ケーキというとどのようなケーキが思いつきますか?
ショートケーキ、チョコレートケーキ、チーズケーキ、モンブランにティラミス。
日本人にとっての、定番なケーキを常時30種類近くショーケースに揃えていて、日本全国36都道府県に店舗がある、シャトレーゼ。
ケーキなどの洋菓子から焼き菓子、チョコレート、アイス、和菓子、米菓子から飲料、ワインまで取り扱っているお菓子を中心とした食品メーカーです。
そんなシャトレーゼのケーキの中から定番で常時店舗で取り扱いのあるもの15種類を大人買いして、食べ比べてみました。
今後シャトレーゼのケーキを購入する際、参考にしていただけたら幸いです。
目次
シャトレーゼとは?
シャトレーゼは山梨県甲府に本社を持つお菓子を中心としたお菓子メーカーです。
「自然のおいしさと。人を想うおいしさと。」をキャッチフレーズに、素材にこだわった安心安全なお菓子を提供しています。
昭和29年に山梨県の甲府で今川焼き風のお菓子「甘太郎」からはじまったシャトレーゼ、現在は国内36都道府県と海外にもシンガポール、台湾、中国をはじめとした7カ国に店舗を拡大しています。
山梨県に3つの工場があるほか、北海道の栗山と九州は博多にそれぞれ工場があり、全国の店舗へ商品を供給しています。
店名のシャトレーゼ(Chateraise)は、フランス語の「城」を意味する「シャトー」(Chateau)と「ぶどう」を意味する「レザン」(raisin)の造語で「ぶどうの城」を意味しています。
これは創業地であり、本社のある山梨県がぶどうの産地というところから来ているそうです。
- シャトレーゼ公式サイト
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シャトレーゼ定番ケーキ15種類を食べ比べてみた
今回は期間限定というようなものは避けて、定番のものから、ショートケーキ、チョコレートケーキ、チーズケーキ、ティラミス、モンブラン、その他と大きく6タイプのケーキを15種類購入してきました。
購入してきたケーキはこちらになります。
- 苺のショートケーキ
- スペシャル苺ショート
- スペシャルチョコ苺ショート
- チョコショート
- パリパリチョコショート
- ガトーショコラ
- オランダ産ベイクドチーズケーキ
- 苺とベリーのスフレチーズケーキ
- 極上ティラミス
- ティラミスカップ
- モンブラン
- 濃厚栗のモンブラン
- クレープ・オ・フレーズ
- ナボレオンパイ
- ストロベリー・バニラ
店舗によっては常時は置いてはなくて、事前予約しないと入荷の予定がないものもありますので、ご購入の際はお近くの店舗にお問い合わせください。
苺のショートケーキ
苺のショートケーキ
値段 | 180円 |
エネルギー | 320kcal |
脂質 | 21.5g |
“バニラスポンジで生クリームと苺パウダーを絡めた苺をサンドし、たっぷりの生クリームをしぼり、苺を飾り付けました。しっとりとした口溶けの良いバニラスポンジと優しい甘みの生クリーム、苺のシンプルな味わいが口の中に広がります。”(シャトレーゼHPより引用)
スペシャル苺ショート
値段 | 298円 |
エネルギー | 330kcal |
脂質 | 23.8g |
“新鮮な卵の力を最大限に引き出すために時間をかけてきめ細かく泡立て、独自配合の粉を加え、スポンジの気泡をつぶさないようにやさしくじっくり焼き上げバニラスポンジと乳の風味とコクのあり、すっきりとした口溶けの生クリームとフレッシュ苺を最もおいしいと感じられるバランスでサンドしました。生クリーム、スポンジ、苺の一体感が増しました。生クリームを絞り、苺を飾った定番の苺ショートケーキです。”(シャトレーゼHPより引用)
スペシャルチョコ苺ショート
値段 | 298円 |
エネルギー | 336kcal |
脂質 | 21.0g |
“チョコスポンジでフレッシュ苺とチョコ生クリームをサンドし、たっぷりチョコ生クリームをしぼり、苺をのせました。チョコ生クリームに、香り高い風味の高品質クーベルチュールチョコを使用した本格的なチョコ苺ショートケーキです。”(シャトレーゼHPより引用)
苺のショートケーキ3種食べ比べてみて
まず「苺のショートケーキ」と「スペシャル苺ショート」ですが、サイズが違うということと、使われてる苺の違いで100円の差額が出ているようです。
「スペシャル苺ショート」と「スペシャルチョコ苺ショート」でサンドされてる苺は生の苺が使われていますが、「苺のショートケーキ」はHP上では“苺パウダーを絡めた苺”と説明されているものがフリーズドライの苺が使用されています。
