疲れた日、酔っ払った夜、ふくだけでメイクオフが出来るクレンジングシートはとっても便利。
ふくだけといえば、ビオレが有名ですが、他のブランドからもたくさん出ています。
今回は、ドラッグストアや通販などで簡単に手に入る6ブランドのクレンジングシートを比較してみました。
価格で選ぶ?クレンジング力で選ぶ?配合成分や仕上がりで選ぶ?
それぞれの特徴を知れば、自分の肌タイプやスタイルに合ったクレンジングシートが見つかるはず。
目次
6ブランドのクレンジングシートのスペックを比較
今回、比較した6ブランドの基本スペックはこちら。
一口にクレンジングシートといっても、枚数、シートサイズ、価格がまちまちであることが判ります。
「だったら1枚あたりの単価が安いのを選ぶわ!」と思ったそこのあなた、ちょっと待ってください!
1枚あたりは安価でもサイズが小さかったり、クレンジング力が低ければ1回に複数枚使うことになります。
枚数が少ないのに内容量が多いものは、1枚に含まれているクレンジング液が多いということ。
また、この表には現れていない、シートの素材や配合成分によっても変わってきます。
詳しく、それぞれのクレンジングシートをチェックしてから選んでくださいね。
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花王 ビオレ メイク落としふくだけコットン
クレンジングシートといえばビオレ!という人も多いはず。
最初の「ビオレ ふくだけコットン」は1997年に誕生、今年で20年を迎えるロングセラー商品です。
発売当時、コットンでふき取るだけで手軽にきちんとメイクが落とせるシートタイプのメイク落としは画期的だったはず。「これは便利!」と、こぞって使っていたのを思い出します。
現在販売されているものは、当時からリニューアルされています。
ビオレ メイク落としふくだけコットンのシートは?
意外や意外、「ビオレ メイク落としふくだけコットン」のシートを広げてみると、かなり細長いことが判ります。ちょうど、パッケージに入っている3つ折で使うとコットンサイズ。
素材は100%コットンで、目が細かく繊維がギュッと詰まった印象です。
ケバ立ちが少ないコットンで、肌あたりが良いところも特徴。
ただ、反面、一度メイクを吸ってしまうと目詰まりしやすい素材だと思います。
しっかりしたメイクの場合は、1枚では足りないかも?
パッケージにも1回あたり1~2枚が使用目安と書いてありました。
ビオレ メイク落としふくだけコットンのクレンジング力は?
実際に、肌に落ちにくいアイライナーで書いたものを落としてみました。
肌の上にシートをのせ、数秒押さえてから、すっと引いた状態が右側です。(以降も同条件)
もちろん、このあと優しくふき取ると、全てキレイに落ちました。
クレンジング力に関しては、さすがの安定力を感じます。
そこそこハードなメイクでも落とせるのではないでしょうか?
使用後の肌はしっとりと整いますが、クレンジング液やオイルなどが肌に残っている感じはしません。
ただし、アルコールが若干強いよう。それが、さらっとしっとりの肌に仕上げてくれているのですね。ビオレ独特の香りもします。
ビオレ メイク落としふくだけコットンのラインナップ
今回は、基本タイプを比較しましたが、他にもバリエーションがあります。
詰め替え用、携帯用もしっかり備えているのが魅力。当然、詰め替え用をリピートすれば、1枚あたりの単価が下がります。
- ビオレ メイク落としふくだけコットン 本体/つめかえ用 各46枚
- ビオレ メイク落としふくだけコットン 携帯用 10枚
- ビオレ メイク落としふくだけコットン うるおいリッチ 本体/つめかえ用 各44枚
- ビオレ メイク落としふくだけコットン うるおいリッチ 携帯用 10枚
資生堂 ティス ディープオフクロス
資生堂がクレンジングだけをラインナップするブランドTISS(ティス)。
オイルタイプのクレンジング2種とこの「ディープオフクロス」1種だけのブランドです。
クレンジングシートにもオイルクレンジング成分を使用。
今回比較した中では、36枚と一番枚数が少なく、パッケージサイズも小さいです。
ティス ディープオフクロスのシートは?
