台湾旅行された方なら必ず目にされると思います、カップ麺。
スーパーやコンビニに数多く陳列されています。
日本同様、麺を食べるお国柄なのでインスタントの麺もポピュラーです。
ホテルの部屋には湯沸かしポットが置かれていることも多いので、旅行中の小腹を満たすのに食べたくありませんか?
また、かさばりますが、異国の味を楽しむお土産としてもおすすめです。
日本では買えないカップ麺を台湾旅行のお土産として持ち帰るならきっと受け取った人も喜んでくれるでしょう。
というわけで、今回は台湾のコンビニエンスストア(台北市内のセブンイレブン)で購入したカップ麺10種類を食べ比べました!
コンビニエンスストアは店舗の規模から扱える商品数に限りがあります。
陳列している商品はすべて人気の品となるので、実際に台湾の方々に好まれているカップ麺でもあると言えるでしょう。
実際の調理ではカップ麺のフタは指定の範囲まで開いてお湯を注ぎます。
すべて食べ比べた後に、私の好きなおすすめカップ麺もご紹介します。
それではさっそく食べ比べてみましょう。
目次
來一客 鮮蝦魚板風味
商品名 | 來一客杯麵 鮮蝦魚板風味> |
製造会社 | 統一企業(股)公司 |
原産地 | 台湾 |
内容量 | 63g |
寸法 | フタ径11cm×カップ高さ9.3cm |
カロリー | 289kcal |
保存期間 | 180日 |
購入価格 | 25元 |
乾燥具材が入っている調味粉包と調味油包が入っています。
両方を麵にのせます。
湯(約320㏄)を注ぎ3分で出来上がり。
人参とわかめの色がとても鮮やかで食欲をそそります。
なるとと小エビもしっかりと入っています。
エビと魚の風味のカップ麵です。
極普通の安いカップ麵という印象。(子どもたちは「ポケモン麺の味」と表現)
嫌みの無い味でさっぱりとしています。
わりと日本風の香り。
塩ラーメンを思わせ、シーフード臭さもないので抵抗なく食べられます。
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來一客 韓式泡菜風味
商品名 | 來一客杯麵 韓式泡菜風味 |
製造会社 | 統一企業(股)公司 |
原産地 | 台湾 |
内容量 | 67g |
寸法 | フタ径11cm×カップ高さ9.3cm |
カロリー | 293kcal |
保存期間 | 180日 |
販売価格 | 25元 |
調味粉包とフリーズドライの2包入り。
両方を麵にのせます。
湯(約320cc)を注ぎ3分で出来上がり。
フリーズドライが溶けるとキムチが出てきます。
スープも若干キムチ色になります。
韓国キムチ風味のカップ麵です。
台湾でもキムチは人気です。
どちらかというと台湾のキムチは旨みよりも酸っぱいという印象があります。
このラーメンもイタリアンチリトマトっぽい酸っぱさを感じました。
酸っぱさを感じるため、辛さは思ったよりも控えめで、キムチのフレーバーを味わうものと思った方がよさそうです。
來一客 牛肉蔬菜風味
商品名 | 來一客杯麵 牛肉蔬菜風味 |
製造会社 | 統一企業(股)公司 |
原産地 | 台湾 |
内容量 | 65g |
寸法 | フタ径11cm×カップ高さ9.3cm |
カロリー | 300kcal |
保存期間 | 180日 |
購入価格 | 25元 |
乾燥具材が入っている調味粉包と、調味油の2包が入っています。
両方を麵にのせます。
湯(320cc)を注いで3分で出来上がり。
ほうれん草と人参に加えて、脱水牛肉が入っています。
思ったよりも具だくさんの印象。
また、唐辛子が目立ちますね。
牛肉と野菜風味のカップ麵です。
袋入りのインスタント牛肉麺にあるような味。
日本にはない台湾独特の香りがします。
