スナック菓子の主原料というと、圧倒的にジャガイモとコーンが多いそうです。
確かにポテトチップ、うまい棒、じゃがりこなど、有名なスナック菓子はジャガイモやコーンが原料のものが多いですね。
このようにジャガイモ、コーンが優位のスナック菓子に、最近異変が起きているのをご存知でしょうか?
少し前の話になりますが、超ロングセラーのスナック菓子「カール」が東日本で販売を終了しましたよね?
最近は健康志向の高まりで、糖質が多く油をたっぷり使ったスナック菓子が売れなくなってきているのだとか。
それに代わって増えているのが、豆を主原料としたノンフライ菓子です。
お菓子売り場では、枝豆、えんどう豆、ソラマメ、大豆を使った菓子を見かけることが多くなりました。
たんぱく質を多く含みヘルシー感のあるこれら豆原料のスナック菓子は、これからますます増えそうです。
というわけで、今回は緑の豆が主原料のスナック菓子11種類を食べ比べてみました。
目次
ビーノ・うましお味
- メーカー:東ハト
- 商品名:ビーノ・うましお味
- 内容量:70g
- カロリー一袋当たり:431kcal
- おすすめ度:★★★★★(5点)
豆原料のお菓子の中で、一番古いと思われるのがビーノです。
調べてみた所、ビーノは1991年に発売されたそうです。
えんどう豆100%を原料としていてノンフライ。
ヘルシーさと目新しさで私も昔よく食べていた記憶があります。
今のビーノは昔のビーノに比べて食感がより軽く、フワッとしてサックリとした噛み応えになっています。
豆のほんのりとした甘みがあり、塩と旨味が口の中で良い感じにまとまります。
うっすら焼き色が付いた所は硬めの食感なのですが、これがまた香ばしくて美味しいです。
食べ始めると止まらないのは昔のビーノと同じ。
ポテトチップなどに比べ罪悪感が少ないので、油断してつい全部食べてしまいます。
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ビーノ・うましお味 復刻版
- メーカー:東ハト
- 商品名:ビーノ・うましお味 復刻版
- 内容量:70g
- カロリー一袋当たり:398kcal
- おすすめ度:★★★★★(5点)
商品特徴
ビーノ誕生30周年を記念した期間限定の復刻版です。
パッケージだけでなく、食感や味も1991年発売当時のものを再現しているとこのこと。
やや堅めでググっと歯が沈む独特の食感が懐かしいです。
素材の甘みを生かすシンプルな味付けのため、自然な旨みが感じられます。
現行版のビーノ・うましお味より、豆本来の味を強く感じます。
懐かしさもあるのでしょうが、個人的にはこちらが好みです。
ビーノ・のりしお味
- メーカー:東ハト
- 商品名:ビーノ・のりしお味
- 内容量:70g
- カロリー一袋当たり:438kcal
- おすすめ度:★★★★☆(4点)
食感は現行ビーノと同じで、サックリ軽く口どけが良いです。
想像していたより海苔の味は感じず、ほんのり海苔の味がするな、といったところ。
ただ食べているうちにピリピリとした辛さが口に蓄積されてきます。
何だろうとパッケージを見たら、唐辛子パウダーが入っていました。
海苔の風味にアクセントの唐辛子が効いています。ちょっぴり大人向けのビーノです。
さやえんどう 塩味
- メーカー:カルビー
- 商品名:さやえんどう 塩味
- 内容量:26g
- カロリー一袋当たり:122kcal
- おすすめ度:★★★★☆(4点)
さやえんどうの形をした、ザクっとした食感のスナックです。
ザックリした食感の中に繊維っぽさもあり、豆の味もそこそこ感じます。
ノンフライという事ですが、全くのノンオイルというわけでなく、オイルを吹き付けてあるので食べごたえはあります。
味付けはシンプルな塩味で、余計な調味料を使っていない所に好感が持てます。
個人的にはもう少し豆の味が強くても良さそうに思いましたが、今のままでも十分美味しいです。
miino(ミーノ)そら豆 しお味
- メーカー:カルビー
- 商品名:miino(ミーノ)そら豆 しお味
- 内容量:28g
- カロリー一袋当たり:164kcal
- おすすめ度:★★★★★(5点)
ソラマメをそのまま素揚げしただけのシンプルなスナックです。
複雑な味ではないのですが、食べてみるとサクッ、ホロッとした独特の食感に加え、濃縮されたそら豆の香りと味で素晴らしく美味しいのです。
最初に食べた時は衝撃でした。
輸送の具合なのか、商品によっては時々ソラマメが粉々に粉砕され無残な事もありますが、きれいに形が残っている袋に当たった時は喜びもひとしおです。
とにかく一度食べたら止まりません。
昔、祖母の家で似たような物を食べた時は、油っぽいし皮付きだし、固くて美味しいとは思いませんでした。
ところがミーノのソラマメは、パイ生地のように口の中でホロッと崩れ、生のソラマメの色や香り、美味しさがそのまま残っています。
まだ食べたことのない人は、是非一度食べて欲しいです。
内容量を3倍ぐらいに増やしても、一度で食べきれる自信があります。
是非大容量バージョンも作っていただきたい!
