最近、語学の勉強を始めました。
何語かというと、犬語です(笑)
犬と意思疎通ができるようになってくると、ますます犬が可愛くなりますね。
家族というか…私にとっては自分の子供みたいなものです。
なので糞つまりウンチを拾うのは、たいして苦ではありません。
ウンチを見ると、健康状態もわかりますしね。
ただ、モノがモノだけに、なるべく不快な思いをせず拾いたいという気持ちはあります。
散歩中、道行く飼い主さん達をさりげなくチェックしているのですが、今のところウンチの処理方法には次のタイプがあるようです。
犬のウンチの処理方法
スコップ派
田舎道で外飼いの犬を散歩させているオジサンに多いタイプ。
実際に処分している所をあまり目撃したことないのですが、土をかけたり埋めたりするのかな。
ある人は、スコップで拾って道路脇の草むらに投げてました。
え?そう使うの!?
スコップ派は実は持っているだけで使わない人もかなりの確率でいるような気がしてます。
ビニール派
ビニール袋もしくはレジ袋で直接ウンチを拾います。
中が透けて見えるので見た目は美しくないですが、外から見えるので確実に処理した事がわかります。
大型犬を連れている人に多いです。
ペーパー+ビニール派
ちり紙又はトイレットペーパーをウンチにかぶせ、それをビニール袋に入れて持ち帰るタイプです。
散歩に行く前にたたんだペーパーを用意しておく必要があります。
ウンチ処理袋派
街の公園などで一番多いタイプ。
ビニール袋(内側)と紙袋(外側)の二重構造になっていて、ビニール袋の内に手を入れ、紙パックごとウンチをつかんでくるっとひっくり返します。
持ち帰ったあとは紙袋(水溶紙)ごとウンチをトイレに流す、もしくはそのままゴミとして捨てます。
この中で、一番面倒がなくスマートに見えるのはウンチ処理袋でしょうか。
今回は、最近種類の増えてきたこのウンチ処理袋の比較をしてみようと思います。
果たして良いものが見つかるでしょうか。
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犬のウンチ処理袋6種類を徹底比較しました
今回試すのは、6種類です。
そのうち5種類が、ビニール袋と紙袋の2重構造になっているもの。1つがビニール袋のみです。
いぬのきもち ウンチとり袋(ベネッセ)
- 価格:775円(100枚入り)
- 商品の寸法:23 x 29cm
- 原材料・成分:外袋:(ビニール袋):ポリエチレン / 内袋(紙パック):(水解性)
- 生産地:日本
- 特徴:ズレ防止加工として、内袋と外袋を圧着してあるので風で落ちる心配がありません。
ベストパートナー 流せるエチケットパック(中西相互)
- 価格: 864円(100枚入り)
- 梱包サイズ:29.2 x 23 x 12.1 cm
- 素材:ポリ袋(茶色、ポリエチレン、サイズ約W20.5×H29.0cm)、紙袋(白色、水溶性、サイズ約W23.9×H21.0cm)
- 生産地:中国
- 特徴:うんちが見えにくい色付き袋。小・中型犬用。
クリーンワン お散歩エチケットパック
- 価格: 830円(小さめサイズ120枚入り)
- 商品の寸法:21×28㎝
- 材質 ポリエチレン 水解紙
- 生産地:中国
- 特徴:気になるニオイを包み込む香りつき。小さめサイズ。超小型犬にも。
マルカン うんちをポイ DP-920
- 価格: 630円(100枚入り)
- 本体サイズ:23×33×0.1cm
- 材質:ビニールバッグ ポリエチレン 紙バッグ 紙(水溶性)
- 生産地:中国
- 特徴:開けやすいビニールバック使用。石鹸の香り付き。色付きビニール袋で中身が見えにくい。ビニールパックが長いので結びやすい。
ペット用ウンチ処理袋ポイ太くん(サンテックオプト)
- 価格: 1,164円(200枚入り)
- 梱包サイズ (幅✕奥行✕高さ):24.5×21×19.5cm
- 材質:ポリエチレン、紙(水溶紙)
- 生産地:日本
うんちが臭わない袋BOS(クリロン化成 )
- 価格: 864円(100枚入り)
- 本体サイズ (幅✕奥行✕高さ):14.5×21×0.8cm
- 材質:ポリエチレン他
- 生産地:日本
- 特徴:うんちの後も臭いを気にせずお散歩できる! 車内でも快適! 袋を結んでゴミ箱にすてるだけ!トイレに流さないから水が節約できる! (1回あたり約13L) ※結び目よりも上に汚れが付くと臭いが防げません。
※価格・商品説明amazon調べ。
素材はみな同じ、サイズ表記は梱包サイズだったり商品のサイズだったりでよくわかりません。
ウンチ処理袋を選ぶにあたり、皆さんが知りたいのは実際の使い心地ですよね?
