【東京都内で買えるピスタチオスイーツの食べ比べ】トシヨロイヅカ・ショコラシック・デリーモ等全14種類

東京都内で買えるピスタチオスイーツの食べ比べ

お花見シーズン、酒の肴にナッツ類を召し上がる方も多いと思いますが、ナッツの中でも独特の風味を持つピスタチオはお好きですか?

ピスタチオは「ナッツの女王」とも呼ばれているようで、殻を割って出てきた種子の鮮やかな緑色はピスタチオグリーンとも呼ばれています。

スイーツ界ではピスタチオをそのまま焼き菓などの飾り付けに使ったり、ペーストにして製菓材料に使われています。

ピスタチオが大好きな友人がセレクトした14種類のピスタチオスイーツを食べ比べてみました。

目次

東京都内で買える14種類の厳選ピスタチオスイーツ

今回いただいたピスタチオスイーツは…

  • トシヨロイヅカ クレーム・ピスターシュ
  • デリーモ スペシャルピスタチオケーキ
  • オリジンヌカカオ アリキャンテ
  • エーグルドゥース ケークピスターシュ
  • ショコラシック シューアラクレームピスターシュ
  • リョウラ スワイユ
  • アステリスク エメロード
  • ユウササゲ フレジェ
  • ノリエット オペラ・レヴィジオン
  • ラローズジャポネ ピクシー
  • レザネフォール ピスタッシュグリオット
  • アテスウェイ ヌガーフリュイデポワ
  • Vito ピスタチオジェラート
  • ベイシェラトンホテル*

以上となります。

*東京都内が対象ですが、ベイシェラトンホテルのみ横浜となります。ご了承ください。

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トシヨロイヅカ クレムピスターシュ

トシヨロイヅカとは

トシヨロイヅカ

日本を代表するパティシエ鎧塚俊彦がオーナーシェフを務めるパティスリー。

都内は現在八幡山、六本木、京橋の3店舗、神奈川県小田原市に農園も併設の「一夜城ヨロイヅカファー​ム」を展開しています。

今回はアトリエと呼ばれる、八幡山店で購入してきました。

クレーム・ピスターシュ

トシヨロイヅカ クレムピスターシュ

ピスタチオのプリンです。

テレビ等で的場浩司をはじめとするタレントにより絶賛され、人気商品となったプリン。

濃厚なピスタチオがガツンとくるのですが、くどさがなく、とてもクリーミーな味わい。

生クリームがたっぷりと入った配合になっているようで、とてもリッチな味わいです。

デリーモ スペシャルピスタチオケーキ

デリーモとは

デリーモ

数々の名店で経験を積み、ベルギーでショコラ修行もされた江口和明がオーナーシェフを務める、2013年12月に東京・赤坂にオープンしたパティスリー。

ショコラティエが作るケーキということで、すべてのケーキにチョコレートを使っています。

イートイン限定のパンケーキやパフェもとても人気で、若い女性を中心に土日は満席必須の人気店です。

2016年目白駅前に2号店をオープンしました。

スペシャルピスタチオケーキ

デリーモ スペシャルピスタチオケーキ

デリーモにはデュオピスターシュというピスタチオとホワイトチョコレートのムースにグリオットとベルガモットのジュレがアクセントになった定番のピスタチオケーキの他、現在は販売されていませんが、いちじくとピスタチオのマリアージュが絶妙なフィグピスターシュ、ミルクチョコレートとピスタチオムースの相性が抜群のプラリネピスターシュなど、江口シェフご自身がピスタチオがお好きとのことで、ピスタチオを使ったスイーツがいろいろあります。

