女性の旅の楽しみのひとつと言えば、エステやマッサージ。
「せっかく来たのだから、ちょっと贅沢しちゃおう!」「日々の疲れを癒したい」と思うひとも多いのではないでしょうか。
私は、現地の美容やエステレベルを知ることも出来るので、旅先では出来る限りリラクゼーションサロンを利用しています。
日本から3時間半の手軽なリゾート地 グアムでも然り…
今回は、これまで2回リピートしていたお気に入りのホテルスパがクローズしてしまったため、別のスパを開拓してみました。
結果、2泊3日で3つのホテルスパを利用したので、その3施設を比べてみます!
目次
ホテル・ニッコー・グアム「スパ アユアラン」
ホテル・ニッコー・グアムに入っているのは「スパ アユアラン」。
「スパ アユアラン」は、ヒルトン・グアム・ホテル・リゾート&スパにもあります。
メニューなどは同じようですので、アクセスやスケジュールに合う予約が可能な方で選べば良いと思います。(施設の雰囲気は違うようですが…)
安心感がある日本人スタッフによる受付
ニッコーグアムの「スパ アユアラン」で出迎えてくれたのは、日本人スタッフ。
グアムのホテルスパは、日本語対応のカウンセリングシートやメニューが用意されていたり、現地スタッフも簡単な日本語を話せたりと、英語に不安がある人でも利用出来るようになっていますが、やはり日本人スタッフには日本人ならではの細やかな気遣いが感じられます。
聞けば、「安心しておくつろぎいただけるよう心がけています」とのこと。
カウンセリングシートは、日本語対応なだけでなく、手術を受けたことがある箇所、セラピストに触れて欲しくない箇所など絵に印をつけるようになっていました。
間違いがなく、安心して利用出来るような工夫が感じられます。
3種から選べるトリートメントオイル
この日は、初日だったこともあり、バリニーズマッサージ(40分)と短めのコースをお願いしていました。
トリートメントオイルは、リラックス、チョコレートケーキ、ラベンダーの3種から選べます。
香りだけでなく、効果などにもこだわっているそうです。
二人で予約すれば、ダブルルームで一緒に施術
もちろん、スパ アユアランのトリートメントルームは全室個室。
部屋は1名ずつの個室から3名までのトリプルルームまであるようです。
私は、友人と2名で予約していたのですが、何のリクエストをしなくても2ベッドがあるダブルルームに通されました。
友人と二人でトリートメントを受けるなんて、日本ではなかなか無い体験です。
ペーパーショーツへの着替えなどは全てトリートメントルームで。
ルーム内のロッカーにはセキュリティボックスも備え付けてあります。
トリートメントは、40分なので背面が中心。
セラピストは現地のひとでしたが、要所要所で「ダイジョウブデスカ?」と日本語で声をかけてくれます。
前日までの睡眠不足や疲れも影響して、すっかり夢心地でした。
初日のフライトのむくみがスッキリ!
トリートメント後は、再びウエイティングルームに移動して、お茶をいただきます。
事前にアイスかホットかの好みを聞いてくれていました。
いつも長めのコースを選ぶ私にとって、この日の40分はかなり短時間。
正直、雰囲気が味わえれば良いかなくらいに思っていました。
でも、終わったら特に脚が軽くなっていてビックリ。
グアムまでのフライト時間は3.5時間ですが、それでもじわじわ足がむくむ感覚があり…
それが、するっと無くなりました。
友人も同じことを感じていたようです。
短時間でも効果的!日本と同じ感覚で利用出来るスパ アユアラン
私が受けたバリニーズマッサージは、指や手の平を用いて、経絡、経穴、筋肉にアプローチするバリ式マッサージです。
強めの圧(好みは聞いてもらえます)でしっかりほぐしてくれたのが、短時間でも満足行く結果につながったのかなと思いました。
また、グアムに到着したばかりの私にとっては、日本と同じ感覚で利用出来たのが嬉しかったです。
初日にマッサージやエステなんてモッタイない!なんてことはなく。
行きのフライトの疲れを初日のうちにケアすることで、旅程に影響を及ぼさず、旅をより活動的に楽しめました。
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アウトリガー・グアム・ビーチ・リゾート「ナヴァサナ・スパ」
グアムの中心地、タモンエリアのDFS向かいにあるホテル、アウトリガー・グアム・ビーチ・リゾートに入っているのは「ナヴァサナ・スパ」。
マンダラスパが閉店し、新しく2016年8月にオープンした施設です。
ここの最大の魅力は、何と言ってもそのアクセスの良さ。
アウトリガーグアム自体がショッピング&観光施設の一角にあると言っても過言ではありません。
移動時間を考えず、ショッピングや食事のついでに徒歩で立ち寄ることが出来ます。
明るく綺麗な受付、フレンドリーなスタッフ
受付は現地スタッフでしたが、簡単な日本語で対応してくれました。
何より言葉をカバーするほどフレンドリー!