そこで今回は、様々なメーカーのウンチ処理袋を同じ条件でテストし、比べてみることにします。
6つのテストをしてみた
テスト1:ビニール袋と紙袋の外れやすさを調べる
このタイプを使っている人ならわかると思いますが、外でウンチを取る時、風が吹いたりして紙袋が外れてしまうことがあります。
片手に犬のリードを持ちながら、紙袋を付け直すは結構大変。かといって、完全に紙袋とビニール袋が密着していては、トイレに流すとき苦労します。
たかが紙袋されど紙袋。外れにくく流しやすいのはどれでしょうか?
実験の方法
ビニール部分をピンチで挟んで吊るし、全体を振ります。
<1回目>
つけるやいなや「ペット用ウンチ処理袋ポイ太くん」の紙袋が落ちました。
その後10回ほど降ってみましたが、どの紙袋も落ちません。
<2回目>
やはりあっという間にポイ太くんが落下。ほかのものは落ちませんでした。
<3回目>
壁に貼ってみました
やはりポイ太くんだけ落ちます。
実験結果
ポイ太くんはビニールと紙袋が外れやすい。それ以外はほぼ同じ。
テスト2:袋の結びやすさを比較してみる
袋の大きさや硬さで結びやすさが違うのではと考えたのですが、実際は大差ありませんでした。
あえて言うならビニールが大きいマルカンが結びやすく、小さいクリーンワンが若干結びにくいかも。
BOSは袋が厚手ですが、横方向に伸縮性があるので結び方を替えれば結びやすいと思います。
テスト3:紙袋の強度(水濡れ)を試してみる
雨の日にウンチを拾う時、紙が破れる事があるので濡らしてみました。
霧吹きで5プッシュしましたが、正直なところ強度に違いを感じませんでした。
ただこの時気づきましたが、クリーンワンは紙が1重でそれ以外は紙が2重です。
クリーンワンは、紙が一枚しかないため、濡れると破けやすいです。
テスト4:外からの見えやすさをチェック
水分の多いウンチや雨の日の場合、紙が濡れてビニールに張り付き、中身が外から見えやすくなります。
気にならない人は良いですが、中身が見えて汚らしい印象を与えてしまうのが嫌な人もいると思うので、一応チェックしてみました。
本物を入れるわけにもいかず、写真中央のグリニーズが入っています。
紙が一重のクリーンワンは袋に色がついているものの、紙が薄い分外から見えやすいようです。
袋が茶色のベストパートナーは、やはり一番中身が見えにくくて良いですね。
BOSも袋が厚手なので中身が見えにくいです。
テスト5:ニオイ漏れをチェック
本物を同じ分量入れるのは不可能なので、臭いの強い代用品ということでニンニクを入れてみました。
ニンニクは臭いが出やすいよう、上をちょっとすりおろしています。
封をしてそのまま1時間放置した後、袋の外側から臭いをかぎました。
上部からの臭い漏れを防ぐため、袋はきつく縛ってあります。
結果、まったく臭いが漏れないのがBOSです。さすが防臭力のBOS!
夏の間、生ごみ用に一般のBOSを使っていましたが、それと同様に驚異の防臭力です。
逆にポイ太くんとベストパートナー、ベネッセは臭い漏れを感じました。
マルカン、クリーンワンはもともとの袋に香りがついているので、臭いは感じますが袋の臭いと混ざってよくわかりません。
テスト6:開きやすさを比べてみる
最後になってしまいましたが、袋の開けやすさは使い勝手に一番影響する項目かもしれません。
いざ使おうとして袋がなかなか開かないとイラっとするはずですので。
テストの方法ですが、すべての袋を素手で5枚ずつ開く時間を測ってみました。室温20℃、湿度50%。
ちなみにカサカサで、普段ポリ袋は素手で開けない手です。
6つの袋の素材は、どれも表記上はポリエチレンとなっています。
果たして開けやすさに違いはあるのでしょうか?