そんなデリーモのピスタチオスイーツの集大成、今回のこの企画のために、特別に作っていただいたスペシャルピスタチオケーキです。

オリジンヌカカオ アリキャンテ

オリジンヌカカオとは

ルレ・デセールのメンバー 川口行彦がグランシェフを務める、自由が丘に本店を構えるパティスリー。

カカオという農産物を、身近なものとして楽しんでほしいとチョコレートやケーキとして提供しています。

店頭では常に20種類ほどのバリエーションで販売されているボンボンショコラですが、1粒から購入することができます。

アリキャンテ

オリジンヌカカオ アリキャンテ

ローストした香りのいいピスタチオのムースとヘーゼルナッツとミルクチョコレートのクリームが層をなしているケーキです。

エーグルドゥース ケークピスターシュ

エーグルドゥースとは

ルレ・デセールのメンバーで、2003年にクープ・ド・モンド(ケーキのワールドカップ)における日本チームの準優勝に大きく貢献した寺井則彦がオーナーシェフを務める、目白に本店を構えるパティスリー。

実力派パティシエの作るケーキを求めて、全国からファンが買いに来る名店です。

ケークピスターシュ

エーグルドゥース ケークピスターシュ

焼き菓子、いわゆるパウンドケーキです。生地にもピスタチオが練りこまれていて、ピスタチオペーストを混ぜたチョコレートでコーティングされています。

ショコラシック シューアラクレームピスターシュ

ショコラシックとは

ショコラシック

東京・青山に店舗を構える、オーナーシェフをはじめスタッフが全員女性のパティスリー。

オーナーシェフのパティシエール足立由子が、フランスで修行してみてきた、フランスでのスイーツの日常性を日本でも広めたいと日々お菓子を発信しているお店。同店看板商品の塩チョコクッキーは、数年前ブームとなった塩スイーツの火付け役となったスイーツです。

シューアラクレームピスターシュ

ショコラシック シューアラクレームピスターシュ

ピスタチオのペースト入りのカスタードをたっぷりと詰めたシュークリームです。

リョウラ スワイユ

リョウラとは

リョウラ

「ピエール・エルメ・パリ・サロン・ド・テ」でスーシェフを務め、「ドゥーパティスリーカフェ」のオープニングからシェフを務めた菅又亮輔が独立オーナーシェフを務める、用賀にあるパティスリー。

店名の「リョウラ」は自身のお名前の「リョウスケ」の「RYO」にフランス語で未来形を表す時「RA」を付けて変化させた造語。

自身を前進させるという意味を込め、「aura(オーラ:雰囲気)」という意味も重ねているようです。

スワイユ

リョウラ スワイユ

ピスタチオのムースのケーキ。

アーモンド風味のメレンゲにチェリーのジュレとチョコレートのクリームが重ねてあり、全体をピスタチオのムースで覆っているドーム型のムースケーキ、ピスタチオグリーンにトッピングのフランボワーズの赤がとてもフォトジェニックなスイーツです。

アステリスク エメロード

アステリスクとは

アステリスク

東京・調布の名店、「サロン・ド・テ・スリジェ」のシェフ・パティシエを長年務めた和泉光一オーナーシェフが 2012年に代々木上原にオープンしたパティスリー。

ショーケースには毎日30種類近いケーキが並ぶ、次への探究心がとても旺盛なシェフは 2005年 ワールドショコラマスターズ日本代表、総合3位、 2006年 WPTC日本代表キャプテンを務めた実力のあるパティシエの名店です。

エメロード

アステリスク エメロード

ピスタチオとフランボワーズのケーキです。

フランボワーズのムース、ジュレをピスタチオのクリーム、ムースで断面がとてもきれいな緑色の中に赤い層があるケーキ、ホールはエンゼル型というドーナツのような形の型で作られています。

アステリスク エメロード

ユウササゲ フレジェ

ユウササゲとは

ユウササゲ

ルコント、オテルドミクニ、アロマフレスカなど、伝統的なフランス菓子の名店を経て、2010年三軒茶屋のパティスリープレジールでシェフパティシエを努めた棒雄介シェフが2013年独立し千歳烏山にオープンしたパティスリー。

