今回ご紹介するのは、2012年にオープンした堺市・津久野のパン屋「パンドサンジュ」さんのクッキーとびばこパンです。
クッキーとびばこパンとは、パンドサンジュの看板商品「とびばこパン」に、色とりどりのかわいいクッキーをかぶせたメロンパン風のパンのこと。
オリジナルの「とびばこパン」より一回り小さなパンと、本格的なクッキー生地のコラボレーションは、見た目に可愛く、さらにクッキーとパンの美味しさを一度に楽しめます。
上部のクッキーは、小さくてもこだわりの本格派。
店主さんは修業時代に焼き菓子を担当していたそうで、その時の経験と技術が生かされているのです。
今回はこのクッキーとびばこパン全12種類をお取り寄せしてみました。
全種類食べ比べ、最後に特に美味しかったおすすめの味を発表します。
目次
クッキーとびばこパン全12個が冷凍便で届く
今回お取り寄せした商品の詳細です。
【冷凍】クッキーとびばこパン 12個セット 送料込み
通常価格 ¥2,580
内容量
- ふわふわ × バニラ・チョコ・メロン(3個入)1袋
- ふわふわ × いちご・セサミ・バナナ(3個入)1袋
- ライ麦 × バニラ・チョコ・メロン(3個入)1袋
- ライ麦 × いちご・セサミ・バナナ(3個入)1袋
クール(冷凍便)で到着した時のパンはこちら。
「急速凍結」&「密封」の焼き立て状態で配送されてきます。
小さめの段ボール箱を開けると、可愛くラッピングされたパン3個入りが4袋入っていました。
ラベル付きで、中身が一目でわかります。この時点ですでにかわいい!
隙間には緩衝材が詰められ、配送中に動かないよう配慮されていました。
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パン生地は2種類
クッキーとびばこパンは、大きく分けて大人専用タイプ6種類とふわ生地タイプ6種類の2種類に分かれています。
上段の大人専用タイプは、パン生地にライ麦が使用され、甘さ控えめで塩味が効いた生地で作られています。
下段はふわ生地タイプで、子供から大人まで誰でも美味しく食べられる甘くやわらかな菓子パンタイプの生地です。
では、早速試食してみましょう。
Pain de Singe(パンドサンジュ)公式サイトによると、自然解凍でいつでも「できたて品質」を味わえるとのこと。
なので、まずはそのまま解凍して切ってみることに。
左側がふわ生地タイプ、生地の色がすこし黄色っぽいのは卵が入っているのでしょうか?
パンドサンジュさんの開店以来、あんぱんやクリームパンに使われている菓子パン生地で、やわらかくて大好評なのだそうです。
右側が大人におすすめのこだわり生地でできたタイプ。
パンドサンジュさんのカンパーニュに使われているものと同じで、生地にライ麦が配合されています。
ふわ生地と比べるとほんの少しだけ小さいように見えるのは、ライ麦入りのため若干膨らみが弱いのかも。
計ってみると、どちらも大きさは約6×6㎝。
感覚的には、小さめのテーブルロールや小さめのバターロールといった感じでしょうか。
クッキーとびばこパン全12個を食べ比べた
以下、6色のクッキーごとにご紹介します。
バニラ
やわらかいパン生地の上にバニラ香るプレーンクッキーがのっています。
どちらのパン生地とも似たような色目なので、見た目の派手さはありませんが、クッキーが甘すぎずパン生地との相性が良いです。
パンの味を邪魔せず、メロンパンのような一体感を感じました。
トースターで軽く温めると、ドーナツ屋さんのような甘い香りが広がり、クッキー生地のサクサク感も際立ちます。
ふわふわ生地の方がクッキーと良く合うように思いました。
チョコ&カレンズ
ほろ苦いクッキ―生地の中に、チョコチップと小粒で酸っぱくないレーズン(カレンズ)が入っていました。
カレンズとチョコチップが食感と味のアクセントになりいい感じ。
クッキーは油脂感少な目、カカオが香る濃厚なチョコ味です。
上質のブラウニーのようなクッキーは甘めのふわ生地、ライ麦生地のどちらとも良く合います。
チョコ味が濃いので、クッキー部分と一緒に食べると完全にチョコパンの味です。
果汁入メロン
パステルグリーンのクッキー生地と、パンの色のコントラストが見た目に可愛いです。
軽く温めると、甘ーいメロンの香りが増して、さらにメロンパン感がアップします。
優しい香りと甘さのクッキーで、人工的なメロン味ではないのがいいですね。
香料だけでなく、ちゃんとメロン果汁が入っているのがポイントです。
何もつけずそのまま食べると、まるっきりメロンパン。
このクッキー生地をふんだんに使ったメロンパンを食べてみたくなりました。
つぶつぶイチゴ
鮮やかなピンク色のクッキーがキュートなとびばこパンです。
インスタ映えする見た目もさることながら、イチゴのクッキー生地は味だって負けていません。
イチゴの香りが濃厚で、甘酸っぱさが絶妙です。
イチゴの味が濃厚なのは、原料にいちごのピューレとつぶつぶのイチゴ顆粒が使われているからでしょう。
イチゴクッキーは見た目どおりお菓子感強めで、ふわ生地との相性が抜群です。
ローストセサミ
香ばしくブレンドした黒ごまと白ゴマ、「すりごま」と「いりごま」の全てが入ったセサミ味。
見た目から想像するより、かなりゴマ風味が濃厚なクッキーでした。
市販のセサミクッキーより、よっぽど沢山ゴマが使われている感じがします。
真っ黒なごませんべいが好きな方は、絶対好きな味だと思います。
正直、このクッキーを単品で売って欲しいぐらいです。
ふわ生地より、塩気のあるライ麦生地との相性が良い気がします。
黒ごまペーストとハチミツをパンに塗ると美味しいですよね?
