全国大手シェアサイクル3社比較!バイクシェア、LUUP、HELLO CYCLINGを使用して比べてみた

ループ、ハローサイクリング、バイクシェア

パッと借りてサッと移動できる、現代の新しい移動手段になったシェアサイクル。

大阪・東京といった都会はもちろん、地方にも広がりを見せる誰もが手軽に利用できる交通手段です。

「歩くにはちょっと遠いな」「気軽にサイクリングが楽しみたい!」「運動に挑戦したい!」など様々なシーンで活躍してくれます。

免許が不要で、年齢問わず楽しめるところもシェアサイクルの魅力の1つです。

今回は日本の大手シェアサイクルであるバイクシェア、LUUP(ループ)、HELLO CYCLING(ハローサイクリング)を実際にレンタルして比較します。

シェアサイクルを体験した感想が知りたい方、気軽で安価な移動手段を探している方、運動を始めたい方はぜひ、参考にしてください。

大手シェアサイクル3社を使用した感想、価格、使い方、おすすめ度などを比較!

ハローサイクリングのシティバイク

シェアサイクルとは自転車を一定料金で貸し出しているサービスです。

レンタルサイクルは「有人店舗で自転車を借りる」サービスです。

一方で、シェアサイクルは「無人の駐車場で24時間好きなときに貸出・返却がおこなえる」サービスになります。

シェアサイクルは自転車があるポート(駐車場)と呼ばれる場所へ行けば、24時間いつでもレンタルが可能です。

ポートは基本的に無人のため気軽に借り入れができます。

借りた自転車は同一の会社のポートであれば、好きな場所へ返却できます。

今回は東京・大阪だけではなく、全国各地でサービスを展開している日本の大手シェアサイクル会社を比較します。

比較するシェアサイクルは下記の3社です。

  • シェアサイクルバイクシェア
  • LUUP(ループ)
  • HELLO CYCLING(ハローサイクリング)

上記3社のシェアサイクルは月額料金不要で利用できます。

2024年現在、LUUP(ループ)は爆発的にシェアサイクルのエリアを拡大しています。

シェアサイクルは免許不要で利用できる移動手段のため、街中や人通りが多い場所にも設置されていました。

3社とも道路交通法の厳守をアプリ内で厳しく呼びかけていました。

条例や交通法を確認しつつシェアサイクルを活用しましょう。

それでは、さっそく日本の大手シェアサイクル3社を実際に利用した感想、予約の手軽さ、使い心地、料金、おすすめ度などを比較していきます!

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バイクシェア

バイクシェアの自転車

・おすすめ度:★★★★★(5点)
・会社名:株式会社ドコモ・バイクシェア
・設置エリア:仙台、仙台海手、東京広域、川崎、横浜市都心部、横浜市広域、大阪、姫路、奈良、広島、大分、鹿児島、沖縄
・システム提供エリア:札幌、二戸、笠間、境町、嬬恋、小川町、西多摩、新潟、金沢、小松、福井、敦賀、甲州、都留・下吉田、上田・千曲、東御、岐阜西濃、美濃加茂、名古屋、いなべ、大津、京都、HUB Chari、岸和田、神戸、加東、関西、津山、尾道
・自転車の種類:シティサイクル(ママチャリ)の電動アシスト自転車
・アプリ:ドコモ・バイクシェア – バイクシェアサービス
・マップの見やすさ:★★★★★(5点)
・予約までの手軽さ:★★★★☆(4点)
・設置エリアの広さ:★★★★★(5点)
・使い心地の良さ:★★★★☆(4点)

株式会社ドコモ・バイクシェアが提供するシェアサイクルです。

バイクシェアが直々に設置しているエリアと、バイクシェアがシステムのみを提供しているエリアがあります。

国内のシェアサイクルで利用できるエリアが最も広い会社でしょう。

料金

バイクシェアの自転車

ドコモバイクシェアの料金は各エリアで異なります。

下記が一部エリアの価格です。

  • 大阪165円 30分 1,527円1日利用 2,200円月額
  • 東京165円 30分 1,650円1日利用 3,300円月額
  • 沖縄220円 30分 1,650円1日利用 月額無し