味は濃いめだが、唐辛子の辛さはさほど感じず、食べやすいです。
肉は牛肉麺の肉というよりもピザのイタリアンソーセージを思わせます。
味味一品 原汁珍味牛肉麵
商品名 | 味味一品 原汁珍味牛肉麵 |
製造会社 | 味丹企業股份有限公司 |
原産地 | 台湾 |
内容量 | 185g |
寸法 | フタ径18cm×カップ高さ7.0cm |
カロリー | 498kcal |
保存期間 | 6カ月 |
購入価格 | 53元 |
調味粉包と、調味油包と、肉の入った調理包の3包が入っています。
調味粉包と調理油包を麵にのせます。
湯(約500cc)を注いでフタをして、フタの上で調理包を温めておきましょう。
3分経ったら調理包の具材を汁ごと麵にあけて出来上がり。
調理包の内容量は93g、うち固形物(肉)は28gです。
具は肉以外は乾燥青ねぎだけです。
煮込み牛肉のカップ麵です。
八角の台湾らしい香りがします。
スープの色は濃いですが、味は薄め。
パッケージの写真ほど濃厚ではありません。
肉は少し炭火のような風味があり、しっかりと味がします。
一度贊 紅燒牛肉麵
商品名 | 一度贊 紅燒牛肉麵 |
製造会社 | 維力食品工業股份有限公司 |
原産地 | 台湾 |
内容量 | 200g |
寸法 | フタ径18cm×カップ高さ7.0cm |
カロリー | 557.6kcal |
保存期間 | 6カ月 |
購入価格 | 53元 |
乾燥具材が入っている調味粉包と、調味油包と、肉の入った調理包と香蒜金椒の4包が入っています。
調味粉包と調味油包の2包を麵にのせます。
湯(分量が書かれていないのでカップの肩の線の部分まで入れてみました)を注いでフタをして、フタの上で調理包を温めておきましょう。
3分経ったら調理包の具材を汁ごと麵にあけ、香蒜金椒をいれて出来上がり。
調理包の内容量は100g、うち固形物(肉)は35gです。
青梗菜、人参なども入っていて、具が多い印象があります。
台湾風牛肉煮込みのカップ麵です。
本格的な牛肉麵の香りがします。
しかし、麺に味が絡みにくいです。
香蒜金椒を入れると辛みだけが増します。
入れない状態では物足りないのですが、入れても旨みがない感じです。
肉の量が多く、具も多いので高級感があります。
滿漢大餐 麻辣鍋牛肉麺
商品名 | 滿漢大餐 麻辣鍋牛肉麺 |
製造会社 | 統一企業(股)公司 |
原産地 | 台湾 |
内容量 | 204g |
寸法 | フタ径18cm×カップ高さ7.0cm |
カロリー | 590kcal |
保存期間 | 180日 |
購入価格 | 53元 |
調味粉包と、調味油包と、肉の入った調理包の3包が入っています。
乾燥具材が入っている調味粉包と調理油包を麵にのせます。
湯(500cc)を注いでフタをして、フタの上で具材を温めておきましょう。
3分経ったら具材を中の汁ごと麵にあけて出来上がり。
調理包の内容量は105g、うち固形物(肉)は25gです。
具は肉以外は乾燥青ねぎだけです。
スパイシーに煮込んだ牛肉のカップ麵です。
麺が平打ち麵で、日本のカップうどんを思わせます。
麻辣油が別添えではなく、肉と一緒になっているため、肉の味もしっかり。
八角の香りが強いです。
ほどよい辛さで食べやすいが、後から山椒が効いてきます。
辛さに抵抗がなければ美味しく、汗をかきながら麻辣を楽しむ麺でしょう。
阿Q桶麵 雞汁排骨風味
商品名 | 阿Q桶麵 雞汁排骨風味 |
製造会社 | 統一企業(股)公司 |
原産地 | 台湾 |
内容量 | 107g |
寸法 | フタ径14cm×カップ高さ10.5cm |
カロリー | 509kcal |
保存期間 | 180日 |
購入価格 | 35元 |
乾燥具材が入っている調味粉包と調味油包の2包が入っています。