そんな素朴な味です。かなりハマります。
ココナッツバナナ
最初見た時に一番味の想像がつかなかったのがこちら。
甘いバナナの香りから、甘ったるい味を想像しますが食べるとそこまで甘くなく、中からシャリシャリ食感のココナツが。
南国トロピカル気分が味わえる、夏向きのパンです。
しつこそうなイメージでしたが、食べてみると想像よりずっと爽やか。
パンとは合わなそう…と思っていましたが、これが不思議に美味しかったです。
小腹が空いた時のおやつにも良さそう。
これはライ麦生地より圧倒的にふわ生地がおすすめです。
パンドサンジュについて
いかがでしたでしょうか?
お店の名前Pain de Singe(パンドサンジュ)は、「おサルのパン」という意味のフランス語。
お店のロゴマークにも、とびばことおサルのモチーフが使われています。
今回紹介したのは「クッキーとびばこパン」ですが、その元になる「とびばこパン」はパンドサンジュで10年来の人気商品。
発売当初からNHK「ガッテン」、日本テレビ「ZIP!」、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」やオレンジページ、クロワッサンなど様々なメディアに取り上げられています。
また、大阪堺市津久野の本店をはじめ、全国の百貨店やイベントで催事販売も行っていたので、ご存知の方も多いかもしれません。
とびばこパンの材料は、本当にシンプル。
油はトランス脂肪酸の少ない米油をセレクト、卵や乳も使わずに高品質なパンを提供しています。
そのとびばこパンを小さくし、クッキーをかぶせて新たに登場したのが「クッキーとびばこパン」です。
おすすめのクッキーとびばこパン
どれも美味しかったのですが、この中でも今回特に美味しいと感じたものを発表します。
おすすめその1:ローストセサミ
白、黒、すりごま、いりごまが全てミックスされたゴマづくしのクッキーが絶品です。
香ばしいゴマの香り、コクのある風味がライ麦生地の塩気とベストマッチです。
ふわ生地とも合いますが、菓子パンぽくないライ麦生地と一緒に食べても全く違和感のないクッキーってすごいです。
おすすめその2:チョコ&カレンズ
ほろ苦いクッキーに、チョコチップとチョコチップによく似たカレンズ。
単調になりがちなチョコクッキーに食感と甘さのアクセントが加わり、食べていて飽きません。
ただのチョコクッキーでも良い所を、わざわざチョコチップとカレンズを加えているあたりに、オーナーの職人気質を感じました。
美味しいです。
おすすめその3:ココナッツバナナ
多分、お店に並んでいたら自分では選ばないであろうフレーバーです。
夏らしさ、トロピカルさを感じさせるフルーツって、マンゴー、パイナップル、パッションフルーツなど色々ありますよね?
バナナは一年中あるし、身近すぎてイマイチときめかない…(失礼)
正直期待していなかったのですが、そんな気持ちを大きく裏切ってくれました。
爽やかなバナナの香り、甘すぎないバナナ味とシャリシャリのココナツが素敵にトロピカル!
やだ、美味しい~。ちょっとこれ食べてみて!
そう言いたくなる味です。
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さいごに
試食して感じたのは、パン生地の美味しさはもちろん、どのクッキーもそれだけで食べたいぐらい美味しいということ。
思わずクッキーだけ剥がして食べたくなります。
トースターで軽く温めると、クッキーがさっくり、パンも外側がサクサク中はふわふわでより美味しくなりますよ。
コロナ禍でまだ外食に気を使う中、普段食べられないようなパンをお取り寄せしてプチ贅沢するのも悪くないですよね。
見た目にもかわいいので、アウトドアのお供にするのも良いのではないでしょうか?
パンドサンジュのパンは、焼きたてにスチームをかけて急速凍結する独自の「しっとり冷凍」製法。
ピクニックに持って行けば、目的地に着くころには解凍されて焼きたて同様のパンが食べられます。
オリジナルの可愛くて写真映えするパンは、きっと皆を笑顔にしてくれるはず。
興味のある方は、是非一度パンドサンジュのオンラインショップを覗いてみてください。
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