写真を撮ろうとすればふざけてピースサインをしてくれたり、フォトジェニックになるよう小物を揃えてくれたりと、明るく、優しい人柄が伝わってきます。
受付エリアはショールームのように広く、自然光を取り入れた明るい雰囲気。
こちらでは、英国スパブランド「エレミス」を使ったトリートメントも受けられるようです。
オリエンタルムード漂うウエイティングルームで心の準備を
受付を済ませるとまず、ウエイティングルームへ。
こちらは、がらりと雰囲気が変わり、落ち着いた照明でオリエンタルムード漂う雰囲気です。
着替えやトリートメントの前に、デトックスウォーターで一休み。
これまでの日常から切り離し、癒しの空間に行く心の準備をするかのような時間です。
お茶菓子に「雪の宿」的なおせんべいが出てきて、ほっこり(笑)
広々としたシャワー&ロッカールームで日々の喧騒も脱ぎ捨てる
続いて案内されるのは、シャワー&ロッカールーム。
こちらでペーパーショーツ&バスローブ、スリッパに着替えます。手荷物は全てロッカーへ。
わざとこうしたステップを踏むことで、期待感を高め、日々の喧騒を脱ぎ捨てていくのだなと思いました。
この演出は、まるでホテルスパのテーマパークのよう!
二人で3ベッド&ジャグジー付きのスイートルームを堪能
ナヴァサナ・スパも、もちろん全室完全個室。
施設自体がかなり広い気がしましたが、736㎡の中に1名~3名用の部屋が合計9室あるようです。
2名で予約していた私たちは、3ベッド&ジャグジーが付いたスイートルームに案内されました。
こちらもリクエスト無しでの配慮です。
友人とは真ん中のベッドをひとつ空けて並び、トリートメントを受けました。
この日、お願いしたのは、ナヴァサナ シグネチャーマッサージ(50分)。
ハワイに伝わるロミロミの技術と、タイマッサージを組み合わせたマッサージです。
腕などの大きな面を使い、広く深く働きかけるようにほぐしてくれるスタイル。
うつ伏せで、背中、脚、腕、仰向けで、脚、腕、デコルテ、首、軽くヘッドもあったように思います。
こちらもセラピストは現地のひとでしたが、トリートメント中に「ダイジョウブデスカ?」と気遣ってくれました。
テーマパークのように楽しめるナヴァサナ・スパ
トリートメント終了後は、アフタールームでお茶をいただきながらリラックス。
お茶は最初のカウンセリングの際に選んだものをティーポットで用意してくれていました。
好きなタイミングでアフタールームを出てシャワー&ロッカールームへ移動、身支度を整えます。
ナヴァサナ・スパで移動した部屋は、ウエイティングルーム、シャワー&ロッカールーム、トリートメントルーム、アフタールームに受付を含めると5つ。
受付からすぐトリートメントルーム、その中で着替えやアフターまで全て完結というスパもある中、これはかなりの数です。
ある程度スパを利用しているとお決まりの流れが予想されてくるのですが、ナヴァサナ・スパは「次はどんなところに案内されるの?」というワクワク感がありました。
そして、どの部屋も期待を裏切らない雰囲気。
終わった後は、スパの感想らしからぬ「なんか楽しかった!」「面白かった!」という気持ちも含まれていました。
ここまで空間を贅沢に使い、ラグジュアリーな演出が出来るスパはグアムならではだと言えると思います。
シェラトン・ラグーナ・グアム・リゾート「アンサナ・スパ」
シェラトン・ラグーナ・グアム・リゾートにあるのが「アンサナ・スパ」。
シェラトングアムは、グアムプレミアアウトレットがあるタムニンエリアに位置し、空港にも近いです。
私は今回、宿泊ホテルがシェラトングアムだったので、最終日のチェックアウト後に利用してみました。
館内の案内が少しわかり辛く、泊まっていたのに迷ってしまったという。
1階のプールへ向かう道をそれた一番奥にありました。外観はシンプルです。
アンサナ・スパはプーケット発!アジアンリゾートな雰囲気
中に入ると打って変わってオリエンタルな印象。
アンサナ・スパは、世界各国で数々の賞を受賞しているバンヤンツリー・スパの姉妹ブランドとして、2000年にタイ・プーケットで誕生し、世界で約40施設のスパを運営しているのだそう。
プーケットと聞いても納得してしまう、アジアンリゾートな雰囲気でした。
ウエルカムティーをいただきながら、カウンセリングシートを記入。
カウンセリングシートは日本語対応されていますし、受付には日本人スタッフもいるようです。
私を担当してくれたのは現地スタッフでしたが、居合わせた日本人女性二人組は日本人スタッフに対応してもらっていました。
ホテルのスイートルームのようなデラックスダブルルームで
案内された部屋は、2ベッド&シャワールーム、ジャグジーまでが完備されたデラックスダブルルーム。