クリームやスポンジに関しては同じもののようなので、味の差はこのいちごの味わいの違いということになります。
実際、今回娘たちと食べ比べてみて、フリーズドライだということは娘達は知りませんでしたが、「スペシャル苺ショート」の方が全員一致で美味しいと感じられました。
もちろんフリーズドライも天然の素材を使ったもので人工的なものではないにしても、フレッシュな苺を使ったほうが美味しいということのようです。
3品に共通することですが、スポンジもふわふわでしっとりしていて生クリームの口溶けもいいショートケーキでした。
チョコレートケーキ
パリパリチョコショート
値段 | 298円 |
エネルギー | 504kcal |
脂質 | 36.2g |
“ベルギー産クーベルチュールチョコレートを使用した香り高いスイートチョコ生クリームとパリパリとした板チョコレートの絶妙な調和と食感をお楽しみいただけるチョコ尽くしのケーキです。”(シャトレーゼHPより引用)
ガトーショコラ
値段 | 280円 |
エネルギー | 353kcal |
脂質 | 21.6g |
“ふんわり・しっとりとしたチョコスポンジに、コーヒーミルクシロップをうち、チョコレートクリームをサンドし、チョコレートでコーティングしました。チョコレートは、本場ベルギーのクーベルチュールチョコレートを使用しています。なめらかなクリームとやわらかいスポンジの組み合わせは、まるで生チョコレートを食べているかのようです。チョコレートがお好きな方のデザートにぴったりの商品です。チョコレートクリーム:ミルクチョコ感をアップし、お子様にも食べやすいようにリニューアルしました。チョコスポンジ:コーヒーミルクシロップをチョコスポンジにうつことにより、さらにしっとりさせ、口溶けを良くしました。”(シャトレーゼHPより引用)
チョコレートケーキ2種食べ比べてみて
「パリパリチョコショート」はネーミングのとおり、チョコレートスポンジとチョコレートクリームの間に薄い板チョコがところどころサンドしてあって、パリパリとした食感を楽しめるケーキです。
先にご紹介している「スペシャル苺ショート」と苺が入っていないというだけの違いのようですが、こちらはチョコクリームだけでなく生クリームも使っているので、チョコレートづくしとはいえ、クリームのまろやかさもプラスされていて、とても食べやすいチョコレートケーキです。
一方の「ガトーショコラ」の方は、HPの説明にあるように生チョコレートをいただいているようなとても濃厚なチョコレートケーキです。
一般的にガトーショコラというと、チョコレートを使った焼き菓子でわりと重めのスポンジケーキですが、シャトレーゼのガトーショコラは断面をご覧いただいてもお分かりのように、チョコスポンジとチョコクリームのサンドなので口当たりとしてはとてもソフトなものです。
濃厚とはいえ、なめらかなクリームでダークではなくミルクチョコレート寄りなので年齢を問わず食べやすいガトーショコラです。
チーズケーキ
オランダ産ゴーダチーズ使用ベイクドチーズケーキ
値段 | 298円 |
エネルギー | 343kcal |
脂質 | 25.4g |
“マイルドな味わいでありながらミルキーな旨みとこくがたっぷりある、熟成期間5週間「オランダ産チーズ」と「イタリア産マスカルポーネチーズ ガルバーニ」、「フランス産クリームチーズ」の3種類を合わせた濃厚な味わいのチーズケーキに、熟成期間が7~8ヶ月と適度に熟成されたミルクの旨みと甘みが特長の「オランダ産チーズ」とクランブルをのせて焼き上げました。熟成期間の異なる2種類のチーズを使用することで、うまみが凝縮し、何度も食べたくなる、癖になるおいしさのチーズケーキです。”(シャトレーゼHPより引用)
苺とベリーのスフレチーズケーキ
値段 | 280円 |
エネルギー | 324kcal |
脂質 | 20.0g |
“フランスブルターニュ産クリームチーズで作った、しっとりとした口溶けの良いスフレチーズの上に苺風味スポンジをのせ、甘酸っぱい苺ソースをかけました。ラズベリー風味生クリームをたっぷり絞り、果肉入りブルーベリーソースをかけ、苺とラズベリーを飾りました。”(シャトレーゼHPより引用)
チーズケーキ2種食べ比べてみて
まず「オランダ産ゴーダチーズ使用ベイクドチーズケーキ」はHPの説明にあるように、またヴィジュアルからも想像できるかもしれませんが、重めのチーズケーキです。
