みなさんは餃子と焼売、どちらがお好きですか?
小麦粉の皮で肉の餡を包む行程はどちらも同じ。
ですが、餃子に比べて焼売って圧倒的に存在感が薄い気がしませんか。ラーメンに餃子はつきものですが、ラーメンと焼売ってあまり聞きません。
そもそも、ラーメン屋で焼売を扱っている所も少ないですよね。
もっと言えば、餃子が大好物という人はよく見かけますが、シュウマイが大好物という人にはまだ会ったことがありません。
だがしかし、崎陽軒のシウマイは昔から横浜名物として人気ですし、551の焼売だって、実は以前から一部で豚まんをしのぐ美味しさと評判になってたというではないですか。
焼売は、もっと評価されてしかるべき!
そんなシュウマイの魅力に気付いた人が業界に増えてきたのかは不明ですが、最近市販の冷凍シュウマイの種類がジワジワと増えてきているのです。
今回は近くのスーパーで手に入れた冷凍シューマイ8種類の食べ比べです。
崎陽軒も551も美味しいけれど、市販の冷凍シューマイも負けてませんよ。
目次
マルハニチロ 肉しゅうまい

- メーカー:マルハニチロ
- 商品名:肉しゅうまい
- 内容量:12個入(162g)
- カロリー1個(13.5g)あたり:28kcal
- 価格:138円
- おすすめ度:★★★★☆(4点)

大き目の皮に包まれた、2㎝ほどのお弁当サイズのシュウマイです。
玉ねぎの甘味が強く、肉はふんわりしています。具は肉と玉ねぎだけとシンプル。
値段が手ごろなので、弁当だけでなく普段の食事のサイドメニューとして常備しておいても良さそうです。
こちらの商品は「西日本エリア限定」ですが、パッケージ違いで同じサイズのシュウマイが東日本でも発売されています。
西と東で味がどのように違うのかちょっと気になります。
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マルハニチロ 五目シュウマイ 香りと旨み

- メーカー:マルハニチロ
- 商品名:五目シュウマイ 香りと旨み
- 内容量:12個入(288g)
- カロリー1個(24g)あたり:43kcal
- 価格:278円
- おすすめ度:★★★★★(5点)

豚肉、鶏肉、たけのこ、たまねぎ、しいたけ、千切りしょうが入りで、それぞれの食感と味が楽しめる五目シュウマイです。
3㎝×3.5㎝と高さがあり、大き目なので食べ応えがあります。
HPによると、鶏がらスープと海鮮スープのWスープが使われているのが特徴だとか。
野菜や肉、背脂それぞれの食感、具材のおいしさが口の中で複雑に絡み合います。
海鮮スープのダシの旨味が濃くて、お店で食べるような本格的な味でした。
味の素 ザ★®シュウマイ

- メーカー:味の素
- 商品名:ザ★®シュウマイ
- 内容量: 9個入り(288g)
- カロリー1個(32g)当たり :68kcal
- 価格:430円
- おすすめ度:★★★★☆(4点)

4㎝×2.5㎝の大き目のシュウマイが9個入っています。
夕飯のおかずとして十分な存在感のあるシュウマイです。
一口食べると、一粒にぎっしり肉が詰まっているのがわかります。肉肉しいシュウマイです。
具材のタケノコの食感もいい感じ。XO醤のうまみが濃厚で、食べ応えは抜群です。
よく見るとシュウマイの底の部分に、最初から加熱する際必要な水分が一緒に冷凍されています。
そのため、小分けの時もラップなしでレンチン可能で、しかも仕上がりは蒸したようにフワッとなるというわけです。
400円越えの値段に最初は驚きましたが、一度食べると値段が高いのにも納得。
一粒約50円と考えると毎回は食べられませんが、たまに贅沢する時に食べたいです。
味の素 プリプリのエビシューマイ

- メーカー:味の素
- 商品名:プリプリのエビシューマイ
- 内容量:12個入り(168g)
- カロリー1個(14g)当たり :24kcal
- 価格:198円
- おすすめ度:★★★★☆(4点)

3.5×2㎝ほどの小粒な焼売です。
真ん中にエビが丸ごと1匹トッピングされ、見た目もかわいらしい仕上がりです。
小さくてお弁当にぴったりなサイズ。夕飯のサイドメニューにも使えそうです。
小さいながらもエビのプリプリした食感と味はしっかり感じました。
玉ねぎの甘味も合わさって優しい味です。
四国日清 XO醤香るプレミアム肉焼売

- メーカー:四国日清
- 商品名:XO醤香るプレミアム肉焼売
- 内容量:9個入り(270g)
- カロリー1個(30g)あたり:62kcal
- 価格:365円
- おすすめ度:★★★☆☆(3点)

3×3㎝ほどの大きさのシュウマイが9個、袋の中にトレー無しでそのまま入っています。
今回比べた中でトレー無しはこちらの商品のみ。ゴミが出ないのは評価できます。
原料のうち、豚肉の割合が10.5%と肉の存在感があります。
味の素のザ・シュウマイ同様「XO醤」が使われており、複雑な旨味が本格中華の焼売を連想させます。
肉のぎっしり詰まった重たい食感は今回比べた中で一番かも。
大きさ自体は特別大きいわけではありませんが、肉肉しく硬めの歯ごたえのせいか、一つ食べるとずっしり来ます。
食感が硬めに感じたのは、もしかしたら小分けでのレンチンがうまくいかなかったせいかもしれませんが…。
柔らかいより硬めの食感が好きな方は気に入ると思います。
ちょっと気になる点は、XO醤の香りなのか干しエビ臭さのようなものを感じたこと。
すごく臭うわけではありませんが、時々アレ?っと気になります。
ニチレイ 甘えびシューマイ