焼き枝豆
- メーカー:ギンビス
- 商品名:焼き枝豆
- 内容量:38g
- カロリー1袋(38g)当たり:185kcal
- おすすめ度:★★★☆☆(3点)
コロンと丸く一口サイズで可愛らしいお菓子です。
食べるとサクサク、カリカリした食感が楽しいです。
ほんのり甘く、後味にうっすら枝豆の香りとコクを感じました。
ただちょっと味が濃すぎるのか、それだけを食べ続けると塩辛さが気になりました。
THE枝豆
- メーカー:ギンビス
- 商品名:THE枝豆
- 内容量:33g
- カロリー1袋(33g)当たり:159kcal
- おすすめ度:★★★☆☆(3点)
本物の枝豆に似せた見た目のノンフライスナック菓子です。
見るからに枝豆らしさ全開ですが、食べると菓子自体は思ったより枝豆感がありません。
ザックリした食感で、調味料の味が濃いです。
山形県産だだちゃ豆使用とのことで、もう少し素材の味を感じられたらと思いました。
ふんわり枝豆あられ
- メーカー:浪花屋
- 商品名:ふんわり枝豆あられ
- 内容量:30g
- カロリー1袋(30g)当たり:134kcal
- おすすめ度:★★★☆☆(3点)
枝豆風味のふっくらしたあられです。
袋を開けた途端、えだ豆の香りがフワッと漂います。
食べてみると、あられの味と枝豆の味は半々ぐらいに感じました。
枝豆のあられではなく、あくまであられの枝豆味です。
食感はサックリと軽めです。
ローストアーモンド&えだ豆クラッカ
- メーカー:共立食品
- 商品名:ローストアーモンド&えだ豆クラッカー
- 内容量:35g
- カロリー1袋(35g)当たり:204kcal
- おすすめ度:★★☆☆☆(2点)
ローストアーモンドとえだ豆クラッカーが一緒になったおつまみスナックです。
クラッカーは枝豆の形と大きさを意識しているようですが、クラッカーだけ食べても枝豆の味はしませんでした。
食感もサクッ!ではなく、若干湿気たような感じです。
ところが、アーモンドとクラッカーを両方同時に食べると口の中で混ざり合い、不思議と枝豆を食べているような気分になりました。
どうやら調味料の中に枝豆風味の素が入っているようで、全てを一緒に食べることで枝豆感が増すようです。
枝豆チップス
- メーカー:ローソン(東ハト)
- 商品名:枝豆チップス
- 内容量:38g
- カロリー1袋(38g)当たり:154kcal
- おすすめ度:★★★★☆(4点)
難消化性デンプン(レジスタントスターチ)を使用した、枝豆が原料のロカボスナックです。
薄焼きのノンフライチップスなのですが、パリッと割れた後、口の中でホロッと崩れる食感がクセになります。
枝豆の味もしっかりしていてほんのり甘みを感じます。
甘すぎず塩辛すぎず、ちょうど良い素朴な味です。
どことなく粉っぽさがあるのですが、不思議と気にならず美味く感じます。
糖質制限中のオヤツにちょうど良いと思います。
通のえだ豆
- メーカー:亀田
- 商品名:通のえだ豆
- 内容量:70g(6袋入り)
- カロリー1個包装当たり:51kcal
- おすすめ度:★★★★☆(4点)
枝豆の味は好きだけど、スナック菓子は嫌な人にピッタリなのがこの煎餅です。
薄焼きですが、硬めのパリパリ、ボリボリした歯ごたえを楽しめます。
煎餅と枝豆の組み合わせですが、枝豆の味が濃厚で味の再現度も高めです。
豆の練り込み量をアップしたそうで、噛みしめるごとに枝豆の存在感を感じます。
小分けになっているので、オヤツやおつまみなど、ちょっと食べたい時にぴったりです。
緑の豆スナック菓子おすすめベスト5
さて、それでは最後に緑の豆スナック菓子ベスト5を発表します。
個人的に素材の味が濃い方が好みなので、素材感を重視したランキングになっています。
第5位:カルビー さやえんどう塩味
ザックリした食感で、ノンフライなのにスナック菓子らしさを味わえます。
第4位:ローソン 枝豆チップス
ロカボでヘルシー、しかも枝豆感が強いのが良いですね。
第3位:東ハト ビーノ うま塩味
えんどう豆100%、旧ビーノより軽い食感で歯ごたえの良さがアップしています。
第2位:東ハト ビーノ うま塩味 復刻版
新雪を踏んだ時のような、抵抗を感じつつ沈み込む歯ごたえがクセになります。もちろんえんどう豆100%です。
第1位:カルビー miino(ミーノ)そら豆
シンプルだからこその美味しさです。ソラマメを越えたソラマメ。
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さいごに
スナック菓子に限らず、素材の味って大切ですよね。
最近は食材そのものの味をウリにしたヘルシーなお菓子が人気です。
豆原料のスナック菓子は、まさにヘルシーで罪悪感無しに食べられるのが大きなポイント。
1位のmiinoソラマメは、油で揚げてはいますが、糖質は4.5~10.8gと低糖質で一袋食べてもカロリーは164kcalです。
ここで紹介した以外にも、豆を原料としたヘルシーなお菓子が次々登場していますので、興味のある方は是非食べてみてください。
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