伝統を守りつつ、新しいものを生み出している捧シェフ、2014年5月にOAされたTBS系列の「新チューボーですよ!」でエクレールカフェで“街の巨匠”として紹介されました。

2015年には2号店となる「ベベ ドゥ ラ パティスリー ユウササゲ」をオープンしました。

フレジェ

ユウササゲ フレジェ

フレジェとはフランス語で苺の木という意味ですが、日本で一般的な苺ののったショートケーキは日本発のケーキですが、その苺のショートケーキフランス版にあたるのがフレジェというケーキです。

上下をアーモンド生地で濃厚なピスタチオのクリームと苺をサンドしたケーキです。

いちごが主役のケーキなのでピスタチオ感は控えめな感じです。

ノリエット オペラ・レヴィジオン

ノリエットとは

ノリエット

伝統的なフランス菓子の大御所と言っても過言ではない、1993年から下高井戸に店舗を構える永井紀之がオーナーパティシエを務めるパティスリー。

2014年同じ下高井戸で店舗を移転し、ビストロを同じ建物の3階に併設しています。

伝統的なお菓子からクレープやガレット、アイスなども販売していて、外壁の小窓からも気軽に購入することができます。

オペラ・レヴィジオン

ノリエット オペラ・レヴィジオン

フランスの伝統菓子であるオペラをピスタチオペーストでアレンジした永井シェフの代表作である「オペラ・ピスターシュ」を「レヴィジオン=再構築」したもの。

こちらもチョコレートの濃厚さにピスタチオが負けてしまっていて、ピスタチオ感は控えめなケーキです。

本来カットのみの販売のところ、ホールで特注オーダーさせてもらいました。

ノリエット オペラ・レヴィジオン

ラローズジャポネ ピクシー

ラローズジャポネとは

マンダリンオリエンタル東京のエグゼクティブ ペストリーシェフを務めた五十嵐宏が 2012年3月に葛飾区金町にオープンしたパティスリー。

五十嵐宏シェフは1998年2月第五回クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー日本予選で最年少優勝記録を持ち、その後も2000年2月第六回クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー日本予選でも優勝(日本予選連覇初)、2001年1月第六回クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーフランス本戦で第二位(個人二位)この時は日本チーム主将を務めておられ、2010年7月ワールドペストリーチームチャンピオンシップにて味覚担当部門シェフとして日本代表チームに選出。

