ペットは大切な家族の一員なので、病気や怪我をしたときには、動物病院で診てもらう必要があります。
しかし、ペットには人間のような健康保険がないので、動物病院の費用は基本的に全額自己負担になってしまいます。
そこで役立つのがペット保険ですが、ペット保険会社はとてもたくさんありますし、サービス内容もいろいろありすぎて、どこと契約するのが良いのか迷ってしまいますよね。
今回は、ペット保険の主要12社を徹底比較しますので、大切なペットの命を守るため、是非とも参考にしてください。
目次
アイペット損保
- おすすめ度★★★★★
- サービス名「うちの子」「うちの子Light」
- 50%の70%の保険がある
- 手術に特化したLightプランあり(補償率90%)
- ニーズに合ったコース選択が可能
- うちの子Lightなら月額保険料1000円以下
- 多頭割引あり
- 12歳までの犬と猫が加入できる
アイペット保険は、アイペット損害保険株式会社が提供するペット保険のサービスです。
加入できるのは、満12歳11ヶ月までの犬と猫です。
特徴は、うちの子とうちの子Lightという2つのコースがあることです。
うちの子というのは一般的なペット保険のコースで、補償対象は日常の病気や怪我など幅広く、通院費用も補償されます。
補償率は50%と70%から選ぶことができて、年間の保証限度額は72.8万円です(うちの子50%の場合)。
うちの子Lightというのは、手術をした場合に利用できる保険で、補償対象は手術を含めた10日までの入院費用です。
これについては90%の費用が支払われますが、それ以外の通院などについては補償がありません。
うちの子Lightの場合には、月々の保険料は1000円以下にできるので、かなり手軽にペット保険に加入することができます。
また、ペットが他人に損害を与えた場合に補償を受けられるペット賠償責任特約をつけることができます。
自分のニーズに合ったコース選択をしやすいことと、比較的高齢のペットも加入できてバランスが良いことなどから、おすすめ度は最高の5をつけました。
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ペッツベスト
- おすすめ度★★★★★
- 補償率80%
- 1日あたりの限度額無し
- 1年あたりの限度日数無し
- 年間補償限度額50万円
- 獣医師が作った保険
- 16歳までの犬と猫が加入できる
- 免責額あり
ペッツベストは、ペッツベスト少額短期保険株式会社が提供するペット保険のサービスです。
特徴的なのはその補償率の高さで、どのコースでも80%の治療費の補償が受けられます。
また、16歳までの犬と猫が加入できるので、年をとったペットも加入できて安心です。
また、1日の利用限度額や年間の利用日数に制限がないことも大きなメリットです。
多くのペット保険会社では、1日の限度が12000円となっていたり、年間の利用限度日数が20日などとなっていたりする中、ペッツベストでは、年間限度額50万円以内なら、1日いくらまででも年間何日間の通院でも補償されます。
一回あたりの限度額は25万円で手術の回数にも限度がなく、1年あたりの限度額は50万円または100万円となっています(コースによって異なります)。
通常、ペットが病院にかかるとき、1年に何回も軽い病気にかかるよりも1回だけ大きな病気にかかることの方が多いので、ペッツベストのようなタイプの保険は、大切なペットが大きな怪我をしたときにとても頼りになります。
このように、獣医師が作った保険だというだけのことはあり、非常に保険内容が充実しますが、その分、免責額が設けられていて、ベーシックプランなら20000円、ファーストプラン(上級プラン)なら7500円までが免責されます。
他の保険にはない特徴を備えていて補償内容も充実しているので、おすすめ度は最高の5をつけました。
日本アニマル倶楽部
- おすすめ度★★★★★
- サービス名「プリズムコール」
- 小動物、は虫類、鳥類も加入できる
- 生後60日以上満9歳未満の犬と猫が加入できる(ネット申込の場合は満6歳未満)
- 補償率100%
- インターネット割引3%
- 葬祭費、高度後遺障害も補償対象
日本アニマル倶楽部のペット保険は、日本アニマル倶楽部株式会社が提供するサービスですが、いろいろと、他の保険にはない特徴があります。
サービス名はプリズムコールで、補償率は100%です、犬と猫だけではなくフェレットなどの小動物やは虫類、インコやオウムなどの鳥類も加入できます。
また、診断書費用や葬祭費、高度後遺障害の費用なども補償されるので、補償内容がとても手厚いです。
