今回の比較はブルボンの箱ビスケットのうち、低価格のホームカフェシリーズ5種類とちょっと高級なエクセレントスイーツシリーズ4種類(2020年10月にリニューアル)の合計8種類です。
本当ならエクセレントスイーツも全種類揃えたかったのですが、残念ながら近所に取り扱いがなく、通販でも手に入りませんでした。
もし見つけたら是非買って食べてみようと思います。
※価格は2019.3現在、近所のスーパー&ヨドバシドットコムでの実売価格です。
さいごに全種類食べ比べてみてのおすすめランキングも発表します。
では、エクセレントスイーツシリーズから参りましょう。
目次
レザンヌ
- 商品名:レザンヌ
- 内容量:6個
- カロリー1個当り:103 kcal
- 価格:275円
なめらかな口どけのクリームと洋酒漬けレーズンの芳醇な香りが特徴のレーズンサンドです。見た目は、六花亭の〇ルセイバターサンドに似ていますね。
袋を開けた途端、洋酒漬けレーズンの良い香りがします。ただ、この手のお菓子にしては洋酒の香りは強くないと思いました。
クッキーは、甘さ控えめでしっとりとソフトな食感です。厚めのクッキーとクリームたっぷりボリューミーな見た目は、それだけでかなり高級感があります。
クリームはホワイトチョコレート入りだそうですが、食べてみてもホワイトチョコの味はわかりませんでした。
クリーム自体の味はこれといった特徴がないので、なめらかな食感と甘さを添えるという位置づけのようです。
常温保存のお菓子なので、生菓子のようなクリームというわけにはいかないのかも。クッキーとクリームの相性はとても良く、口の中で全てが滑らかに混ざって一体化します。
肝心のレーズンは量が一定ではないのか、ものによって3粒のこともあれば5粒のこともありました。
さすがに3粒しか入っていないものは、レーズン感が乏しくてかなり残念な感じがします。
おすすめ度:★★★☆☆(3点)
スポンサーリンク
サクリスミルクショコラ(※廃盤)
- 商品名:サクリスミルクショコラ
- 内容量:8本
- カロリー1個当り:63 kcal
- 価格:278円
ひねって焼きあげたパイ生地の底にミルクチョコレートがコーティングされたお菓子です。明けた途端、バターの良い香りが漂います。
商品説明によると「サクサク食感とマイルドなチョコレートが織りなす優雅で贅沢な味わい」とのことですが、一口食べてみるとそれほどサクサクでもないような…。
バターの香りと見た目は確かにパイですが、お馴染みのホームパイや源氏パイに比べると目が詰まっているというか、空気感が少ないです。思ったよりもっさりしている印象です。
チョコレートは、甘くてミルク感の強いマイルドなチョコレートです。パイもチョコレートも美味しいと思うのですが、なんだか普通。全体的になんだか物足りないような。期待しすぎたからでしょうか?
個人的には、カカオ香るビターなチョコレートコーティングで大人な感じ、もしくは空気をたっぷり含んだサクサクと軽い歯ごたえのパイの方がよかったなと思います。
おすすめ度:★★★☆☆(3点)
ラシュクーレ
- 商品名:ラシュクーレ
- 内容量:10枚
- カロリー1個当り:57 kcal
- 価格:275円
薄いラスクの片面にホワイトチョコレートをたっぷりコーティングした贅沢なラスクです。
ガトー〇ラダのラスクを彷彿させるこのフォルム、味を想像して期待が高まります。サクサクした薄めのラスクは食感が良く、ホワイトチョコレートと良くなじみます。
チョコは片面だけとはいえ、結構たっぷりかかっていますので物足りなさは感じません。一つ気になったのは、パン自体には全く味がついていないと思われる点。
食べる部分によっては「乾燥したパン」そのものの味を感じます。そうすると途端に安っぽい味に。昔駄菓子屋で買ったバター感ゼロのラスクってこんな感じだったような。
チョコがかかっていない部分だけでも香ばしさやバターの風味が感じられたりすると違った印象になるのではと思うのですが。
とはいえ、最近個装のラスクはどれも高いですからね、値段を考えると十分満足できるレベルだと思います。
おすすめ度:★★★★☆(4点)
ミルファス
- 商品名:ミルファス
- 内容量:6個
