誰もが知っている海苔の佃煮といえば、桃屋の「ごはんですよ!」。
40代以上の方なら、昔のアニメCMを覚えている方も多いのではないでしょうか?
あの「のり平アニメ」CMが、2018年に誕生60周年を迎えるのだとか。
それを記念し、今年に入ってから過去のCMを完全復刻した新CMがオンエアされているのですが、皆さんはもうご覧になりましたか?
私もそれを最初に見た時は、あれっ?!と驚いてしまいました。懐かしいですねえ…。
CMも久しぶりですが、「ごはんですよ!」も久しぶり。
そう思ったら無性に食べたくなるではないですか?
そこで今回は、桃屋の「ごはんのおとも」海苔の佃煮10種類の食べ比べです。
知っていましたか?桃屋の海苔の佃煮って、こんなに沢山の種類があったんです。
まずは純粋に海苔の味を楽しむ5品から。
そのあとは、海苔だけではなく+α(アルファ)の味付けのもの5品です。
今回、食べ比べるのはこの10種類の商品です。
それでは、早速食べ比べてみましょう!
目次
江戸むらさき ごはんですよ!
- 商品名:江戸むらさき ごはんですよ!
- 内容量:100g
- 価格:260円
- 原材料名:のり、しょうゆ(小麦を含む)、水飴、砂糖・ぶどう糖果糖液糖、魚介エキス(かつお、ほたて)、寒天、調味料(アミノ酸等)、安定剤(タマリンド)、カラメル色素
- カロリー(1食分10g当り):11kcal
あおさのりの葉の形状を活かす為、煮込み時間が30分程度の”あさ炊き製法”で作られているそうです。
トロリとした滑らかな海苔がご飯に良くなじみます。
そうそう、この味。今食べてもやっぱり美味しいですね。
塩気と甘みのバランスも良く、食べ始めると止まりません。帆立と鰹の旨みがよく効いてご飯が進みます。
使われているのりは国産で、主に伊勢湾周辺で収穫されたもの。
10gのミニパックからから390gのお徳用まで、5種類のサイズが揃っています。
- おすすめ評価:★★★★☆(4点)
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江戸むらさき
- 商品名:江戸むらさき
- 内容量:90g
- 価格:260円
- 原材料名:のり、しょうゆ(小麦を含む)、砂糖・ぶどう糖果糖液糖、水飴、安定剤(タマリンド)、カラメル色素、調味料(アミノ酸)
- カロリー(1食分10g当り):11kcal
国産(主に三河湾周辺で収穫)の板のりを使い、伝統的な佃煮の製法で仕上げたのりの佃煮です。
旨味成分のエキス類は一切使わず、「のり」と「醤油」の旨みと香りを活かしたとのこと。
「ごはんですよ!」は、滑らかでトロリとした食感ですが、この「江戸むらさき」は板のりだけを使用しているので、ジャムのようなとろみはなく固形感があります。
実際に食べてみると素材の良さは感じますが、なにせしょっぱい。塩を舐めているかのような塩辛さです。
うーん、これはちょっと予想外でした。
一度に少しずつしか食べられないので、長持ちしそうですが…
- おすすめ評価:★☆☆☆☆(1点)
江戸むらさき 特級
- 商品名:江戸むらさき 特級
- 内容量:125g
- 価格:375円
- 原材料名:のり、しょうゆ(小麦を含む)、砂糖・ぶどう糖果糖液糖、発酵調味料、かつおぶし、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、安定剤(タマリンド)
- カロリー(1食分10g当り):7kcal
独特な瓶の形が特徴の海苔の佃煮です。この形は茶壺をイメージしてデザインされたのだそうです。
のりは国産(主に三河湾周辺で収穫)の板のりと青さのり(主に伊勢湾、三河湾周辺で収穫)を使用しています。
鰹節の旨味とみりんの甘さということですが、甘みはあまり感じません。
エキス類は使わず、伝統的な製法で作られています。
先ほどの商品同様、海苔自体の固形感のみで、合成的なとろみはありません。
江戸むらさきほどではありませんが、こちらもなかなか塩辛いです。
- おすすめ評価:★★☆☆☆(2点)
生のり
- 商品名:生のり
- 内容量:100g
- 価格:365円
- 江戸むらさき 生のり
- 原材料名:のり、しょうゆ(小麦を含む)、砂糖・ぶどう糖果糖液糖、鰹だし、水飴、エキス(鰹節、ちりめん、鰹、昆布、酵母)、澱粉、鰹節粉末、寒天、カラメル色素、クエン酸
- カロリー(1食分10g当り):8kcal
国産(主に三河地区の浜を限定して収穫)の生のりを100%使用しています。
長いのりの葉の形を損なわないよう、桃屋ののり佃煮の中でも、最も短い時間で仕上げられた商品だそうです。
確かに、どの製品よりも長い海苔の葉の食感と風味を感じます。
生のりから作られているせいでしょうか、手作りの海苔の佃煮に一番近い味がしました。
化学調味料無添加、まろやかでコクのある自然な味わいです。
- おすすめ評価:★★★★★(5点)
あまいですよ!