両方を麵にのせます。
湯(600cc)を注いで3分で出来上がり。
豚肉片と人参、キャベツの具が入っています。
鶏だしの排骨(パイコー:スペアリブ)の風味のカップ麵です。
一般的な醤油味の香りがします。
特に特徴がないと言えますが、シンプルで抵抗なく食べられます。
他と比べて麺に弾力がある感じ。
分量が多いので、安くお腹をいっぱいにするのに向いています。
統一麺 肉燥風味特大號
商品名 | 統一麺 肉燥風味特大號 |
製造会社 | 統一企業(股)公司 |
原産地 | 台湾 |
内容量 | 85g |
寸法 | フタ径14cm×カップ高さ7.5cm |
カロリー | 417kcal |
保存期間 | 180日 |
購入価格 | 23元 |
乾燥具材が入っている調味粉包と調味油包の2包が入っています。
両方を麵にのせます。
湯(450cc)を注いで3分で出来上がり。
脱水豚肉片と青ネギが入っています。
肉燥(バーソー:台湾風肉味噌)の風味のカップ麵です。
麺が細く、にゅうめんのよう。
味もさっぱりしているので、スルスルと食べられます。
ただ、ニンニクとフライドオニオンも多く入っているようで、においが苦手だと食べるのが厳しいかもしれません(子どものひとりは苦手だと言いました)。
逆にニンニクとフライドオニオンの風味が日本人のラーメンの印象と異なり、好きな人にはたまらないでしょう。
この統一麺のシリーズは台湾でとてもポピュラーで、調味料が売られています。
また、渡辺直美ちゃんがこの青いもの(ビーフン麺)がお気に入りだと著書で紹介しています。
維力炸醤麺
商品名 | 維力炸醤麺 |
製造会社 | 維力食品工業股份有限公司 |
原産地 | 台湾 |
内容量 | 90g |
寸法 | フタ径14.4cm×カップ高さ7.7cm |
カロリー | 410.3kcal |
保存期間 | 6カ月 |
購入価格 | 23元 |
フタを開けるとカップが2重になっています。
粉末の入っている湯包と調味油包の2包が入っています。
空のカップに湯包を入れます。
麵のカップにお湯(分量は書かれていません。麺がしっかりと浸るくらいで作ってみます)を注ぎます。
3分後に麵のカップの中のお湯を調味粉を入れた空だったカップに注ぎ、麵に調味油包をからめていただきます。
具はスープの青ネギだけというシンプルさ。
カップで作るスープ付きジャージャー麺です。
カップ焼きそばを作るときに捨ててしまうお湯を利用したスープという感じでしょうか。
1つで2度美味しくいただけます。
豆板醤、ニンニク、ネギ、豚肉エキスなどの香ばしい味噌を、炸醤麺(ジャージャー麺)のようにをからめて食べます。
麺にしっかりと味が馴染み、スープが口安めになり、バランスがいいです。
こちらはインスタントラーメンも販売されていて、お土産に喜ばれます。
味味A 排骨鶏湯麵
商品名 | 味味A 排骨鶏湯麵 |
製造会社 | 味丹企業股份有限公司 |
原産地 | 台湾 |
内容量 | 90g |
寸法 | フタ径14cm×カップ高さ7.8cm |
カロリー | 432kcal |
保存期間 | 6カ月 |
購入価格 | 23元 |
乾燥具材が入っている調味粉包と調味油包の2包が入っています。
両方を麵にのせます。
湯を注いで3分で出来上がり。
キャベツと青ネギが入っています。
調味油の中に豚肉が入っていて乾燥肉とは違った食感と風味があります。
鶏だしの排骨(パイコー:スペアリブ)の風味のカップ麵です。
焦がし葱の味が香ばしく、後味で鼻に抜けていきます。
日本のラーメンと比べてしまうと、ちょっと個性が強い感じでしょう。
私が好きなおすすめのカップ麺をご紹介
お分かりになると思いますが、1~3は來一客のシリーズです。
