小腹がすいた時、温かいものを手軽に食べたい時、おやつ以上ゴハン未満な気分の時、ついつい買ってしまうコンビニの中華まん。
最近は、スイーツ系やキャラクターなどの変わりダネ中華まんも豊富ですね。(「中華」と呼んで良いのかは疑問ですが…)
中でも私は、肉まんが大好きです。
関西では、豚まんと呼ばれることもある肉まん。
いろいろ食べていたら、一口に「肉まん」と言っても各コンビニごとに特徴があることが判りました。
今回は、そんなコンビニ肉まんをノーマルからこだわりのプレミアムまで、5コンビニ8種を比べてみます。
目次
ローソン 極上肉まん
- 価格:170円(税込)
- カロリー:342kcal
- 重量:124g
まずは、ローソンの高い肉まんである「極上肉まん」。
「極上肉まん」は取り扱いがない店舗もあるらしく、私は3軒回ってようやく見つけました。
品切れなのではなく、聞いても「うちでは置いてないです」ということ。
「極上肉まん」のグラシン紙(底に付いている紙の名前です)は、デザインも賑やか。
肉まんは商品だけになったら、見分けがつき難いため、グラシン紙のデザインも大切です。
特に「高い肉まん」と「普通の肉まん」を間違えるといけないので、店員さんが判りやすいようデザインに違いをつけているのでしょうか。
味は、関西が誇る551の豚まんと同じ系統で玉ねぎの甘みがしっかり感じられました。
具材の食感もしっかり楽しめ、バランスの良い肉まんだと思います。
単体でいつも食べている時は気になりませんでしたが、食べ比べると若干味が濃いような気も。
満足度が高く、寒い日や疲れた時に美味しく感じられる肉まんです。
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ローソン 肉まん
- 価格:120円(税込)
- カロリー:211kcal
- 重量:107g
続いては、ローソンの普通の「肉まん」。
価格はもちろんのことながら、カロリー、重量で「極上肉まん」との差を付けてきます。
グラシン紙のデザインも「極上肉まん」の賑やかさとは打って変わってシンプル。
白でデザインされているので、パッと見は無地にも見えるくらい。
ここまで違いがあると間違いようが無い気がします。
味は、中華味噌の風味が強いように感じられます。一般的な肉まんとしても珍しいような…
色味も他と比べてみると味噌っぽいですね。
具材が細かく滑らかで、軽く食べられると思います。
今回比較した、高い肉まんと普通の肉まんがあるコンビニの中で一番違いがあったのはローソンでした。
私がローソンで肉まんを買うなら「極上肉まん」を選びます。
セブンイレブン もちもち特製豚まん
- 価格:180円(税込)
- カロリー:334kcal
- 重量:134g
セブンイレブンの高い肉まんは、「もちもち特製豚まん」。
セブンイレブンでは、高い肉まんが「豚まん」、普通が「肉まん」になっているようです。
また、細かくエリアごとに販売商品が設定されていて、北海道、近畿、東北(一部除く)は別の商品になります。
- 北海道:もっちり道産ホエイ豚まん 180円(税込)
- 近畿:もっちり生地のこだわり豚まん 170円(税込)
- 東北(福島一部除く):平牧三元豚の豚まん 160円(税込)
その土地の好みに合わせた食材や仕上げ、価格設定なのかな?と想像すると面白いですね。
「もちもち特製豚まん」は上記3商品が販売されていない全国エリアでの商品です。
グラシン紙を見て判りましたが、セブンイレブンの肉まんは中村屋が製造しているようです。
中村屋お客様サービスセンターの電話番号が書いてありました。
デザインは、かなりシンプルめですが、変わりに肉まんの表面に「豚まん」の焼印を入れて見分けをつけているようです。
あらびきで肉感がしっかり感じられるのがセブンイレブンの「もちもち特製豚まん」。