日本人初の総合・個人部門ともに優勝を果たしている実力者です。

ピクシー

ラローズジャポネ ピクシー

2010年7月ワールドペストリーチームチャンピオンシップで優勝したときのプチガトーがこのピクシーです。

ピクシーはいたずら好きな妖精のこと、日本チームのテーマはこの時「ピーターパン」だったのでティンカーベルをイメージしたケーキ。

ピスタチオグリーンのムースですが、実は中には色鮮やかな赤い苺のジュレと苺のクレームが隠れています。

レザネフォール ピスタッシュグリオット

レザネフォールとは

レザネフォール

「温故知新」「レトロモダン」をテーマに様々なフランス菓子を菊池賢一オーナーシェフが表現していくパティスリー。

2012年11月恵比寿に本店をオープン、夜22時まで営業しているので仕事帰りに寄れるパティスリーとしても人気なお店。

2016年3月には、中央区銀座に「レザネフォール」2号店をオープンしました。

ピスタッシュグリオット

レザネフォール ピスタッシュグリオット

シェフのスペシャリテ、濃厚なピスタチオムースとチョコレートムースに洋酒を効かせたグリオットチェリーのパンチが強い、かなり大人な味わいのケーキです。

アテスウェイ ヌガーフリュイデポワ

アテスウェイとは

川村英樹がオーナーシェフを務める都内№1と言われるパティスリー。

有名口コミ・グルメサイトにて東京都内№1のベスト洋菓子店に2年連続で選ばれているため土日は行列必須なお店です。

ヌガーフリュイデポワ

アテスウェイ ヌガーフリュイデポワ

ピスタチオムースにピスタチオスポンジでしっかりとピスタチオが主張するなか、優しいフランボワーズジュレの酸味がアクセントになっている。

下の層をコーティングしているホワイトチョコに散りばめられたピスタチオの食感も楽しい一品です。

Vito ピスタチオジェラート

Vitoとは

Vito

福岡に本社を持つ、ジェラート専門店です。

本場イタリアのジェラテリアの実現を目指し、徹底的にこだわった新鮮な素材と本場製法でしか作り得ないジェラート・アイスクリームを繊細な日本人の舌に合わせ作り上げ提供しています。

九州を中心に店舗展開していましたが、ここ数年で店舗数を拡大し、東京にも浅草、新宿、下北沢にもお店をオープンしました。

ピスタチオジェラート

Vito ピスタチオジェラート

世界でも最高品質といわれるシチリア島ブロンテ産のものを使用しているそうです。

それも2年に1度しか収穫されないという希少価値の高いもので、砂糖や油脂を一切加えず、素材本来の力を生かした製法で作っているとか。

Vitoの看板商品となっている「ピスタチオジェラート」ですが、味が確定するまでは一年以上かかったという逸品です。

ベイシェラトンホテル

ベイシェラトンホテル

ベイシェラトンホテル

横浜にあるベイシェラトンホテルのペストリーショップ「ドーレ」。

現在シェフパティシエを務めているのはパティシエ・コンクールの最高峰「ワールド・ペストリー・チャンピオンシップ」世界大会に日本代表として2度出場、チームを準優勝に導いた経歴をお持ちの武藤修司シェフ。

ザ・リッツ・カールトン東京、マンダリンオリエンタル東京でエグゼクティブパティシェを務めた後、2016年5月より横浜ベイシェラトンのペストリーシェフに就任されています。

こちらのケーキは以前期間限定で販売されていたものだそうで、今回特別に作っていただいたものです。

14種類のピスタチオスイーツを食べてみた感想とランキング

ピスタチオスイーツとひとことでいっても、スイーツによってローストしただけだったり、クランチしてあったり、ペーストにしたものは、クリーム、カスタード、ムースなどいろいろな製法で同じ素材とは思えないほど表情が違うので、一概にこれが一番と決めるのは難しいですが、あくまで個人的な好みでこの中からランキングのベスト3を選ぶなら…

  1. トシヨロイヅカ クレムピスターシュ
  2. ショコラシック シューアラクレームピスターシュ
  3. デリーモ スペシャルピスタチオケーキ

結局のところ、わたし、カスタードが好きなんですね。

1位と2位に関してはそんなカスタード好きが出てしまってるのかと思いますが、この日18人で食べ比べをして、多数決をとったところ、わたしだけではなく、1位はトシヨロイヅカ クレムピスターシュとなりました。

クレームピスターシュもシューアラクレームピスターシュも、カスタードとはいっても、しっかりと、そしてシンプルにピスタチオの味を感じられるとても美味しいものでした。

そして3位のデリーモについては全体的なバランスがとてもよく、美味しいケーキでした。

個人的な好みでのランキングとなりますが、よろしければ参考にしてみてください。

14種類のピスタチオスイーツを食べてみた感想とランキング

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さいごに

いかがでしたか?

ピスタチオという素材ひとつからこんなに幅広いスイーツが生まれる、まだまだこれはごく一部です。

ピスタチオの奥深さをぜひ機会があったら探ってみてください。



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ABOUT US
ホアリー
ベトナム人の父と日本人の母を持つハーフ。フランス語、英語、スペイン語のマルチリンガル。日本スイーツ協会のスイーツコンシェルジュ、日本野菜ソムリエ協会のジュニア野菜ソムリエ、日本アイスマニア協会のアイスマニア、おにぎり協会のオニギリストなど、食に関する資格を多数取得。亀屋万年堂のナボナ大使も務める。