棒アイスとカップアイス、皆さんはどちらが好きですか?
私は断然カップ派です。
カップアイスの祖先が純粋なアイスクリームだとすると、棒アイスの祖先はアイスキャンディー。
高級品だったアイスクリームに比べると、棒アイスはどうしてもチープなイメージがぬぐえません。
代表的なラインナップを見ても一目瞭然、ハーゲンダッツ、フォション、レディボーデン、MOW、爽…、カップアイスは、ほとんどが濃厚で食べごたえあるアイスクリームですよね。
また、ミルクやクリームなど素材や口当たりにこだわりが感じられます。
それに比べ棒アイスは、ガリガリ君を代表とするアイスキャンディー系が主流。
ホームランバーなどバニラ・ミルク味の棒アイスときたら、所詮ラクトアイスかアイスミルク、濃厚なカップアイスの足元にも及ばないではないですか。
決してアイスキャンディーが悪いわけではありませんが、私の中には長い間「カップアイス>棒アイス」というカースト制度が出来上がっていたわけです。
目次
パルムとの出会いがすべてを変えた!
ところが最近、パルム(PARM)と出会ったことで、私の中のアイスカーストがもろくも崩れ去りました。
棒アイスなのにパルムときたら、カップアイスに勝るとも劣らない本格的なアイスクリームだったのです。
知らないうちに棒アイスがここまで進化していたとは!
棒アイスを高級アイスにアップグレートさせた森永さん、素晴らしいです。
棒アイスがチープとか言ってすみませんでした!
ほんとに深く反省した次第です。
先ほども書きましたが、棒アイスの多くはこれまでアイスミルクやラクトアイスでした。
ちなみに、ラクトアイスは乳固形分が3.0%以上の物、アイスミルクは乳固形分10.0%以上で乳脂肪分3.0%以上の物です。
それに対し、アイスクリームと呼べるのは乳固形分15.0%、乳脂肪分8.0%以上の物のみ。
パルムは、棒アイスでありながらプレミアムアイスクリーム同様、乳脂肪分8%以上のアイスクリームグレードなのです。
これが美味しくないわけがない!
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パルムの美味しさ!
しかも、急速凍結により氷の結晶を細かい状態に保っているため、舌触りのなめらかさも抜群です。
何より素晴らしいのは、コーティングチョコレートの溶ける温度に着目し、口の中でチョコとアイスが同時に溶けるように作られていること。
一口食べたらわかりますが、パルムのコーティングチョコはどこまでもアイスと一緒についてくるのです。
噛まれても一緒、溶けるのも一緒、胃に落ちるのも一緒…パルムの一番の魅力は、外側と中身の一体感なんですよ。
アイスクリームのなめらかな舌触りに溶けたチョコのなめらかさが相まって、口の中で極上のハーモニーを奏でるのです。
どうです?パルムは外側のチョコだけパリパリ割れて落ちるこれまでの棒アイスとは一味も二味も違う事がわかっていただけたでしょうか。
箱入りパルム5種類を食べ比べてみることに
さて、ホームページによると現在5種類の箱入りパルムが販売されています。
いくらパルムが好きでも、全種類を一度に食べ比べたことのある人はあまりいないのではないでしょうか?