これは今台湾でとても人気なのだそう。
実際に店頭にも多く並んでいます。
安価で手軽に食べられて、種類も豊富。
日本で言うと日清のカップラーメンのような商品です。
そして、4~6は樹脂製カップの牛肉麵です。
全て肉が入っている調理包が別に添えられていますね。
乾燥具材ばかりではないので本格的なラーメンが食べられます。
その分、お値段が來一客の2倍くらいです。
7~10は人気商品のラインナップになっています。
昔から親しまれているラーメンもあります。
では好きなカップ麺をあげてみましょう。
1~3では3の來一客杯麵牛肉蔬菜風味がおすすめ。
4~6では6の滿漢大餐麻辣鍋牛肉麺がおすすめ。
7~10では9の維力炸醤麺がおすすめ。
全体を通して好きなのは6の滿漢大餐麻辣鍋牛肉麺です。これが一番のおすすめです。
どれも台湾独自の麺を食べたと実感できるからです!
台湾のカップ麺を食べ比べてみてわかったこと
カップの素材の違い
カップ麺には大きく分けて2種類あるようです。
カップ(どんぶり)で見分けると分かりやすいです。
ひとつは紙のカップ。
もうひとつはこのような発泡スチロールのような樹脂系のもので、こちらはドンブリのような形をしているものが多いです。
実際に食べ比べてみると、樹脂系カップのものは別添えの油がついています。
また、あらかじめ調理されている具材を乗せるようになっていて、高級感があります。
食べる時には、ラーメンのどんぶりで食べているようになります。
具の高級感に合わせて、スープの脂分に対応するための樹脂系カップなのでしょう。
味の分類は大きく分けて3種類
私たち日本人がカップ麺を選ぶときに意識すると良いのが味。
大きく分けて3種類あります。
- シンプルな味付け
- 八角など中華スパイスの味付け
- 麻辣の味付け
です。
お子さんが食べる時にはシンプルな味付けのものが良いでしょう。
比較的レトロ感があるパッケージのものに多いようです。
八角などの中華スパイスの味付けは、台湾や中華圏の麵や料理が好きな方にはたまらないもの。
香りを嗅いだだけで、食欲が増します。
ただ、苦手な人も多い香りなので、その場合はシンプルな味付けのものにした方が美味しくいただけるでしょう。
麻辣の味付けのものは、主に樹脂系カップの高級品に多いです。
麻辣油が別に添えられていることが多いからです。
麻辣の”辣”である唐辛子の辛さだけでなく、”麻”がきついものもあります。
”麻”は山椒の辛さなので、苦手な方も多いでしょう。
麻辣油を加えないで食べることもできますが、やはり味気ないものになります。
八角に加えて、ニンニクが使われているもの、ネギの風味を強く出しているものもあります。
中華、台湾の味を楽しむつもりで食べてみましょう。
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台湾で人気のカップ麵のアレンジ
日本のチキンラーメンのように卵を落とすのはオーソドックスなアレンジ。
台湾ドラマなどでよく食べているのが出来上がりのラーメンにハムとスライスチーズを乗せたもの。
とても手軽ですよね。
最近SNSで話題になっているのはプリン乗せ。
これは試すのに勇気がいりそうですね。
安いプッチンとするタイプを麵の上にのせてお湯を注ぐのだそう。
クリーミーになって意外と美味しかったと、評判がいいようです。
どちらもコンビニで手に入るものなので旅行中にも食べられそう。
ぜひ、機会があったら試してみてくださいね。
以上、台湾のお土産としても人気のカップ麺を徹底的に食べ比べた記事でしたがいかがでしたか?
みなさんもおいしいカップ麺にめぐりあえるといいですね。
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