- カロリー1個当り:101kcal
- 価格:300円
サクサク食感のパイとウエハースでアーモンドクリームをはさみ、全体をビターチョコレートでコーティングしたミルフィーユです。
パイとウエハースの軽い食感とアーモンドクリームの香ばしい香りと甘さが印象的です。後味にはチョコレートのほろ苦さが広がり、複雑な味わいの高級感溢れるお菓子です。
ビターなチョコレートが安っぽくなく、カカオ感たっぷりで全体的に大人っぽい味に仕上がっています。ただの箱入り菓子とは思えない高級さを感じました。
カロリーは高いですが、1つ食べればかなり満足感があります。
おすすめ度:★★★★☆(4点)
マイリーフ
- 商品名:マイリーフ
- 内容量:8枚
- カロリー1個当り:70kcal
- 価格:302円
発酵バターを練り込んだパイ生地の表面にアーモンドとザラメが付き、裏面をミルクチョコでコーティングしてあります。
最近、発酵バターとミルクチョコレートの組み合わせを立て続けに食べる機会がありましたが、どれもチョコと組み合わせるとバターの風味を感じません。
残念ながらこちらも、バターの香りが打ち消されてしまったようです。パイの上下を砂糖とチョコでコーティングしているため、最初ザクッと固めの歯ごたえがあり、その後口の中でパイの部分がホロホロ崩れる感じです。
同シリーズで廃盤のサクリスミルクショコラに代わる商品かと思いますが、パイ生地のサクサク感はサクリス同様今一つで、源氏パイやうなぎパイには及ばない感じ。不味くはないのですが、チョコも砂糖も甘すぎるのか、一つ食べたらもう十分だと思います。
おすすめ度:★★★☆☆(3点)
続いて、ホームカフェビスケットシリーズです。
セブーレ
- 商品名:セブーレ
- 内容量:14枚(2枚×7袋)
- カロリー2枚×1袋当り:84 kcal
- 価格:167円
発酵バターを6%使用した、風味豊かなバタークッキーです。
パッケージも中身も目立ったところはないのですが、、経験上こういう商品って実は美味しいものが多いんですよ。案の定、地味な見た目とは裏腹にいい仕事しています。
素朴で甘さ控えめのクッキーなのですが、表面にまぶしたグラニュー糖の甘さが加わると、何とも言えない優しい味が口の中に広がります。
わずかに感じるグラニュー糖の粒の歯ごたえもいい感じ。バターの香りも良く、一度食べると止まらなくなる美味しさです。
食感はサクッと割れた後、口の中でホロホロ崩れます。森〇のムーンライトや鳩サブレのような食感と言えばいいのでしょうか?
シンプルで飽きがこない美味しさです。これはリピートしたくなります。
おすすめ度:★★★★★(5点)
ショコラセーヌ
- 商品名:ショコラセーヌ
- 内容量:14枚(2枚×7袋)
- カロリー2枚×1袋 当り:82 kcal
- 価格:167円
商品の名前には若干オシャレ感がありますが、見た目は地味です。ココアクッキーにチョコチップがちりばめられています。
一般的なチョコチップクッキーは、生地の上にチョコチップがランダムに散らばっていますよね。それに対し、こちらはクッキーの上にチョコがまばらに2~3列並んでいます。
きちんと並んでいるわけでもなく、かといってランダムに散らしているようにも見えず。せっかくのチョコがクッキー生地に半分埋まっていたり、間が抜けていたり。なぜこんなに中途半端なのか…?封を開ける度に気になって仕方ありません。
ですが、食べてみるとこの半分埋まったチョコレートの存在感が際立ちます。甘さ控えめでサクッとした歯触りのココアクッキーの中から、香り良く苦みの強いチョコチップがコリッと主張します。
しつこくなく、くどくなく、見た目からは想像できないバランスの良さ。騙されたと思って食べて見て、とおすすめしたくなるクッキーです。
おすすめ度:★★★★★(5点)
ルフィール
- 商品名:ルフィール
- 内容量:14枚(2枚×7袋)
- カロリー2枚×1袋当り:73 kcal
- 価格:167円
トルテ状のビスケットにジャムをしぼり焼きあげています。
最近この手のジャム入りクッキーはあまり見かけませんが、昭和生まれの方には懐かしさを感じる方も多いのでは?昔はジャム入り、結構ありましたね。