そこで今回は、この5種類を味わい尽くし、勝手にランキングしてしまおうというわけです。
各製品の詳細と特徴は、パルムのホームページからの抜粋です。
では早速、基本のチョコレート味から試食開始です。
パルム チョコレート
- 内容量:55ml×6本
- カロリー:145kcal (1本当たり)
- 希望小売価格:420円 (税別)
- 特徴:しっとりなめらかな口どけで愛され続けるPARM(パルム)の定番
パルムの定番チョコレート味は、しっかりカカオの香りがする甘すぎないチョコレートと、濃厚なのにくどさを感じないバニラアイスの絶妙なコンビネーションです。
パルムのチョコレートは体温で溶けるようコントロールされ、アイスとチョコが口の中で一緒に溶けるというのは本当でした。
チョココーティングされたアイスは、普通、気をつけて食べないとチョコだけポロポロ先に取れてしまいますが、パルムはそんな心配は無用。
アイスとチョコが一緒に柔らかくなるためチョコが落ちてしまう心配がありません。
ポロポロはがれるチョコレートが好きな人もいるでしょうが、一緒に溶ける快感を覚えてしまうと元には戻れない感じがします。
フリーザーから出したての硬いうちでもチョコとアイスのハーモニーを感じますし、溶けて柔らかくなればソフトクリームのようななめらかさでバニラとチョコが混じり合います。
さすが王道の組み合わせ。文句なしに美味しいです。
評価:★★★★★(5点)
パルム ストロベリー&ホワイトチョコ
- 内容量:55ml×6本
- カロリー:132kcal (1本当たり)
- 希望小売価格:420円 (税別)
- 特徴:甘酸っぱく、豊潤な苺の味わいとホワイトチョコのやさしい甘さ
ホワイトチョコのコーティングの下に、アイスのピンク色とうずまき状の苺ソースの色が透けて見えます。
パルムの中では一番見た目が美しいです。
ホワイトチョコのコクと、ストロベリーアイスの優しい甘さ、さらに果汁50%のいちごソースの甘酸っぱさの配分が絶妙です。
実を言うとこれまで果物系のソースが入ったこの手のアイスは、甘いアイスon甘いソースで苦手でした。
しかし、パルムの場合イチゴソースに酸味があるせいか、単純に甘くなりすぎないため最後まで美味しく食べることができました。
個人的には、ホワイトチョコがもう少し厚いとなお嬉しいです。
評価:★★★★☆(4点)
パルム アーモンド&チョコレート
- 内容量:58ml×6本
- カロリー:171kcal (1本当たり)
- 希望小売価格:500円 (税別)
- 特徴:アーモンドの香ばしさと食感がPARM(パルム)をさらに贅沢にカリフォルニアの大自然が育てた風味豊かなアーモンド
一口食べて、アーモンドが美味い!と思いました。
今まで食べたアイスの中で、これほどアーモンドが美味いと感じたアイスがあったでしょうか?
いや、ないな。
コーティングチョコにちりばめられたアーモンドは、一般的にしなっとしてアーモンドというよりカシューナッツな歯ごたえの物が多かったと思います。
ところがパルムのアーモンドは、本当にカリッと音がして、ローストアーモンドの香ばしさがそのまま残っています。
素焼きアーモンドを食べ慣れている私も、納得の美味しさでした。
ホームページによると、高温の熱風でこんがり香ばしくローストしているので、素材の持つ風味が引き出され、かりっとした触感が楽しめるのだとか。
これはイイ!
アーモンドの分カロリーが高めなのですが、それは見なかったことにして食べてほしいです。
評価:★★★★★(5点)
パルム 濃厚フロマージュ
- 内容量:55ml×6本
- カロリー:141kcal (1本当たり)
- 希望小売価格:420円 (税別)
- 特徴:複数のチーズが織りなす濃厚なチーズ感
袋を開けた途端、レアチーズケーキのような良い香りがします。
チーズチョココーティングの奥に感じる少しの塩気と、チーズ風味の甘いアイスクリームがよく合います。
チーズチョコにはクリームチーズパウダーが練りこまれ、アイスクリームの方にはクリームチーズとマスカルポーネが使われているそうです。
安っぽいチーズ味にありがちな油の浮いた感じや嫌なチーズ臭さがありません。
今までチーズ味を敬遠していた人でも美味しく食べられると思います。
チーズケーキが好きな人は、絶対この味も好きなはず。
真夏というより、どちらかというと秋冬に食べたくなるリッチな味わいです。
評価:★★★★☆(4点)
パルム チョコレート&チョコレート プラリネ仕立て
- 内容量:55ml×6本
- カロリー:145kcal (1本当たり)
- 希望小売価格:420円 (税別)
- 特徴:記憶に残るコク深いチョコレートアイスクリーム
カカオ分の高いクーベルチュールチョコレートと、焙煎したナッツに加熱した砂糖を和えカラメリゼしたプラリネを混ぜ合わせたチョコレートアイスクリームだそうです。
個人的には、中のチョコアイスにあまりプラリネらしさを感じませんでした。