オランダ産ゴーダチーズとイタリア産のマスカルポーネチーズ、フランス産のクリームチーズと3種類のチーズを使っているというのが特徴のようで、このうちオランダ産ゴーダチーズは10%使っているということはHP上に掲載されていますが、マスカルポーネチーズとクリームチーズの配合パーセンテージは不明、問い合わせたところ社外秘ということで教えてはもらませんでした。
いずれにしてもとても濃厚なチーズケーキで、チーズ好きな人にはコーヒーや紅茶だけでなく、ワインと合わせていただいても楽しめるケーキです。
対する「苺とベリーのスフレチーズケーキ」はとても軽いチーズケーキです。
スフレチーズケーキは粉類はいれず、クリーム状にしたクリームチーズにしっかりと泡立てた卵白をまぜ、卵白のちからで膨らませるケーキです。
チーズケーキだけでも充分なのに、苺風味の薄いスポンジをのせてあり、さらに甘酸っぱい苺ソースがかけてありチーズの風味にフルーティーな酸味をプラスしたとても食べやすいチーズケーキです。
このスフレチーズケーキに使われているクリームチーズは「オランダ産ゴーダチーズ使用ベイクドチーズケーキ」にも使われているフランス産クリームチーズのようです。
ティラミス
極上ティラミス
値段 | 270円 |
エネルギー | 225kca; |
脂質 | 14.8g |
“ティラミスクリームには本場イタリア産のマスカルポーネチーズを100%使用し、非常にリッチで濃厚な味わいのティラミスとなっています。マスカルポーネチーズのもつコク味と、口どけのよいクリームにコーヒースポンジのほろ苦い味わいが重なる、ティラミス本来の上品な美味しさがお楽しみいただける商品となっております。”(シャトレーゼHPより引用)
ティラミスカップ
値段 | 298円 |
エネルギー | 406kcal |
脂質 | 30.7g |
“ロールケーキにコーヒーシロップをかけ、口溶けの良い生クリームに北海道産マスカルポーネチーズを合わせたティラミスクリームを重ね、生クリームとココアパウダーで仕上げました。なめらかでコクのあるティラミスクリームのほんのりとした甘さに、コーヒーシロップとココアパウダーのほろ苦さがきいたちょっと大人のデザートです。”(シャトレーゼHPより引用)
ティラミス2種食べ比べてみて
本場イタリアのティラミスはサヴォイアルディというビスケットを使うのですが、シャトレーゼのティラミスと名前の入ったこちらの2品にはサヴォイアルディは使われていません。
独自のレシピのティラミス風ケーキということになります。”極上”とついているだけあって、イタリア産のマスカルポーネチーズを100%使用している「極上ティラミス」の方が味わいとしては本物の味に近いものかもしれませんが、断面を見ていただけるとお分かりのように、マスカルポーネチーズの使用量は少なめです。
生クリームとスポンジが占めてる分が多いので、日本人には食べやすい仕上がりになっています。
一方の「ティラミスカップ」ですが、こちらで使用されているマスカルポーネチーズは北海道産、カップの底にしかれたスポンジ生地(ロールケーキ)にはたっぷりのコーヒーシロップが染みこませてあり、コーヒーのほろ苦さがとても大人の味わいになっています。
カップデザートなので、お子様が気軽にスプーンで食べられるのでと選んでしまいそうなので、その点ご注意ください。
モンブラン
モンブラン
値段 | 198円 |
エネルギー | 257kcal |
脂質 | 13.9g |
“しっとりと焼き上げたアーモンド入りスポンジの上に、栗甘露煮を入れたスポンジ入りクリーム、栗の風味豊かで濃厚な栗餡カスタードクリームを重ね、マロンクリームで包み込みました。りんごの洋酒を使用しており、ほのかな香りが味に奥行きをもたせます。贅沢な気分が味わえるモンブランですので、ちょっとした手土産や贈り物、自分へのご褒美にいかがでしょうか。”(シャトレーゼHPより引用)
濃厚栗のモンブラン
値段 | 399円 |
エネルギー | 316kcal |
脂質 | 11.4g |
“バニラスポンジとダコワーズで、ナッツや米パフを入れたミルクチョコレートをサンドして、その上に、生クリームと栗ペーストを使用したマロンバタークリームとマロンクリームを絞りました。栗本来の豊かな風味がより一層味わえるよう仕上げました。栗とバター、生クリームの相性も抜群な、スイーツです。”(シャトレーゼHPより引用)
モンブラン2種食べ比べてみて
「モンブラン」と「濃厚栗のモンブラン」ではお値段が2倍も違う、この違いは?という観点で食べ比べてみました。
正直、ヴィジュアル的には「モンブラン」の方が高そうに見えると思うのはわたしだけでしょうか?
