チルドハンバーグに続き、今回は冷凍ハンバーグ8種類を比較します。(
すべて試食した後、おすすめランキングのベスト5を発表しますね。
また、最後にチルドハンバーグと冷凍ハンバーグどれを選ぶべきか?についてまとめてみましたのでご覧ください。
目次
洋食亭 ハンバーグデミグラスソース
- メーカー:味の素
- 商品名:洋食亭 ハンバーグデミグラスソース
- 内容量:165g
- 原料肉の種類:牛・鶏・豚
- カロリー:286kcal
- 価格:178円
- おすすめ度:★★★☆☆(3点)
見た目は真ん丸で、厚みのあるハンバーグです。切ってみると、たちまち肉汁があふれ出しました。デミグラスソースは本格的でとても美味しく、丁寧に炒められたと思われる深い香りと苦味のある正統派です。
断面からは粗挽き肉の粒や玉ねぎのみじん切りがはっきり見て取れ、家で作るハンバーグと変わらないような。ただ実際に食べてみると、チルドの肉製品にありがちな弾力を感じました。ハンバーグ中の玉ねぎはシャキシャキした食感で、玉ねぎ臭さと苦味が残っています。
デミグラは美味しいのですが、ハンバーグ自体は残念ながらスジも多く、肉の旨味が感じられません。
また、ボイルに18分もかかるのが面倒です。今回はあらかじめ冷蔵庫で解凍したので10分程で温まりましたが、出来ればレンジで数分の方が嬉しいです。
ネットの評判は高かったのですが、個人的にはお値段相応という感じがしました。
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洋食亭 和風ハンバーグ玉葱仕込みのたれ
- メーカー:味の素
- 商品名:洋食亭 和風ハンバーグ玉葱仕込みのたれ
- 内容量:160g
- 原料肉の種類:牛・鶏・豚
- カロリー:243kcal
- 価格:178円
- おすすめ度:★★★☆☆(3点)
こちらも真ん丸で厚みのあるハンバーグです。玉ねぎソースは、甘くない和風の醤油味ベースに、粗みじんの玉ねぎのシャリシャリ感がアクセントのソースです。ソースがしっかりした味なので、付け合わせの野菜やご飯が進みます。
ハンバーグはふんわりしていますが、悪く言うとミートボール的で味自体もハンバーグとミートボールの中間のような。
肉の旨味はあまり感じません。ハンバーグの玉ねぎはシャリシャリした生っぽい食感があります。個人的に良く炒めた方が好みですが、炒めない玉ねぎが好きな人は美味しく感じると思います。
全体として味は悪くないのですが肉のスジが気になりました。食感に変化をつけるためかもしれませんが、ふんわり滑らかな中にゴリゴリ噛みきれないスジが入っているので邪魔に感じてしまいます。
‘本’デミグラスハンバーグ
- メーカー:ハインツ
- 商品名:’本’デミグラスハンバーグ
- 内容量:160g
- 原料肉の種類:牛・鶏・豚
- カロリー:283kcal
- 価格:173円(税込)
- おすすめ度:★★☆☆☆(2点)
丸くて厚みのあるハンバーグです。味の素よりは若干厚みが薄いかも。
正しい作り方は、内袋を取り出し凍ったまま沸騰したお湯で17分ボイルです。ただ、再沸騰から17分は長すぎるので、前夜から冷蔵庫で解凍したものを9分程ボイルしました。
このせいで全く別物になってしまったとは思いたくないですが、中心部の肉はスジだらけ、ギシギシ、ゴリゴリで噛みきれない部分がありました。ヘタに飲み込むとスジが食道から胃にぶら下がる…子供やお年寄りは噛みきれないと思います。
表面の部分はふんわり柔らかなのに、中央に団子状のスジと玉ねぎの塊という2層構造?食感の変化をつけるためかもしれませんが、スジを隠すためかと疑ってしまいます。玉ねぎ臭さもなく、箸を入れると肉汁が溢れ美味しそうだと期待していただけに残念です。
デミグラスソースはさすがハインツだけあって色が濃く、深煎りのコクと苦味を感じる本格的なデミグラスソースでした。
チーズとろける粗挽きハンバーグ
- メーカー:ハインツ