人が多い地域や観光地の料金が高額になりやすい傾向にあります。

使用方法

ハブチャリの看板

貸出方法と返却方法は下記の通りです。

自転車の利用には専用アプリのダウンロードが必須です。

アプリは事前に登録しておくろスムーズに使用が開始できます。

  • 貸出方法
  1. ドコモバイクシェアのアプリをダウンロードします
  2. 自転車の予約、または鍵をあけるメニューから丸い操作端末を選択し、QRコード読み取り画面を表示します(※番号を打ち込むタイプの自転車もあります)
  3. 「開始」を押します
  4. QRコードを読み取ります(※ICカードでご利用の場合は、カードをかざして解錠します)
  5. 解錠され利用可能になります
  • 返却方法
  1. サイクルポート内に自転車をとめて、手動で自転車後部にある鍵をかけてください(※鍵がかけ辛い場合は、後輪を少し動かしてみてください)(※スポークが鍵に干渉して施錠できない場合があります)
  2. 四角い操作端末は自転車の「ENTER」ボタンを押し、パネルに「返却」と表示されたら返却完了です(※丸い操作端末は自転車の「返却可」が光ったら「返却」ボタンを押し、リングが青く光りますと返却完了です)
  3. 返却後は、アプリにプッシュ通知が届きます(利用履歴の確認も可能です)

自転車の詳細

バイクシェアの自転車

ドコモバイクシェアの大阪で利用できる自転車の詳細はこちら!

バイクシェアの自転車

左側にはディスプレイがあります。

バイクシェアの自転車

右側にはベルが設置されていました。

バイクシェアの自転車

サドルのサイズは大きめでした。

バイクシェアの自転車

自転車の後部にQRコードや数字版が設置されています。

バイクシェアの自転車

使用方法も自転車に記載されています。

バイクシェアの自転車

電動自転車の電池部分です。

バイクシェアの自転車

ペダルもサイズが大きかったです。

バイクシェアの自転車

かごもビッグサイズです。

バイクシェアの自転車

かごには網目タイプもありました。

バイクシェアの自転車

貸出・返却状況の確認もできます。

実際に使用した感想、体験レポ

バイクシェアの自転車

ドコモバイクシェアは比較した3社の中で最もマップが見やすかったです。

Googleマップと似ているマップが利用できました。

ドコモバイクシェアはアプリをダウンロードしてから、個人情報の登録まで5分程度かかります。

番号を打つタイプよりもQRコード付きの自転車の方が手軽に借りられました。

大阪・難波で利用すると、想像以上に人通りが多いところにポートが設置されていて驚きました。

バイクシェアの自転車

人が多すぎて、借りた場所からは自転車の乗車が難しかったです。

自転車を押して人通りが少ない場所へ移動してから使用を開始しました。

左側のディスプレイを操作すると電動自転車の機能がスタートします。

ディスプレイでは電動自転車の電池の残量が確認できます。

ドコモバイクシェアは重量があるためスピードが出せない場所ではやや運転に不安を覚えます。

電動アシストを使えば、重たい車体も軽い力で操作できました。

自転車の重さがある分、スピードを出した時に安定感はあります。

バイクシェアの自転車

サドルの高さの調整は、調整できるハンドルが固く閉まっており不可能でした。

サドルのハンドルの固さは車体ごとに異なるでしょう。

かごがかなり大きいため、大きいサイズの荷物もすっぽり入りました。

LUUP(ループ)

ループの自転車

・おすすめ度:★★★★☆(4点)
・会社名:株式会社Luup
・設置エリア:東京、大阪、京都、横浜、仙台、宇都宮、名古屋、神戸、広島、福岡
・自転車の種類:ミニベロの電動自転車
・アプリ:LUUP/ループ:シェアサイクル &電動キックボードシェア
・マップの見やすさ:★★★☆☆(3点)
・予約までの手軽さ:★★★★★(5点)
・設置エリアの広さ:★★★☆☆(3点)
・使い心地の良さ:★★★★☆(4点)

ループはシェアサイクルというよりも、電動キックボードのレンタルサービスとして有名な会社でしょう。

他2社と異なるところは自転車の種類です。

小型な自転車であるミニベロを採用しているため、小柄な方や力が弱い女性でも利用しやすいという特徴があります。

料金

ループの看板

ループの料金は下記の通りです。

  • ライド基本料金 50円(税込)・時間料金 1分ごとに15円(税込)