それぞれのドアは無いものの、ベッドルーム、ジャグジールーム、パウダー&シャワールームという感じで中が分かれていて、まるでホテルのスイートルームみたいでした。
アンサナ・スパには、デラックスダブルルーム1室、ダブルルーム2室、シングルルーム5室の計8室のトリートメントルームがあるようです。
ジャグジーはダブルの3室のみですが、シャワーは全ての部屋についているとのこと。
丁寧なフットワイプからスタート 至福の時間が始まる
まずは、ジャグジーの前のソファーに座り、フットワイプからスタート。
おしぼりで拭いてくれるだけでなく、ブラックティーフットミストなどを使い、丁寧に足をもみほぐしてくれました。
この際、疲れている箇所など重点的にお願いしたい部分などのヒアリングもあります。
フットワイプが終わると、シャワールームの前のパウダースペースでペーパーショーツに着替えます。
アンサナ・スパでは、ガウンではなく1枚布をパレオのように巻くようにと指示がありました。
このスタイルになるだけで、一瞬でアジアンリゾートスタイル風。テンションがあがります。
90分のディープ・ティシュー・マッサージに癒される
この日、アンサナ・スパで受けたのは、ジャワニーズコース。
トリートメントは90分、それに先ほどのフットワイプなどを含めた30分のリフレッシュメント&リラクゼーションタイムの内容です。
私の身体の状態からしても、この古代バリ式技術を取り入れたこのディープ・ティシュー・マッサージがオススメとのこと。
予約時にコースは決めておきましたが、当日、身体の状態から可能な範囲での変更が出来るのかもしれません。
アンサナ・スパのトリートメントは、とても丁寧な印象。
ガンガンほぐします!流します!といった勢いまかせではなく、深くじっくりと働きかけるようなスタイルです。
まるでここだけ時間がゆっくりと静かに流れているような感覚で、すっかり夢心地。
身体はもちろん、心もリラックスさせてくれたと思います。
余計なことを考えず身を委ねられる、貴重な時間でした。
義務ではなくチップを渡したくなる施術に満足したアンサナ・スパ
終わった後は、オイルをキープしておくか、シャワーで流すかを聞いてもらえます。
アフターティーは、ジンジャーティー。
はちみつを入れるそうですが、「要らないです」と伝えたら、「かなりスパイシーだけれど大丈夫?」と気遣ってもらえました。
ポットで用意してもらったジンジャーティーは生姜がしっかりと感じられるもので、さらに身体が温まるよう。
アンサナ・スパのセラピストには、ホスピタリティ、技術のレベル共に高く、義務ではなく感謝の気持ちとしてチップを渡したくなりました。
私たちが求めているリゾートスパが体験出来る施設だと思います。
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グアムのホテルスパ、どうやって選ぶ?オススメは?
今回受けたメニューと時間、価格は以下の通り。
- スパ アユアラン「バリニーズマッサージ」(40分)$85
- ナヴァサナ・スパ「ナヴァサナ シグネチャーマッサージ」(50分)$115
- アンサナ・スパ「ジャワニーズ」(90分) $160
価格を左右する時間が違うので、一概には比較出来ませんが、全体的に見て相場は90分で$160程度のようです。
日本と同じような感覚で利用したいならニッコー。
観光感覚でワクワク感も含めて楽しみたいならアウトリガー。
癒しのリゾートスパを求めるならシェラトン、といったところでしょうか。
たとえば、同行者と別行動で一人でスパを利用する、外国で言葉も不安…という人にはニッコーをオススメしますし、
ショッピングも観光もスパも!という欲張りな女子旅にはアクセスが良く、演出も楽しめるアウトリガーがオススメです。
日々の喧騒を忘れ、ゆったりとスパで癒されたいという大人のリフレッシュ旅にはシェラトンですね。
ただし、シェラトンは宿泊者で無い限りアクセスに少し時間がかかることと30分のリフレッシュメント&リラクゼーションタイムが設けられているので、余裕を持ったスケジューリングが必要だと思います。
今回利用したホテルスパは、宿泊ホテルだったシェラトンを除き、現地オプショナルツアー予約サイト「VELTRA(ベルトラ)」で予約しました。
中には現地に到着してから、ネットで前日に予約した施設もあります。
サイトも日本語ですし、割引や限定プランもあり、宿泊ホテルとの送迎も無料で付いてくることが多いので、グアムでホテルスパを考える人に併せてオススメしておきます。
(※本記事は、2017年10月時点の取材に基づいて作成しています)
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