- 商品名:チーズとろける粗挽きハンバーグ
- 内容量:150g
- 原料肉の種類:鶏・牛・豚
- カロリー:222kcal
- 価格:170円(税込)
- おすすめ度:★★★☆☆(3点)
玉ねぎ臭さのないミートボール系のハンバーグです。こちらもふんわりした中に、所々ゴリゴリしたスジがあります。このスジがあらびき感なのでしょうか?本デミグラスハンバーグのような飲み込めない程ではないものの、やはり気になりました。
解凍したものを10分弱加熱したのですが、熱々のうちに切ってもチーズが溶けて出てくることはありませんでした。中心部まで十分熱くなっていたと思いますが。しかも油分とチーズが分離したようにモロモロしています。
見た目は悪いですが食べてみるとチーズは不思議と滑らかで、モロモロ感はありません。プロセスチーズを溶かしたような濃厚でコクのある味でした。
トマトソースは酸味のない甘めのソースです。濃厚なチーズとトマトソース2つの味がハンバーグとよく合います。主張しすぎないハンバーグの味とチーズとトマトソースがバランスよく、なかなか美味しかったです。
ビーフ100%使用ジョイフルのハンバーグ(てりやきソースペッパー付き)
- メーカー:ジョイフル
- 商品名:ビーフ100%使用ジョイフルのハンバーグ(てりやきソースペッパー付き)
- 内容量:146g
- 原料肉の種類:牛肉
- カロリー:335kcal
- 価格:198円
- おすすめ度:★★★☆☆(3点)
こちらは冷凍の成型済み生ハンバーグを解凍してから焼くタイプ。ハンバーグは120gと他の製品に比べやや小ぶりです。厚み半分ぐらいになるように中心を窪ませて焼くらしいのですが、強く押し過ぎたのか周りは焦げたのに中央に焼き色がつきませんでした。
さらに火加減が強かったのか、焼き上がりは若干パサついてしまいました。湯煎やレンジで温めるだけとは違い、焼き方によって美味しさに差が出るのが難点と言えば難点…
ハンバーグもソースも味は悪くないのですが、全体的に味が濃すぎるような。肉そのものにも味がしっかりついている上、てりやきソースをかけるので塩気がかなり強いです。
付属のペッパーを使うと味のパンチが増します。味が濃いので、ご飯や付け合わせを一緒にモリモリ食べるのが良さそうです。
ジョイフルのチーズインハンバーグ(トマトソース付き)
- メーカー:ジョイフル
- 商品名:ジョイフルのチーズインハンバーグ(トマトソース付き)
- 内容量:155g
- 原料肉の種類:
- カロリー:315kcal
- 価格:198円
- おすすめ度:★★★★★(5点)
こちらも焼き方のせいかふっくらとはいかず、表面が硬く締まったような感じになってしまいました。しかしさすがビーフ100%!ハンバーグ自体の味が良いので、さほど気になりません。焼いた肉の香ばしさを感じられるのも家で焼けばこそです。
チーズがトロ~ッとは出てはこなかったのですが、つくり物ではない本物のチーズの濃厚さがあります。家庭でチーズinハンバーグはなかなか作らないので、たまにはこういうのも珍しくて良いですね。トマトソースがついているのもありがたいです。
焼くのさえ苦にならないなら、生タイプの冷凍ハンバーグは断然おすすめです。他の冷凍ハンバーグにはない本物の肉の美味しさが味わえます。
日本の米育ち三元豚焼ハンバーグ
- メーカー:平田牧場
- 商品名:日本の米育ち三元豚焼ハンバーグ
- 内容量:105g
- 原料肉の種類:豚肉
- カロリー:325kcal
- 価格:432円(税込)
- おすすめ度:★★★★★(5点)
ボイルで15分もしくは、レンジで3分で食べられます。平田牧場は豚肉専門店なので、こちらも豚肉100%のハンバーグです。
豚オンリーとのことでそれほど期待はしていなかったのですが、これがびっくり!肉が美味しいとはこういう事なのでしょう。じっくり炒められた甘みのある玉ねぎと豚肉そのものの旨味がありとても美味しいです!
