1冊です。

NHK 俳句

  • 出版社 NHK出版
  • 値段 700円
  • ページ数 104ページ
  • 購入号 2022年7月号
  • 発売日 毎月20日
  • サイズ B5
  • 特徴 NHKの番組と連動したテキスト
読んだ感想

わかりやすさ ★★★★★

テレビで放送される1ヶ月分の内容が中心のテキスト「NHK 俳句」。

週に2回放送されている「NHK俳句」と連動しているので、番組を見ながら読むと、より理解できる内容です。

テキストだから読みやすく、初心者にもわかりやすい説明。子ども俳句を募集していたり、おたよりコーナーがあったりと、読みものもあり楽しめます。

また、俳句パズルのコーナーでは、正解者5名に図書カードのプレゼントなど、ちょっと挑戦してみようかなという内容も。

ほかにもNHK俳句に入選した句が掲載されているページには、気に入った句がチェックできるように四角いチェック欄が俳句の下にあり、ぱっと見て気にいった句を見つけやすくなっています。

詳しい添削コーナーもあり、自分が作った句を添削してもらえることも。読者プレゼントでは本3冊のプレゼントもありました。

初心者向けの内容なので「俳句を始めてみたいな」と思ったときには、この本を読みながら番組を見ると、俳句をしっかり理解できそうです。

俳句界

  • 出版社 文学の森
  • 値段 1,000円
  • ページ数 258ページ
  • 購入号 2022年6月号
  • 発売日 毎月25日
  • サイズ A5
  • 特徴 人生100年、俳句があるから楽しい(2022年7月号表紙より)
読んだ感想

わかりやすさ ★★★★☆

俳句の面白さを楽しめる内容満載でボリュームある「俳句界」。

A5サイズで小さめに感じますが、ページ数は多めで読み応えあり。文字も少し大きめに感じるので読みやすいです。

エッセイも多く、俳句だけでなく、色々と楽しめる内容。俳句大学というコーナーで外国の方が作った俳句が掲載されているのには驚きました。

また本誌には、たくさんの投句があるようで、投稿欄に俳句の掲載も多く、ここで俳句に触れながら投句をすることから始めるのも良さそうですよ。

ほかにも出版社のZOOM句会などもあるようで、俳句の奥深さや俳句人口の多さがわかる1冊でした。

俳句四季

  • 出版社 東京四季出版
  • 値段 1,000円
  • ページ数 160ページ
  • 購入号 2022年7月号
  • 発売日 毎月20日
  • サイズ B5
  • 特徴 俳句のいまを伝える出版社「東京四季出版」から刊行されている月刊誌
読んだ感想

わかりやすさ ★★★★★

風合いのある誌面やキレイなカラー写真のページに書かれた俳句が「美しい」と感じた「俳句四季」。

写真が多く俳句ばかりではない内容なので、読みやすい俳句の総合雑誌という印象です。

「ある日の俳人」や「俳号の履歴書」など、どんな経歴の方が、どんなタイムスケジュールで俳句を楽しんでいるのかを垣間見るページは俳句初心者でも楽しめる内容。

また今号では、挿絵画家の宇野亜喜良さんと俳句との関係の記事などもあり、知らなかったことが知れる楽しさも感じられました。

投句のコーナーでは、選者の方が地区ごとに分かれている方式。その地ごとの特長も毎回読んでいたらわかってくるのかな?と、気になってしまう内容で、俳句初心者でも読みやすい1冊でした。

俳壇

  • 出版社 本阿弥書店
  • 値段 900円
  • ページ数 226ページ
  • 購入号 2022年7月号
  • 発売日 毎月14日
  • サイズ A5
  • 特徴 暮らしの中に詩心を(表紙より)
読んだ感想

わかりやすさ ★★★★★

表紙を見て、達筆な文字に難しそうな内容かなと?思いましたが、読むと理解しやすく面白かった「俳壇」。

少し年代が若くても、掲載されている俳句がわかりやすいので、無理なく読むことができます。

特に巻頭の写真と一緒に書かれていた句は印象的で何度も読み返してしまいました。

俳句のほかにも、エッセイや星占いなどの読みものもあり楽しめます。

投句のコーナーでは、選者の方を指定して見てもらえるコーナーもあり、自分の俳句をぜひ見てもらいたい!と思う方にぴったり。

初心者から中級者までたくさんの方が楽しめる内容だと思います。

角川 俳句

  • 出版社 KADOKAWA
  • 値段 950円
  • ページ数 322ページ
  • 購入号 2022年6月号
  • 発売日 毎月25日
  • サイズ A5
  • 特徴 俳句で人生が10倍楽しくなる!(公式サイトより
読んだ感想