普通のシートに使われている繊維の約1/5の細さの極細繊維を採用したというシートは、キメ細かで滑らかな肌あたり。厚手でしっかりしています。
極細繊維でメイクだけでなく細かな汚れもからめとり、メイクオフと同時に不要な角質、毛穴のザラつきも落としてくれるキメ磨き機能も考えられているよう。
ティス ディープオフクロスのクレンジング力は?
同条件でクレンジング力を試してみると、やや最初の落ち方は弱かったです。
ただ、この後丁寧にふき取れば、もちろん全て落ちました。
シートは掴んだ瞬間から指先にオイル感を感じます。ふき取るときも肌の上に、若干のオイルっぽさが。
なのに、使用後の肌に油膜感は残りません。しっとり。
オイル成分のおかげか、次第にメイクなじみが良くなり、ゴシゴシしなくても落とせます。
マンダム ビフェスタ うる落ち水クレンジング シート モイスト
マンダムの洗顔とクレンジングのブランド Bifesta(ビフェスタ)。
前身は2007年に誕生した、ふき取る“水クレンジング”「クレンジングエクスプレス」です。
化粧水由来の保湿性洗浄成分をベースにしたローションタイプのクレンジングで、シートタイプはその「うる落ち水クレンジング」をコットンに取る手間が省けるといった感じでしょうか。
全体の内容量は未記載でしたが、1枚あたり約5.9mLのクレンジング液が含まれているということ。
パッケージを手に持ったとき、「なんか重いな」と思うほどで、単純に比較しても、同じ46枚入りのドクターシーラボの1.5倍くらいの厚みです(面積は同じくらい)。
ビフェスタ うる落ち水クレンジング シート モイストのシートは?
1枚で顔全体をふきとれる大判シートというだけあって、広げればサイズが大きいです。
反面、ややシートは薄め。折って使えば薄くても使用感は、あまり変わらないように思います。
大きければ、汚れた面を何度も内側に折って使うことが出来ますね。
ビフェスタ うる落ち水クレンジング シート モイストのクレンジング力は?
1枚にたっぷりのクレンジング液が含まれているため、しとっと濡れたような感触で、肌に負担がないように感じました。
ふきとりは液の含みが少ないと摩擦になるため、これは嬉しい!
最初のメイクなじみはやや劣りますが、シートに含まれたクレンジング液で最後にはしっかり落とせます。
クレンジング後の肌はしっとり、保湿成分の高い化粧水で仕上げたようでした。
保湿成分が流れ落ちるため、クレンジング後の洗顔は不要。
どうしてもの場合は、水またはぬるま湯で軽くすすぐ程度でということです。
オイルフリーなので、成分的にはまつ毛エクステをしていてもOK。
注意書きには「まつげエクステをご使用の方はこすり過ぎないようにご注意ください。
エクステが取れる原因となります」と書いてありました。
こすり過ぎたら、オイルフリーでも落ちやすくなるのは当たり前ですね。
ビフェスタ うる落ち水クレンジング シートのラインナップ
「うる落ち水クレンジング シート」には、黒ずみ・毛穴タイプのブライトアップ、しっとり・保湿タイプのモイスト、ハリ・弾力タイプのエンリッチの3種類があります。
簡単にいえば、美白、保湿、エイジングケアですね。
クレンジングから化粧水までコレ1本ということですから、化粧水を選ぶ感覚で選んでみても良いかもしれません。
- ビフェスタ うる落ち水クレンジング シート ブライトアップ 46枚
- ビフェスタ うる落ち水クレンジング シート モイスト 46枚
- ビフェスタ うる落ち水クレンジング シート エンリッチ 46枚
DHC メークオフ シート
通販の他、ショッピングモールなどを中心として全国に直営店を展開し、手軽に購入出来るDHC。
そんなDHCのクレンジングシートは、隠れた名品として人気のようです。
シンプルなデザインのプラスチックパッケージは、インテリアにこだわる女性のお部屋も邪魔しない印象。
50枚という容量は、シートを何枚も使って丁寧にクレンジングしたいという人に嬉しいですね。
アロエベラ液汁、カミツレエキス、ニンジンエキスなどスキンケア効果の高い植物成分が配合されています。
DHC メークオフ シートのシートは?