クッキー生地は少し湿気ったようなもっさり感のあるタルトで、粉っぽい味も感じます。ジャムは一緒に焼き込んでいるので、水分少な目でねっちりと歯にくっつく感じ。この食感は、好き嫌いが別れそうです。
ジャムは酸味強めで香りも良く最初爽やかに感じたのですが、食べ終わった後に口の奥に甘さが残りました。飲み物なしでは2枚食べるのがちょっと辛いかな。
見た目からボンヌママンのタルトを想像し、期待値が高かっただけにちょっと残念です。
一袋2枚入りですが、どちらかと言えば1枚入りの方がいいのではと思いました。
おすすめ度:★★★☆☆(3点)
ノワーゼ
- 商品名:ノワーゼ
- 内容量:12枚(2枚×6袋)
- カロリー2枚×1袋当り:83 kcal
- 価格:167円
アーモンド、カシューナッツ、ヘーゼルナッツの3種類のナッツを使用したミックスナッツクッキーです。
サクサクとした食感のクッキー生地に、クラッシュナッツが練り込まれています。
クッキーは甘さ控えめですが、ナッツも控えめな印象です。ミックスナッツと言う割には、ナッツの風味を感じませんし、ナッツの粒も少ないです。
サックリホロホロの食感は好みですが、もっとナッツの風味が欲しいと思いました。
おすすめ度:★★★☆☆(3点)
トルティエ
- 商品名:トルティエ
- 内容量:14枚(2枚×7袋)
- カロリー2枚×1袋 当り:83 kcal
- 価格:194円
パッケージに「小麦胚芽を加えて焼きあげたビスケットにホワイトクリームを充填し、コーンパフをちりばめたビスケット」と書いてあります。
ホワイトクリームがどういうものなのかわかりませんが、食べてみると油脂感少な目でミルク感の強いホワイトチョコのような感じでした。
胚芽入りのザクッとした香ばしいビスケットと、ホワイトロリータを思わせるホワイトクリームがよく合っています。ビスケットが甘さ控えめなので、クリームの甘さが加わるとちょうど良い加減になるようです。
見た目から想像するより、ずっとあっさり目で美味しいです。商品を買いに出かけた時、同シリーズの中でこのトルティエの棚だけいつも空でした。
結局通販で購入ましたが、この美味しさにハマった人が近くに居るのではと思ってます。
おすすめ度:★★★★★(5点)
ブルボン箱ビスケットのおすすめランキング
さて、全種類食べ終わったところでランキングの発表です。
第10位:ルフィール
美味しくないわけではないのですが、クッキーの粉っぽい味と食べた後ジャムの甘さが残るのが気になりました。
第9位:レザンヌ
高級な見た目と裏腹に、レーズンの量が均一ではないという品質の不安定さが残念です。せめて4粒は欲しいですね。
第8位:サクリス
素材は良いと思うのですが、その良さがあまり活かされていない気が。
第7位:サクリス
高級感漂う外観と、食べた時のいたって普通な味わいにギャップがありすぎたかも。味は悪くないんですよ。
第6位:ラシュクーレ
美味しい部類に入るんです。ただラスク部分の素っ気無さがマイナスなだけです。高級シリーズゆえに期待が高かったかもしれません。パン部分が改良されたら、間違いなくベスト3に入るはずです。
第5位:ノワーゼ
ミックスナッツの言う割に、ナッツが少なくて残念。クッキーの味は好みです。
第4位:ミルファス
その辺で売られている箱菓子とは思えないクオリティです。
第3位:ショコラセーヌ
完全に見た目で損してるタイプ。パッケージも中身もあまり美味しそう見えないのに、食べるとすごいんです。ハマります。
第2位:セブーレ
バターたっぷり、優しい甘さとサックリした食感でいつ食べても美味しいです。素朴な味って最強ですよね。
第1位:トルティエ
どちらを1位にするか迷ったのですが、見た目に変化のあるこちらを選びました。味と食感のバランスの良さで想像より美味しいです。売り場の棚が空だったのも頷けます。
スポンサーリンク
さいごに
いかがでしたか?
食べたことのない商品も多かったのではないでしょうか。
実際食べてみると、自分では絶対選ばないような商品が思いがけず美味しかったりするんですよね。
皆さんもパッケージに惑わされず、是非色々な商品を試してみてはいかがでしょうか。
隠れた逸品を見つけるのも楽しいですよ。
コメントを残す