脂が多いので、温かいうちはジューシーな味わいです。
「もちもち」と銘打つだけはあって、少し黄味がかった皮にもこだわっているよう。
甘みが感じられ、本当にもちもちの食感でした。
セブンイレブン もちもちジューシー肉まん
- 価格:120円(税込)
- カロリー:250kcal
- 重量:103g
セブンイレブンの普通の肉まんは、「もちもちジューシー肉まん」です。
こちらも販売エリアによって商品が分かれているのですが、関東圏で違いを付けているという不思議。
- 西東京一部:こだわりの本格肉まん 120円(税込)
- 埼玉一部:こだわりの本格肉まん 130円(税込)
- 東北(福島一部除く):熟成生地が決め手!肉まん 130円(税込)
特に西東京一部と埼玉一部は、商品名は同じで価格が違います。
もしかしたら、サイズが違うのかもしれません。
「もちもちジューシー肉まん」は、東北一部を除く全国発売です。
こちらも中村屋デザインのグラシン紙。
「もちもち特製豚まん」と似たような雰囲気です。
味は野菜が多めといった印象で、中でもタケノコの風味と食感が効いています。
良くも悪くも「普通の肉まん」といった感じでしたが、万人受けする、一般的な肉まんと言えるのではないでしょうか。
私はコンビニの中でセブンイレブンを利用することが一番多く、いつも「もちもち特製豚まん」を買っていました。
今回、食べ比べてみてもやっぱり正解だったと思います。これからも特製豚まん派で。
ファミリーマート ファミマプレミアム肉まん
- 価格:180円(税込)
- カロリー:270kcal
- 重量:139g
ファミリーマートの高い肉まんは「ファミマプレミアム肉まん」。
サークルKサンクスとファミリーマートが一緒になったので、サークルKサンクスでも同じものが販売されています。
重量感は、今回の肉まん比較の中で一番なのですが、他の高い肉まんに比べるとカロリーが低いのが特徴です。
グラシン紙のデザインは、なんと!黒!!!
目立ちますし、プレミアム感が出ていると思います。
グラシン紙を見て判ったのが、ファミリーマートの肉まんは井村屋が作っているようです。
お客様相談ルームの表記も井村屋でした。
断面からして具がぎっしり!具材を50%にしているそうです。
具がまとまっていますが、素材の味が感じられ、ジューシーな味わい。肉汁もたっぷりです。
さらに、国産小麦を使い香り良く仕上げてあるというこだわりの生地も、小麦の甘みが引き立ち美味しいです。
さすがプレミアム!と思わせてくれる満足度の高い肉まんでした。
ファミリーマート 具たっぷり肉まん
- 価格:120円(税込)
- カロリー:183kcal
- 重量:104g
ファミリーマートの普通の肉まんは「具たっぷり肉まん」。
このほか、東京都のみの取り扱いで「本格肉まん」(税込130円)もあるようです。
「具たっぷり肉まん」も、他の普通の肉まんに比べてカロリーが低いなという印象。
今回比較した中で、この肉まんだけが200kcalを切っていました。
「具たっぷり肉まん」も井村屋が製造しています。
デザインは、「ザ・井村屋」といった感じ。
「ファミマプレミアム肉まん」を見た後だと笑ってしまうほど具の量の違いがはっきりしています。
断面で見ると、皮が厚めなことが判りますね。
味は「ファミマプレミアム肉まん」に似ていて、肉感はしっかりめ。
焼売のような感じもしました。
普通の肉まんの中ではクオリティが高いですが、60円の差で「ファミマプレミアム肉まん」になるなら、プレミアムを選びたいです。
ミニストップ 肉まん
- 価格:128円(税込)
- カロリー:245kcal
- 重量:116g
ミニストップの中華まんのラインナップで肉まんはこれひとつ。
(あんまんは、つぶあんとこしあんがあるのに!)