実験結果
以下、実験の結果です。
- クリーンワン 12秒
- ベストパートナー 37秒
- ベネッセ 47秒
- マルカン 22秒
- サンテック 53秒
- BOS 10秒
これほど差が出るとは驚きました。
10秒~20秒のものは、カサカサハンドの私でも一度で袋が開きました。
30秒~50秒台の3つは、袋の口の部分をヨリヨリしたり、クシャクシャにしないと開かなかったという事です。
これらの袋は前もって袋の口を開けておかないと、風のある屋外ではかなり開きにくいと思います。
ツバつければ開くと思いますが。不思議なのは、簡単に開く袋はすべてブルーの袋だった事。なぜブルーだと開けやすいんでしょうね?誰か教えてください。
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まとめ
さて、以上の結果をまとめたのがこの表です。
メーカー名 | ベネッセ | 中西相互 | クリーンワン | マルカン | サンテックオプト | クリロン化成 |
商品名 | 犬のきもち ウンチとり袋 | ベストパートナー 流せるエチケットパック | お散歩エチケットパック | ウンチをポイ | ペット用ウンチ処理袋ポイ太くん | うんちが臭わない袋BOS SSサイズ |
枚数 | 100枚 | 100枚 | 120枚 | 100枚 | 200枚 | 100枚 |
価格 | 775円 | 864円 | 830円 | 630円 | 1,164円 | 864円 |
外装サイズ(幅×奥行×高さ)cm | 21×11×14 | 20×11×21 | 10.5×18×15.5 | 21×11×22 | 21×24.5×19.5 | 14.5×21×0.8 |
本体サイズ(横×縦)cm | 22.5×29.5 | 22×28 | 20×28 | 23×31.5 | 23×29 | 16.5×27 |
紙袋サイズ(横×縦)cm | 22.5×19.5 | 22×20 | 20×16 | 23×20 | 23×20 | なし |
生産地 | 日本 | 中国 | 中国 | 中国 | 日本 | 日本 |
材質 | ポリエチレン、紙(水解性) | ポリエチレン、紙(水溶性) | ポリエチレン、水解紙 | ポリエチレン、紙(水溶性) | ポリエチレン、紙(水溶紙) | ポリエチレン他 |
1枚当たりの価格 | 7.7円 | 8.6円 | 6.9円 | 6.3円 | 5.8円 | 8.6円 |
ビニール袋の色 | 半透明白 | 茶 | ブルー | ブルー | 半透明白 | ブルー |
袋の開けやすさ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ |
結びやすさ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
紙袋の外れにくさ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | - |
臭いの漏れにくさ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
紙袋の丈夫さ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | - |
中身の見えにくさ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
それぞれ良い所も悪い所もあり、すべての面でコレだ!という袋は見当たりませんでした。
超小型犬や手の小さな女性におすすめなのは、クリーンワン。4kg以下の子には、この袋がちょうどいいようです。
大型犬や手の大きな男性なら、マルカンのウンチをポイがよさそうです。
中身が見えにくいベストパートナーのエチケットパックもおすすめですが、紙袋の横が破れやすい事がわかりました。
車でのお出かけや長時間持ち歩く場合は臭い漏れがないBOSが安心です。
レジ袋が素手で開かないカサカサハンドの方は、マルカン、クリーンワンが開けやすくておすすめです。
クリーンワンは袋の上部に穴が開いており、フックなどに掛けておけそう。何気に便利かもしれません。
7キロの小型犬飼い主の目線で選ぶなら、トイレに流すこと前提でマルカンです。
BOSの消臭力も魅力的なので、蓋つきのゴミ箱で良いものがあればBOSもアリかな。
アマゾンのレビューを見ると、各メーカーそれぞれ独自にマイナーチェンジをしたり、販売価格が微妙に上下したりしているようです。
今回の調査より値段が安くなったり、評価の低かったメーカーが改良を重ねて良くなる可能性もあるので、時々チェックした方がいいですね。
些細なことですが、ウンチ処理袋の選び方でちょっとしたイライラがなくなればしめたもの。
皆さんも、自分基準でお気に入りを探してみてはいかがでしょうか。
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