- 商品名:あまいですよ!
- 内容量:145g
- 価格:335円
- 原材料名:のり、しょうゆ(小麦を含む)、砂糖・ぶどう糖果糖液糖、水飴、アミノ酸液、エキス(鰹、昆布、ほたて)、醸造酢、寒天、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、安定剤(タマリンド)
- カロリー(1食分10g当り):13kcal
ただ甘いだけではなく、旨みのある甘さでバランスよく仕上がっています。
「ごはんですよ!」より甘いですが、市販の佃煮によくある感じで甘すぎるわけではありません。
海苔の固形感はほとんど感じず、とろみは佃煮というよりジャムに近いかもしれません。
「ごはんですよ!」は鰹と帆立の旨味でしたが、こちらはさらに昆布の旨味も加わりました。
トースト、卵焼き、田楽の味噌代わりなど幅広い料理に合いそうです。
主に伊勢湾周辺で収穫された国産のりが使われています。
- おすすめ評価:★★★★☆(4点)
角切りのり ごまラー油味
- 商品名:角切りのり ごまラー油味
- 内容量:60g
- 価格:311円
- 原材料名:しょうゆ(小麦を含む)、板のり(国産)、砂糖、ごま油、いりごま、粉末しょうゆ、なたね油、唐辛子、にんにく粉末、鰹節粉末、調味料(アミノ酸)、酸味料
- カロリー(1食分10g当り):30kcal
今までの海苔の佃煮とはかなり違うタイプの「ごはんのおとも」です。
焼海苔の形がそのまま残って歯ごたえもあり、おつまみにぴったりの一品です。
韓国の友人が以前、韓国のりでササッと作ってくれた和え物があったのですが、まさしくこれでした。韓国では一般的な食べ方なのかもしれません。
桃屋では2002年から販売されていたようです。
最近のリニューアルで油分が約35%カット、調味料も液体から紛体に変更、パラッとした仕上がりに改良されました。
ごま油のコクと唐辛子とにんにくの風味が食欲をそそります。海苔なのに、キクラゲのような食感も新しいです。
そのまま食べてもご飯に乗せても美味しいですが、内容量の割に値段が高いのが残念。
- おすすめ評価:★★★☆☆(3点)
江戸むらさき 梅ぼしのり
- 商品名:江戸むらさき 梅ぼしのり
- 内容量:105g
- 価格:340円
- 原材料名:のり、梅干、しょうゆ(小麦を含む)、砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、水飴、エキス(鰹、昆布、梅)、醸造酢、澱粉、梅酢、寒天、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、しそ香料、酸味料
- カロリー(1食分10g当り):10kcal
生海苔に梅ぼしをバランス良く加えた酸味の程よい海苔の佃煮です。
おにぎりやお茶漬けでおなじみ、梅+海苔のゴールデンコンビ。この最強コンビで不味いわけがありません。
国産の青さのり(主に伊勢湾、三河湾周辺で収穫)と、自社製の梅干し(!)で甘口タイプに仕上げているとのこと。
ご飯やお茶漬、おにぎりはもちろん、きゅうりなどの野菜と和えても美味しそうです。これはハマります。
- おすすめ評価:★★★★★(5点)
江戸むらさき 唐がらしのり
- 商品名:江戸むらさき 唐がらしのり
- 内容量:105g
- 価格:340円
- 原材料名:のり、しょうゆ(小麦を含む)、水飴、砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、唐辛子ペースト、魚介エキス(鰹、ほたて)、澱粉、醸造酢、食塩、寒天、調味料(アミノ酸等)
- カロリー(1食分10g当り):10kcal
国産の青さのり(主に伊勢湾、三河湾周辺で収穫)に唐辛子を加えた佃煮です。
使っている唐辛子は、自社で熟成発酵させた唐辛子。桃屋さんは、原材料にもこだわりを感じますね。
熟成させた唐辛子のフルーティーな香りと爽やかな辛さが楽しめます。ちょっぴり大人向けの海苔佃煮です。