外側のチョコレートコーティングのカカオが濃厚なので、アイスのチョコレート感が薄れてしまうのかもしれません。
チョコ+チョコという事で全体的にねっとりと濃いチョコレート味を想像していましたが、しつこさはありません。
美味しくないわけではないのですが、他のパルムに比べてあまり驚きを感じなかったです。
評価:★★★★☆(4点)
パルム ストロベリー
- 内容量:55ml×6本
- カロリー:130kcal (1本当たり)
- 希望小売価格:450円 (税別)
- 特徴: 苺の味わい引き立つ、すっきりとした後味
以前にも確か季節限定で、何度かストロベリー味のパルムがありましたね。
これまでのパルムストロベリー味といえば、いちごジャムが使われたり、いちごシャーベットだったりと一般的なものとはちょっと違っていました。
しかし、現在販売されているこちらは、ストロベリーアイス+ストロベリーチョコの正統派です。
ストロベリーアイスクリームは、フレッシュないちごの香りでミルク感強めの濃厚アイス。
果汁5%入りで本物のイチゴらしさも感じます。外側のイチゴチョコレートは思ったより酸味が強めでした。
この甘酸っぱいチョコレートと中のマイルドでミルキーなストロベリーアイスが口の中で良い具合に混ざり合い、とっても美味しいです。
評価:★★★★★(5点)
パルム コーヒー&チョコレート
- 内容量:55ml×6本
- カロリー:140kcal (1本当たり)
- 希望小売価格:450円 (税別)
- 特徴:エチオピアモカを使用した、コーヒーのコクと
- ほろ苦い味わいを楽しめる期間限定商品
コーヒーアイスとチョコレートアイスをうずまき状に組み合わせ、セミスイートチョコでコーティングしています。
コーティングチョコは、ビターな苦味がしっかり感じられる高級感あるタイプ。
コーヒーアイスは甘すぎず、チョコアイスとのバランスがとても良いです。チョコレートアイスの部分はチョコというよりココアっぽいです。
コーヒーアイスもチョコアイスもそれぞれあまり主張せず、全体的にミルク感強めの味でまとまっています。コーヒーの香りはありますが苦味は全く感じません。
中のアイスだけ食べるとあまり特徴のない感じなのに、そこに上質なコーティングチョコが合わさると不思議と飽きの来ない美味しさで後を引きます。
評価:★★★★☆(4点)
パルム 抹茶
- 内容量:55ml×6本
- カロリー:129kcal (1本当たり)
- 希望小売価格:450円 (税別)
- 特徴:宇治抹茶を使用し、抹茶由来の旨味や甘味に加えてしっかりとしたコクの中に苦みも
抹茶チョコで抹茶アイスをコーティングしています。チョココーティング部分はかなり薄く、アイスと一体化して剥がそうとしても剥がれません。
食べてみると、思ったより抹茶の香りは薄めです。アイス自体も、色は抹茶色で確かにお茶の味なのですが、抹茶らしい香りや苦味をあまり感じないような…。
もう少し大人向けの味を想像していたのですが、苦味や渋みがない分、甘さだけが口に残ります。
チョコもアイスも抹茶感が少なく、不味いわけではないのですが食べ終わる前に飽きてしまいました。
濃厚な抹茶感が好みなので、ちょっと期待外れでした。
評価:★★★☆☆(3点)
私が美味しいと思ったランキング
いかがでしたでしょうか?
さすがはパルム、どの味を食べてもハズレがありませんでした。
私が美味しいと思った順位をあえてつけるとすれば、以下のようなランキングになります。
5位 パルム 濃厚フロマージュ
4位 パルム コーヒー&チョコレート
3位 パルム ストロベリー
2位 パルム アーモンド&チョコレート
1位 パルム チョコレート
チョコレートは定番だけあって、本当にいつ食べても誰が食べても間違いなく満足できる味だと思います。
もし、まだパルムを食べたことがないという人がいてどれかを勧めるとしたら、間違いなくこのチョコレートを選ぶでしょう。
私の棒アイスへの認識を変えたのも、このチョコレート味でした。
上質のバニラアイスとチョコレートは、永遠の組み合わせですよね。
他の味へ浮気をしても、最後にはやっぱりここに戻ってきてしまいます。
それぐらい何度食べても飽きないということですよね。
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さいごに
パルムは、これまでも定番品に加え季節によって限定の味が登場していました。
過去のラインナップをちょっと調べてみたところ、冬から春にストロベリー、春から夏にオレンジ、秋に抹茶やチョコレート&チョコレートなどのフレーバーが登場しているようです。
つい最近も、去年に引き続きオランジェットが登場し、早くも美味しいと話題になっています。
季節限定商品もパルムの魅力の一つです。
興味のある方は、この機会に様々な味のパルムを食べ比べてみてはいかがでしょうか。
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