食感もつなぎの多い不自然な弾力ではなく、家庭で作ったようなふっくらしたやわらかさがあります。味付けは薄めでソースもついていないので、家でお好みの味に仕上げると良いのではないでしょうか。
おろしぽん酢で食べてみましたが、豚100%のハンバーグとよく合いました。ボイルだけでなく、レンジ調理が可能なのは良いですね。
ただ約100gと若干ボリューム不足なのが残念です。
肉汁じゅわっ!粗挽きハンバーグ
- メーカー:ニッスイ
- 商品名:肉汁じゅわっ!粗挽きハンバーグ
- 内容量:190g
- 原料肉の種類:牛・豚
- カロリー:365kcal
- 価格:<参考価格>480円
- おすすめ度:★★★★☆(4点)
こちらは外袋ごと電子レンジで温めるだけで食べられるハンバーグ。お手軽さは冷凍ハンバーグ中ナンバーワンです。190gもある特大のハンバーグは見た瞬間かなりのインパクトがあります。
食べてみると、冷凍ハンバーグにしては肉の味も良く、玉ねぎも良く炒めてあるのか臭さや苦さもありません。濃い色のデミグラスソースの味は苦すぎず若干甘めで手作り風ハンバーグの味を引き立てます。
ハンバーグには本格的なデミグラスソースより、こんな感じの甘めのデミグラが合うような。ファミレスのハンバーグにも負けない本格的なハンバーグでした。
冷凍ハンバーグのおすすめランキング
さて、全種類食べ終わったのでおすすめランキングの発表です。
冷凍ハンバーグのベスト5は以下のようになりました。
第5位:ジョイフルのハンバーグてりやきソース(ペッパー付き)
第4位:味の素 洋食亭ハンバーグデミグラスソース
第3位:ニッスイ 肉汁じゅわっ!粗挽きハンバーグ
第2位:平田牧場 日本の米育ち三元豚焼ハンバーグ
第1位:ジョイフルのチーズインハンバーグ(トマトソース付き)
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さいごに
冷凍ハンバーグはチルドハンバーグに比べると、当然ですが加熱時間がどうしても長くなります。すぐ食べたいなら断然チルドです。
ただ、冷凍ハンバーグも事前に解凍しておけばそこまで時間はかかりません。また、レンジ調理可能な冷凍ハンバーグもあります。
保存に関しては冷凍ハンバーグは長期保存できますが、チルドは購入後大体2週間程度のようです。この辺を考えると、どれを選ぶべきかある程度決まってくるのではないでしょうか。
また、チルドハンバーグは全体的に値段が高め、冷凍は比較的お手頃と言えるかも。ただし、チルドはどれを買っても平均的な味なのに対し、冷凍は玉石混交、美味しいものと今一つのモノの差が大きいと感じました。
個人的にリピートしたいのは、冷凍ならジョイフルのハンバーグ、チルドでは日本ハムのコスモス薬品限定ハンバーグシリーズです。
今回試してみて、ハンバーグはこれ一つで十分メインのおかずになるので、この先も常備しておきたいと思いました。他のメニューを考える必要も無く、忙しい時には確実に役立ちます。
冷凍ハンバーグなら長期間保存も可能ですので、みなさんもいざという時のために買い置きしてみてはいかがでしょうか?
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