いわゆる普通の肉まん的ポジションで、名前も「肉まん」そのままで、こだわりは感じられません。
グラシン紙は、蒸篭をイメージするデザインです。
こんなに「肉まん」と書かなくても…と思いますが、今回比較した中では個性的なデザインですね。
皮がふわっとしていて食感が良いのが特徴ですが、反面、置いておくとべちゃっとなりやすいです。
具材は、豚肉、玉ねぎ、タケノコといったシンプルもののよう。
ブラックペッパー、ニンニク、ショウガを加えて味付けをしてあるらしく、しっかりした味付けなのに濃すぎる感じはありませんでした。
ミニストップは、「ビザソース入りソーセージまん」や「大人のチーズまん」など特徴的な中華まんを販売していますので、店頭に行ったらそちらを選んでしまいそう。
デイリーヤマザキ 具たっぷり肉まん
- 価格:108円(税込)
- カロリー:204kcal
- 重量:101g
デイリーヤマザキも肉まんは「具たっぷり肉まん」のみです。
しかも、公式サイトに中華まんの情報は載っていません。
山崎製パンが4個入りで販売する「中華まん 具たっぷりシリーズ」を店頭で蒸して売っているという感じでしょうか。
今回比較した中では、一番重量が軽いのですが、価格も一番安くてお手頃です。
学生の放課後のおやつのような人気も高そうですね。
グラシン紙もヤマザキデザイン。
「ファミマプレミアム肉まん」を除くと、それぞれに中華風のデザインに仕立ててあったのですが、デイリーヤマザキは全く中華路線ではありませんでした。
でも、味は、一番中華まんの要素が強いといった印象。
肉が少なく、野菜、特にタケノコが多いと思いました。
隠し味にマヨネーズを使ったような(使っているかは判りませんが)、まろやかな酸味が感じられます。
4個パックを買って家でレンジで蒸せば良いような気もしますが、ワンコインでお手軽に食べられるのならアリだと思いました。
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コンビニ肉まん比較まとめ オススメの肉まんはどれ?
普段、何気なく買っているコンビニの肉まん。
肉まんを目的としてコンビニに行くという人は少ないかもしれませんね。
でも、こうして比べてみるとそれぞれに特徴があることが判ります。
コンビニ | 商品名 | 価格(税込) | カロリー | 重量 |
ローソン | 極上肉まん | 170円 | 342kcal | 124g |
肉まん | 120円 | 211kcal | 107g | |
セブンイレブン | もちもち特製豚まん | 180円 | 334kcal | 134g |
もちもちジューシー肉まん | 120円 | 250kcal | 103g | |
ファミリーマート | ファミマプレミアム肉まん | 180円 | 270kcal | 139g |
具たっぷり肉まん | 120円 | 183kcal | 104g | |
ミニストップ | 肉まん | 128円 | 245kcal | 116g |
デイリーヤマザキ | 具たっぷり肉まん | 108円 | 204kcal | 101g |
味、ボリューム、満足感、カロリーのバランスが良く、女性にも嬉しいのはファミリーマート。
中でも「ファミマプレミアム肉まん」のクオリティの高さは、かなりのものです。
総じて高い肉まんは各コンビニごとにこだわりが感じられ、普通の肉まんに少しお金をプラスしても選びたいなと思うものばかりでした。
私が関西出身だからかもしれませんが、関西で人気の豚まんの味に近づけているような気がします。(それが美味しい)
対して、普通の肉まんの方が各コンビニごとの特徴が判りやすいです。
価格で選ぶならデイリーヤマザキですが、ここでもファミリーマートの「具たっぷり肉まん」がお値段以上のような気がします。
ローソンの「肉まん」は、他とは違う味付けですので「コレが好き!」とハマる人もいそう。
2017年3月現在売られている肉まんは、2016年夏あたりに発売されたものが多いようです。
最近は、冬季だけでなく通年で肉まんを販売する店舗も出てきています。
各社それぞれに工夫を凝らし、リニューアルを繰り返していますので、2017年秋から2018年に向けてのシーズンは新しい肉まんになるかもしれませんね。
その昔、私はファミリーマートで販売されていた「塩豚まん」に夢中でした。
個人的には「ファミマプレミアム肉まん」は続けて欲しいです。
みなさんもぜひ、お気に入りの肉まんを見つけてみてください。
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