「DHC メークオフ シート」の素材は、100%天然コットン。
ビオレと同じような目が細かく繊維がギュッと詰まった系で、ケバ立ちが少なく、滑らかな肌あたりです。
こちらもクレンジング液をしっかり含んでいるようで、濡れ感も特徴のひとつ。軽く肌をふいても、肌の上に液が残るほど。
強い素材のようで、二つ折りにして使えばかなりしっかりしています。
DHC メークオフ シートのクレンジング力は?
クレンジング力は、かなりしっかりあり、ハードなメイクも落とせるというクチコミにも納得。
最初にクレンジング液をなじませている段階で、メイクが落ちてきているところには驚きました。
アイライナーの上にシートを置き上から数秒手で押さえただけで、DHCの文字がシートにそのまま移っています。
これは早い段階でメイクが浮き、シートに溶け出しているからではないかと。
今回の比較の中で、文字がそのままシートに残っていたのはDHCだけでした。
さっぱりした使用感で、さらっとした肌に整えてくれます。
クレンジングシートの液残りやべたつきが気になるという人にも向いているはず。
DHC メークオフ シートのラインナップ
「DHC メークオフ シート」は、1種類ですが、詰め替え用も発売されています。
サイズ、価格共にドクターシーラボと競うところですが、詰め替え用になれば、1枚あたり11円と格段にオトクに。
ケース代110円がきいていますね。
- DHC メークオフ シート 本体/詰め替え用 各50枚
ドクターシーラボ シーラボ クレンジングシート
ドクターシーラボといえば、「洗顔後、これひとつで」のオールワンゲルが有名。
あちらはスキンケアを楽チンにしてくれるアイテムですが、クレンジングを楽にしてくれるアイテムとしてクレンジングシートもありました!
クレンジングシートは、通販の際、送料無料にするための調整として購入している人が多いもよう。
保湿成分として、ヒアルロン酸、コラーゲン、トレハロースなどが配合されています。
ドクターシーラボ シーラボ クレンジングシートのシートは?
マイクロファイバー(極細繊維)を編みこんであるというソフトシートは、厚手でしっかりしています。
感触はTISSと似ている感じ。滑らかな肌あたりで、ふかふかの印象です。
マイクロファイバー系は、乾くとメガネや液晶画面ふきみたいな質感。
優しくメイクや汚れを細かくキャッチし、からめとってくれるイメージがわかりやすいと思います。
ドクターシーラボ シーラボ クレンジングシートのクレンジング力は?
最初のひとふきで落とすクレンジング力は、今回比較した6ブランドの中で一番!
ハードなポイントメイクにも対応してくれそうです。
オイルっぽいしっとり感があるのに、さらっと仕上げてくれるのはアルコールのおかげのよう。
最初からアルコールの香りを若干感じ、実際、成分表でも水の次、二番目にエタノールがきています。
注射の消毒でも赤くなってしまうような人は注意した方が良いかもしれません。
KOSE ソフティモ クレンジングコットン ハニーマイルド
今回、比較した中で、唯一の袋入り、チャックタイプのパッケージ、文句なしの大容量なのがコレ。
一見、大容量タイプのシートマスクのようです。
たくさん入っていてオトクですが、チャックを閉め忘れたり、きちんと閉めるのがニガテな人は乾いてしまいますから注意が必要ですね。
「開封後は120日以内に使ってください」と書いてあります。
中にはこんな感じでシートが入っています。
オトク用感が強いので、他の5アイテムに比べると出しにくいのが難点。
多少不便でも価格重視!という人向けだと思います。
この「ソフティモ クレンジングコットン」は、1枚で6役(クレンジング、洗顔、化粧水効果、うるおい、角質ケア、透明感)をうたっています。
うるおいキープ成分として、5種のはちみつを配合。フローラルハニーの香りがします。
ソフティモ クレンジングコットン ハニーマイルドのシートは?