わかりやすさ ★★★☆☆

巻頭のカラーページに綺麗な写真とともに俳句が掲載されている「角川 俳句」。

今号は創刊70周年の記念号であり表紙には保存版とも書かれていて、各時代の俳句や俳人の方々の写真も多く、読み応えがある1冊でした。

全体的に俳句の歴史に満ち溢れていて、初心者では少しわかりにくい部分もありますが、中級者から上級者の方には楽しめると思います。

投句も可能で、選者の方の一人がテレビでもよく拝見する夏井いつき先生。投句ができるようになったら見てもらいたいなと、思わず初心者でも思う俳句意欲がわく本でした。

川柳マガジン

  • 出版社 新葉館出版
  • 値段 990円
  • ページ数 236ページ
  • 購入号 2022年6月号
  • 発売日 毎月27日
  • サイズ A5
  • 特徴 日本一手軽で奥深い十七音。楽しく味わい深い川柳を楽しむ唯一の川柳総合雑誌。(公式サイトより)
読んだ感想

わかりやすさ ★★★★☆

川柳の総合雑誌というだけあり、川柳情報満載以上!ほぼ川柳で埋め尽くされ、たくさんの投句を読むことができ、川柳をされている方には勉強にもなる1冊の「月刊 川柳マガジン」。

季語が必要ないので内容もシンプルでわかりやすく、こういう意味なんだなということが理解できるので、本自体もとても読みやすいです。

虫くい川柳というコーナーもあり、クイズ正解者10名に1000円分の図書カードや愛読者アンケートに回答すれば抽選に5名にグッズなどがあたるプレゼントもありました。

有名な方の句やお話もありますが、投稿された川柳が掲載さているものが多く、川柳が初心者でも入りやすい印象です。

読者参加のページも多々ありコンクール情報なども多彩。公式サイトでは、川柳マガジンクラブがあり、各地で盛り上がっている様子も。

初心者から上級者まで、川柳が好きな方が楽しめ、川柳の奥深さがわかる1冊でした。

短歌・俳句・川柳雑誌ランキング

短歌・俳句・川柳雑誌の中から、今回は初心者の目で見て、また読んでみたい!と思った本をランキングしています。

第3位:俳壇

表紙の見た目では、中級者以上で難しいのかな?と思っていたので、中身を読んで俳句が身近に感じられ、これから俳句をやってみるなら、次の号も買いたいなと思いました。

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第2位:NHK短歌

このテキストを見ながら、番組を見てみたい!と思っています。時間を見つけて #短歌写真部 を覗いてみたい!そして、自分でも短歌を作ってみたいので、また買ってみたいなと思いました。

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第1位:俳句四季

誌面がとてもキレイで写真も多く、俳句も読みやすかった俳句四季。俳句は難しいと思っていた固定観念がふわっとなくなった1冊です。また次の号も読んでみたいと思っています。

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感想

今回の俳句や短歌、川柳の雑誌は、今まで見たことがない世界だったので、興味深く面白い内容でした。どれも毎月読んだら、もっと理解を深められそう!ランキングの3冊以外にも、角川短歌や短歌研究も、わかりやすい内容だったので、これから読んでみたいなとも。実は今回の雑誌を色々読んでいて影響され、短歌を実際に作ってみたいなと思っています。

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さいごに

今まで俳句や短歌、川柳といえば、俵万智さんの「サラダ記念日」を、発売当初に読んだことはあった程度。あまり興味はなかったのですが、今回、雑誌を色々と読み比べて気持ちに変化あり!

かなり気になっていて、自分の中で「もっと知りたい!」という気持ちに。

特に「短歌」。さっと情景が浮かぶようなものを自分で作ってみたいと、フツフツと意欲がわいてきていて、趣味のひとつになるかも!とワクワクしています。

俳句や短歌、川柳が好きな方はもちろん、テレビで見ていて、ちょっと気になっていたけど、自分で作るなどの一歩を踏み出せなかった方や、趣味を見つけたい方にも、比較を楽しんでいただけたら嬉しいです。



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