10分ご利用の場合の料金はこちらになります。

  • ライド基本料金:50円
  • 時間料金:150円(15円/1分×10分)
  • ライド料金(ライド基本料金+時間料金):200円

通常料金と異なる都市・地域の料金体系のエリアもあります。

2024年4月現在は電動キックボード・自転車ともレンタル料金が同様です。

使用方法

ループのアプリ

ループは比較した3社の中で貸出・返却ともに最も簡単でした。

ループも専用のアプリのダウンロードが必須です。

事前にアプリのダウンロードと個人情報の登録をおこないましょう。

  • 貸出方法
  1. アプリをダウンロードする
  2. アプリを開き車両を借りるポートを探す
  3. 電動自転車を選択する
  4. ポートについたらアプリを立ち上げて車両のQRコードをスキャンする
  5. 目的地を設定したらライドを開始する
  • 返却方法
  1. 返却ポートについたら「ライド終了」をタップする
  2. 手で後輪の鍵をしめる
  3. ポート枠内の自転車を写真撮影
  4. お支払い完了

自転車の詳細

ループの自転車

ハンドルの中央にQRコードがあります。

右側にはスマホホルダーが設置されていました。

ループの自転車

サドルです。

ループの自転車

ペダルはこちらになります。

ループの自転車

かごは低めに設置されています。

ループの自転車

自転車のスタンドはかなり小さいです。

実際に使用した感想、体験レポ

ループの自転車

ループの自転車は重心が低いため、スピードの速度に関係無く安定して運転できます。

自転車の重量は比較した3社の中で最も軽く感じました。

自転車が軽いためちょっとした移動も楽にできます。

サドルが低めに設置されているため、足がしっかりと地面に着きます。

自転車のサイズは小さめですが、かごは底も深く大きい鞄も入るサイズでいた。

ループの自転車

安定感があるためスピードが出しやすいです。

レンタル方法が「QRコードを利用してのレンタル」で統一されているためシンプルで貸出・返却がおこないやすいです。

返却時はポートに返却した自転車の写真撮影をおこなう必要があるところはやや手間に感じました。

貸出をおこなうさいに返却場所を決める作業もほんの少しだけ手間です。

ループの自転車

返却のポートは、適当な場所に指定しておいても後からを変更ができます。

道沿いの返却場所の場合、周りに注意しながらポートの自転車を撮影しましょう。

右側にスマホホルダーがあるためマップを確認しながら運転できて便利でした。

HELLO CYCLING(ハローサイクリング)

ハローサイクリングのロードバイク

・おすすめ度:★★★☆☆(3点)
・会社名: OpenStreet株式会社
・設置エリア:岩手県、茨城県、栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、山梨県、長野県、大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県、香川県、愛媛県、広島県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、沖縄県
・自転車の種類:シティバイク(ママチャリ)の電動自転車、ロードバイクの電動自転車
・アプリ:HELLO CYCLING – シェアサイクル
・マップの見やすさ:★★★★★(5点)
・予約までの手軽さ:★★★☆☆(3点)
・設置エリアの広さ:★★★★☆(4点)
・使い心地の良さ:★★★☆☆(3点)

ハローサイクリングは岩手県から沖縄県まで広範囲にサービスを展開しています。

特に関東でのエリアカバー率が高い傾向にあるでしょう。

人口が多い場所ではシティバイクだけではなく、電動アシスト付きのロードバイクもシェアサイクルをおこなっています。

料金

ハローサイクリングの駐車場

ハローサイクリングの料金はこちらです。

  • 大阪府 最初の30分130円 15分延長ごと100円 12時間まで1,800円
  • 東京都※板橋区を除く 最初の30分130円 15分延長ごと100円 12時間まで1,800円
  • 沖縄県 最初の30分設定無し 15分ごと100円〜 12時間まで1,800円