シートは天然コットン100%。大判サイズですが、シートは今回の6アイテムの中で一番薄いと感じました。
4つ折にしキレイな面でふきとれるようシートを折り返しながら使う分には問題ありません。
単品で使うと判らない程度ですが、比較すると少しだけ他のシートよりも硬いようにも思います。
ただ、クレンジング液がしっかり含まれているため、肌あたりは良いです。
ソフティモ クレンジングコットン ハニーマイルドのクレンジング力は?
最初のメイクなじみは、やや劣りますが、みずみずしい感触ですっきりと使えます。
化粧水効果、うるおい効果もあるため、メイクオフだけでなく、リフレッシュや水を使えない環境での洗顔代わりにも使えると思いました。
「100%オイルカットで、まつ毛エクステの方もお使いいただけます。」と書いてあるので、エクステ時には活用したいところ。
エクステをしている時は、どうしても取れるのが怖くて、洗顔なども甘くなりがちです。
最後の仕上げに、このシートでこまかい部分をふくといった使い方も出来ますね。
ソフティモ クレンジングシートのラインナップ
今回は袋に入った珍しいタイプのクレンジングコットンを取り上げましたが、ソフティモのクレンジングシートにはプラスチックケースに入った「メイク落としシート」もラインナップされています。
こちらは、詰め替え用、携帯用も充実。「クレンジングコットン」は、大容量廉価版といったところでしょうか。
ただし、まつ毛エクステOK!とはっきり書いてあるのは「クレンジングコットン」のみです。
- ソフティモ クレンジングコットン(ハニーマイルド) 80枚
- ソフティモ メイク落としシート(ホワイト) 本体/つめかえ 各52枚
- ソフティモ メイク落としシート(ホワイト) 携帯用 12枚
- ソフティモ メイク落としシート(ヒアルロン酸) 本体/つめかえ 各52枚
- ソフティモ メイク落としシート(ヒアルロン酸) 携帯用 12枚
- ソフティモ メイク落としシート(コラーゲン) 本体/つめかえ 各52枚
- ソフティモ メイク落としシート(コラーゲン) 携帯用 12枚
- ソフティモ メイク落としシート(オイルイン) 本体/つめかえ 各52枚
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6種類のクレンジングシートを比較してみてのまとめ
6ブランドを比較してみての感想は以下の通り。
- ビオレ・・・とりえあずならビオレでOK!ロングセラーも納得の安定感
- TISS・・・クレンジングシートを頻繁に使わない人が旅行や疲れた時用に持っておく感じ
- ビフェスタ・・・スキンケア効果で選びたい人にオススメ
- DHC・・・素早いメイクなじみが特徴!スピード重視の人には役立つかも?
- ドクターシーラボ・・・ピカイチのクレンジング力!ハードなメイクの人にオススメ
- ソフティモ・・・コスト重視、マツエク派にオススメ!洗顔シートとしても使えそう
クレンジング機能としては、通販を中心としている、ドクターシーラボとDHCが秀逸な印象を受けました。
私が使うなら、ドクターシーラボかなと思います。
ただ、まつ毛エクステをしたら、ソフティモも仕上げケアとして取り入れたいですね。
クレンジングシートは、肌への摩擦が気になるアイテム。
使うときは、ゴシゴシせず、やさしくふきとってください。
1枚で落ちていないなと思ったら、ケチらず新しいシートを使うのも大切。
シートに何もつかなくなったらクレンジングが完了です。
肌が弱い人のクレンジングシートの使用は、疲れたときや旅行などの日に留めておき、出来れば毎日のスキンケアはクレンジング剤をたっぷり使ってメイクオフするのがオススメです。
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