- メーカー:ニチレイ
- 商品名:甘えびシューマイ
- 内容量:12個入(156g)
- カロリー1個当たり(13g):22kcal
- 価格:158円
- おすすめ度:★★★☆☆(3点)

発売されてから既に20年以上、ロングセラーのシューマイだそうです。
大きさは3㎝×2.5㎝ほどでお弁当サイズです。
味の素のエビシューマイは丸ごと1匹のエビが乗っているのに対して、こちらは甘エビのミンチが飾られています。
また餡自体にエビのすり身が入っているようで、シュウマイのどこを食べてもエビの味がします。
玉ねぎの甘さもエビの味もあっさりとして、甘すぎない飽きの来ない味です。
日本ハム 中華の鉄人® 陳建一 国産豚の四川焼売

- メーカー:日本ハム
- 商品名:中華の鉄人® 陳建一 国産豚の四川焼売
- 内容量:6個入り(210g)
- カロリー1個(35g)あたり:67kcal
- 価格:200円
- おすすめ度:★★★★★(5点)

4㎝×3.5㎝と一粒が大きく、ボリューム感のある大粒シュウマイです。
皮は薄く餡と一体化していて、皮の存在感はありません。
陳建一特製の”美味湯”(豚肉、鶏肉、野菜の旨みを凝縮し、香味油で風味豊かに仕上げた中華スープの素)を使用しているとあります。
そのままレンチンするとトレーに脂が溜まるほどジューシーで、食感はふわふわ。シュウマイの食感としては、今まで経験したことがないようなふわふわ感です。
賛否両論あるかもしれませんがこのフワフワ感、私は好きです。肉汁たっぷりで、口の中で溶けていく感じが何とも言えません。
玉ねぎ以外の具材は入っていないようですが「美味湯」の旨味でしょうか、後を引く美味しさです。
商品名に「四川」という名がついていますが、辛味は全く感じず全体的に優しい味で、子供も好きそうです。焼売にありがちな玉ねぎ臭さも感じません。
脂が多いのは確かですが、脂が美味しさってこともありますので…このクオリティでこの値段はお値打ちだと思います。一度食べてみて欲しいです。
日本ハム 陳健一 国産豚の大きな肉焼売 (生協専売品)

- メーカー:日本ハム
- 商品名:陳健一 国産豚の大きな肉焼売 (生協専売品)
- 内容量:210g(6個)
- カロリー1個(35g)当たり:73kcal
- 価格:300円
- おすすめ度:★★★★★(5点)

こちらも陳建一氏の指導・監修で作り上げた焼売です。
メーカーも同じなので、多分上記「中華の鉄人® 陳建一 国産豚の四川焼売」の生協専売品だと思われます。
大きさは4㎝×3.5㎝で見た目も味も上記の商品とほぼ同じ。
使われている調味料か何かが若干違うのかも。生協の食品にはよくある事ですね。
実は今回の記事を書く前から、こちらの商品は良く食べていました。
一番最初に食べた時はやはり衝撃でした。こんな市販のシューマイがあったなんて!
それ以来、カタログで見つけるとつい買ってしまいます。
今回初めて市販品と食べ比べてみましたが、市販のものと比べると玉ねぎの主張が弱く、結果としてより肉の味を感じるような気がします。
いつ食べても美味しいです。
おいしい冷凍シュウマイおすすめランキングベスト5
では最後に、私見に基づく「おいしい冷凍シュウマイおすすめランキングベスト5」の発表です。
第5位:マルハニチロ:肉しゅうまい

アツアツに温めるとふわっとして美味しいです。冷めると味が落ちるので、熱々がおすすめ。崎陽軒のシウマイに通じる正統派の味です。
第4位:味の素:ザ★®シュウマイ

肉がぎっしりですがその分値段も高く、他のものに比べてかなり高級なシュウマイです。いつもは無理でも、特別な日に食べたい感じでしょうか。
第3位:マルハニチロ:五目シュウマイ 香りと旨み

海鮮ダシが効いた本格レストランの中華シュウマイといった感じ。これがレンチンだけで食べられるなんてすごいです。この品質でお手頃価格、リピ決定です。
第2位:日本ハム:陳健一 国産豚の大きな肉焼売 (生協専売品)

最初に食べた時からファンになったシュウマイです。1位の市販品に比べて値段がちょっと高いのが難点ですが、見つけたら必ず買ってます。
第1位:日本ハム:中華の鉄人® 陳建一 国産豚の四川焼売

2位の商品と内容はほぼ同じ、ですが値段が安いのです。これで200円ってお得すぎませんか?
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さいごに
いかがでしたでしょうか?
いつの間にか、市販の冷凍シュウマイの進化がすさまじいことになっていました。
最近の冷凍シュウマイは、ほとんどが袋のままレンジOK。蒸気弁がついているので、袋が膨らみ過ぎても破裂する心配はありません。
自動で空気が抜けて、ふっくら美味しく仕上がります。レンチンだけで簡単な上、味も本格的なんて素晴らしすぎる。
なのに、いつまでたっても主役になれない可哀想なシュウマイ…。
あ、もしかしてこれは昔シュウマイの上にグリンピースが載っていたせいでは?!
あのパサパサのグリンピースのせいで焼売離れが進んでしまったのでは?
大丈夫です、今回比較したどのシュウマイにもグリンピースはありません。
というわけで、これまであまり食べる機会のなかったみなさんも、安心して冷凍シュウマイを食べてみてください。
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