葉唐辛子のおにぎりが好きな人は、きっとこの味も好きなばず。
ちくわやかまぼこのトッピングにもおすすめだそうです。個人的かなり好きな味です。
- おすすめ評価:★★★★☆(4点)
江戸むらさき 柚子とうがらしのり
- 商品名:江戸むらさき 柚子とうがらしのり
- 内容量:100g
- 価格:355円
- 原材料名:のり(国産)、しょうゆ(小麦を含む)、水飴、砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、ゆず皮、辣醤、ゆず果汁、澱粉、醸造酢、エキス(昆布、ほたて)、唐辛子、食塩、寒天、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素
- カロリー(1食分10g当り):9kcal
ゆずの香りと唐辛子のピリッとした辛さがクセになる海苔の佃煮です。
てっきり柚子胡椒が使われているのかと思っていましたが、メーカーによると原材料は敢えて柚子こしょうを使わず、柚子と唐辛子そのものをバランスよく配合しているとのこと。
海苔は国産(主に伊勢湾産)で、柚子も国産(主に高知産)です。
丁寧にみじん切りにした皮とたっぷりの果汁を、佃煮が煮上がる直前に加えているので、フレッシュなゆずの香りが生きています。
見た目は普通の海苔の佃煮なのに、口に入れた瞬間上品なゆずの香りが広がり、高級感を感じます。
- おすすめ評価:★★★★☆(4点)
江戸むらさき ごはんですよ!しいたけのり
- 商品名:江戸むらさき ごはんですよ!しいたけのり
- 江戸むらさき ごはんですよ!しいたけのり
- 内容量:180g
- 価格:410円
- 原材料名:のり、しょうゆ(小麦を含む)、しいたけ、砂糖・ぶどう糖果糖液糖、水飴、魚介エキス(かつお、ほたて)、調味料(アミノ酸等)、安定剤(タマリンド)、カラメル色素、甘味料(甘草
- カロリー(1食分10g当り): 9kcal
甘く炊いたシイタケ、美味しいですよね。
昆布の佃煮やちらし寿司の素に入っているしいたけも好きです。
こちらは「ごはんですよ!」に、たっぷりの椎茸を加えたもので予想通り美味しいです。
しいたけの旨味と海苔の風味がよく合いますね。
海苔のトロッとした食感の中に、時々感じるシイタケの歯ごたえがまた良いのです。
- おすすめ評価:★★★★☆(4点)
「ごはんですよ!」がまさかの順位!桃屋の海苔の佃煮おすすめランキング
いかがでしたでしょうか。
「ごはんですよ!」は久しぶりでしたが、一口食べるとご飯がとまらなくなりました。
せっかく10種類食べ比べてみたので、最後に美味しいと思った順におすすめランキングを発表します。
個人の好みですので、皆さんの感想とは違う所もあるかもしれません。あくまで参考までにどうぞ。
第10位:江戸むらさき
第9位:江戸むらさき 特級
第8位:ごはんですよ!しいたけのり
第7位:角切りのり ごまラー油
第6位:唐がらしのり
第5位:あまいですよ!
第4位:柚子とうがらしのり
第3位:ごはんですよ!
安心のおいしさです。塩気と甘みのバランスも抜群。ごはんがすすみます!
第2位:梅ぼしのり
梅ぼしとの絶妙なバランスです。程よい酸味がクセになります。
第1位:生のり
手作りの海苔の佃煮に一番近い味と思います。桃屋の技術力に脱帽です。とうわけで、イチオシはこの「生のり」です。
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さいごに
何てことでしょう、ごはんですよ!が第3位です。
いやほんと、困ったことにどれも美味しいんですよ…。
個人的にはしょっぱいものより、甘みがある方が好みでした。
海苔の佃煮、卵焼き、炊き立てごはんとお味噌汁…最強です、しみじみ美味しいではありませんか!
復刻版「のり平」CMを見て懐かしく感じた方は、是非この機会に昔ながらの「ごはんですよ!」を味わってみてはいかがでしょう。
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