栗の甘露煮のトッピング、マロンクリームの色合いもなんとなく高級そうに感じたのですが、まず大きなお値段の違いは、制作工程にあるようで、「モンブラン」の方は主に機械で作られてるようです。
そして断面を見ても、スポンジの上にクリームを重ねていってるという感じで、作りとしては機械でも確かにできそうなシンプルなものです。
一方の「濃厚栗のモンブラン」は一部手作業が入るそうで、手間がかかってるようです。
土台となっている層もダックワーズとバニラスポンジと2種類の焼き菓子を使っていて、その間には食感が楽しめるナッツや米パフの入ったチョコレートが挟んであるこだわりようです。
栗ペーストを使ったマロンバターと生クリームを覆うようにきれいにマロンクリームを絞ってあります。
使われている栗の品種ももしかしたら違うのかもしれませんがそのへんは問合わせてもわかりませんでした。
その他
紅ほっぺ種苺使用 クレープ・オ・フレーズ
値段 | 324円 |
エネルギー | 402kcal |
脂質 | 25.7g |
“バターをたっぷり使用した風味豊かなクレープとバニラスポンジの間に、カスタード生クリームと生クリームの2種類のクリームをはさみ、その間に粒が大きく、果肉まで鮮やかな紅色になり、甘味と酸味のバランスがよい『紅ほっぺ種の苺』をサンドし、苺風味のナパージュで仕上げ、フリーズドライ苺と『紅ほっぺ種の苺』を飾った口溶けの良いクレープケーキです。※紅ほっぺ種苺は、生苺のみ使用しています。”(シャトレーゼHPより引用)
バター香るナポレオンパイ
値段 | 399円 |
エネルギー | 413kcal |
脂質 | 25.6g |
“酪農に適した気候で、良質な乳製品の名産地フランスブルターニュ地方で作られた芳醇な香りが特徴のバターを使用し焼き上げたパイで、シャトレーゼ自慢のうみたて卵としぼりたて牛乳、ニュージーランド産バターを使用し炊き上げたカスタードクリームを、口溶けの良い生クリームとあわせたカスタード生クリームとバニラスポンジをサンドし、苺をふんだんに飾り付けました。パイに塗ったラズベリーソースが味のアクセントとなっており、酸味と甘みのバランスが絶妙な一品です。”(シャトレーゼHPより引用)
ストロベリー・バニラ
値段 | 298円 |
エネルギー | 219kcal |
脂質 | 13.9g |
“苺シロップをたっぷり浸み込ませたチョコスポンジに、苺とラズベリーのムースとバニラムースを重ね層にしました。酸味のあるフリーズドライラズベリーを入れることにより味が繊細に重なり合い、複雑に絡み合うおいしさは、贅沢なスイーツです。”(シャトレーゼHPより引用)
「クレープ・オ・フレーズ」「ナポレオンパイ」「ストロベリーバニラ」を食べ比べてみて
まず、「クレープ・オ・フレーズ」はクレープとカスタードクリームを交互に何枚も重ねて作るミルクレープをアレンジしたケーキ、クレープとカスタードクリーム、さらにスポンジと生クリームを重ねたケーキで、かなりボリュームがあります。
紅ほっぺ種の苺を使用ということをアピールした商品なので、苺は生苺を使っているようです。
苺のショートケーキなど苺を使った商品もいろいろ購入してきましたが、一番苺をふんだんに使ってあるのが「バター香るナポレオンパイ」です。
パイとカスタードを重ねたミルフィーユの一種に分類されるケーキです。
皇帝=ナポレオンがかぶていた帽子に形状が似ていることが名前の由来になっているそうで、お菓子の皇帝とも呼ばれれるケーキですが、残念ながらパイの食感が大量生産により、シナシナになってしまっていて、フォークでカットするのも難しく、今回頂いた中で順位をつけるなら最下位という印象です。
最後になりましたが、実は単品の写真は一番最初の撮影となった「ストロベリー・バニラ」。
15個のケーキの中で一番カットが細く、ケーキそのものもムースケーキで柔らかいため自立していられず、フィルムをはがしたら倒れそうになってしまい、すぐに倒れてしまいました。
チョコのスポンジと苺のムースとバニラのムースが重なって層になっていて、ほどよい酸味と甘味がとても美味しい、個人的にはこれが一番好きです。
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定番ケーキ15種類食べ比べてみた結果まとめ
シャトレーゼのHPでケーキのラインナップを見ると似たようなものがいくつもあります。
今回も分類別にいくつか食べ比べてみましたが、基本となる素材、卵や小麦粉、生クリーム、牛乳などについては共通のようですが、一部の素材、特に果物系であったり、チーズの類、チョコレートが違ったり、また機械での大量生産品か手作業が加わる商品かでお値段が変わってくるようだということがわかりました。
まだまだお菓子の種類がたくさんあるシャトレーゼ、今回購入しませんでしたがシュークリームだけでも5種類あるので、また違う機会にシュークリームの食べ比べもしてみたいものです。
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