ハローサイクリングもエリアごと・自転車の種類ごとに料金が異なります。

都心よりも観光地の方が料金がやや高い傾向にありました。

使用方法

ハローサイクリングの看板

ハローサイクリングも専用のアプリを事前にダウンロードしておきましょう。

個人情報の登録を済ませておけばスムーズに使用がスタートできます。

  • 貸出方法
  1. アプリをダウンロードします
  2. 利用可能な車両を探します
  3. 車両後輪のロックのQRを使って予約します(※車両後輪のロックのランプが緑色に点灯している車両が貸出可能)
  4. ハローサイクリングのアプリのQRボタンからカメラを起動します(※車両後輪のQRコードにカメラをかざしてスキャンしてください)(※QRコードが読み取られると予約内容が表示されるので確認します)
  5. 利用したい決済方法にて「予約する」ボタンをタップしてください(※車両後輪ロックのランプが青色に点滅ししたら予約が完了です)(※車両ロックに記載されている車両番号と、予約した車両番号が一致していることを確認します)
  6. 車両後方についているロックをアプリから解錠することで利用開始となり、利用料金が加算され始めます
  7. 車両近くで、アプリ内の「解錠」ボタンをタップすると車両のロックが解錠されご利用いただけます
  • 返却方法
  1. 手動で施錠します
  2. 後輪サークル錠のつまみを押し込みながら下へ止まるまで回し、施錠します
  3. スマートロックの「RETURN」ボタンを押してください
  4. 返却が完了すると、ピピッと2回ブザー音が鳴り、LEDランプが緑色に変わります(※同時にアプリ内メッセージに返却完了の通知が送られます)

自転車の詳細

ハローサイクリングのシティバイク

シティバイク(ママチャリ)の詳細

ハローサイクリングのシティバイク

左側にディスプレイがあります。

ハローサイクリングのシティバイク

右側にはベルがありました。

ハローサイクリングのシティバイク

サドルです。

ハローサイクリングのシティバイク

網目状のかごです。

ハローサイクリングのシティバイク

ペダルになります。

ハローサイクリングのシティバイク

ライトは明るいです。

ハローサイクリングのロードバイク

ロードバイクの詳細

ハローサイクリングのロードバイク

ハンドルの正面にディスプレイがあります。

ハローサイクリングのロードバイク

サドルです。

ハローサイクリングのロードバイク

左側にスイッチがあります。

ハローサイクリングのロードバイク

右側にベルがありました。

ハローサイクリングの注意書き

注意書きがあります。

ハローサイクリングのロードバイク

後輪です。

実際に使用した感想、体験レポ

ハローサイクリングのロードバイク

ハローサイクリングの自転車はドコモバイクシェアよりは重量が軽かったです。

ループの自転車よりは重く感じました。

電動アシストの電源お付けると重さを全く感じずにグイグイと進めます。

ドコモバイクシェアの方が電動アシストの力は強かったように思えます。

スピードが表示されるディスプレイがあります。

1回目の返却時にアプリに決済が反映されずに、エラーがでました。

2回目の操作のさいは無事に決済が反映されました。

貸出・返却の操作は簡単なため慣れればエラーを起こさずにスムーズにできました。

ハローサイクリングのアプリ

ロードバイクはタイヤが思ったよりも細くありませんでした。

私はロードバイク初心者でしたが、タイヤが太いこともあり、すぐに乗りこなせました。

初心者にも優しいロードバイクでした。

ロードバイクに慣れてない方は空いている場所から乗り始めた方が安全でしょう。

ハローサイクリングのロードバイク

ロードバイクにも電動アシストが付いているため、電動アシストを付けると簡単にスピードが出せます。

シティバイクよりもロードバイクの方が車体が軽かったです。

ロードバイクに挑戦したい方、ちょっと試したい方も手軽にロードバイクを始められるきかっけになります。

カゴが無いためサイクリング向けの車体だなと感じました。

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まとめ

ループの自転車

シェアサイクルは数百円から気軽に利用できる最先端の移動手段です。

自転車のメンテナンス、駐車場代、自転車代、月額費も不要で綺麗な電動自転車をいつでも好きなときに利用できます。

世代を問わずに楽しめる運動としての活用もできるでしょう!

アプリのダウンロード、支払いや個人情報の登録などは前もっておこなっておくとスムーズに利用が始められます。

シェアサイクルにはいわゆるママチャリ(シティバイク)だけではなく、ロードバイクやミニベロ(小径車)もありました!

生活スタイルや好みに合った自転車をシェアサイクルすれば、日常や旅先の移動がさらに快適になるでしょう!



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