ペットの年齢が上がっても保険料が上がりにくいのもポイントが高いです。
保険料は安くはありませんが、補償内容が非常に充実していて他の保険にはないサービスがあるので、補償を手厚くしたい人や犬猫以外のペットを飼っている人にはおすすめです。
このようなことから、おすすめ度は5としました。
ガーデン少額短期保険
- おすすめ度★★★★
- サービス名「いぬとねこの保険」
- 日額上限、日数上限なし
- 年間補償限度額50万円
- 11歳までの犬と猫が加入できる
- 割引制度が充実している
- 50%、70%、90%のコースがある
ガーデン少額短期保険は、ガーデン少額短期保険株式会社が運営するペット保険です。
加入できるペットは満11歳までの犬と猫で、補償割合はコースによって異なり、50%、70%、90%から選ぶことができます。なお、契約の更新は満20歳まで可能です。
1日あたりの限度額や年間の限度日数はありません。1回の請求金額にも限度がなく、年間50万円の範囲なら、何度でもいくらまででも請求できます。
複数のペットが加入すると割引を受けられる多頭割引や、マイクロチップが入ったペットが加入すると割引を受けられるマイクロチップ割引、ネット上から申し込むと割り引かれるインターネット割引などがあり、割引制度が充実しているのもポイントが高いです。
ガーデン少額短期保険は、高齢の犬猫でも加入できることや補償内容、割引が充実していることなどから、おすすめ度は4をつけました。
PS保険
- おすすめ度★★★★
- ネット通販型保険で、保険料が安い
- 生後30日以上9歳未満の犬と猫が加入できる
- 年間限度額110万円
- ペットの車いす費用が補償される
- ペットの葬儀費用特約あり
- 50%、70%、100%のプランがある
PS保険は、ペットメディカルサポート株式会社という会社が提供するペット保険サービスです。
ネット通販限定の保険なので、保険料を安く抑えることができます。
また、補償率は50%、70%、90%から選ぶことができるので、ニーズに合った選択が可能です。
加入できるのは、生後30日以上9歳未満の犬と猫なので、あまり高齢になると加入が困難になります。
また、1日あたりの上限額や1年あたりの上限日数、1回あたりの限度額の設定もありますし、手術は年間2回までです。
ただ、年間の補償限度額は非常に高く、110万円までとなっているので、ペットが1年に何度も病院にかかった場合には、得になる可能性があります。
ペット用の車いすが必要な場合にそのサービスが受けられますし、特約によってペットの葬儀費用の特約をつけてもらうことができる点も他社にはない特徴です。
他の会社にはないメリットもたくさんありますが、高齢のペットの加入が難しいなどの点を考慮して、おすすめ度は4としました。
イーペット
- おすすめ度★★★★
- 50%と70%の補償率を選べる
- 一回の上限金額無し
- 年間の手術回数、入通院日数の制限なし
- 年間限度額50万円
- 初回の怪我は100%補償(70%補償率の場合)
- 割引制度が充実している
- 満10歳までの犬と猫が加入できる
イーペットは、イーペット少額短期保険株式会社という会社が提供するペット保険サービスです。
50%と70%の補償率のコースから加入するコースを選ぶことができます。
加入できるのは満10歳の犬と猫ですので、年齢制限は平均より少しゆるめの印象です。
年間の手術回数に制限がなく、入通院日数の制限や、1日あたりの限度額などすべてありません。
年間限度額50万円の範囲なら、全額の補償を受けることができるので、大きな病気や怪我をしたときにも安心です。
また、補償率70%のコースなら、初回の怪我の場合には100%の補償を受けることができます。
割引制度が充実しているのもポイントで、インターネット割引で5%、無事故継続割引で5%、複数のペットが加入した場合には多頭割引が3%、マイクロチップを入れたペットの場合にはマイクロチップ割引3%を受けることができます。
このように、イーペットは総合力が高いので、おすすめ度は4としました。
アクサダイレクト
- おすすめ度★★★
- サービス名「いぬのきもち保険」「ねこのきもち保険」
- 8歳までの犬と猫が加入できる
- 50%と70%のコースが選べる
- 補償限度額年間50万円
- 1日あたりの限度額
- 年間通院の限度日数、限度額なし
- インターネット割引あり
アクサダイレクトは、交通事故の損害保険でも有名なアクサダイレクトのペット保険です。
加入できるのは、満8歳までの犬と猫なので、年齢制限は厳しい方です。
50%補償コースと70%補償コースがあり、ニーズによって選ぶことができます。
また、年間の補償限度額が50万円ですが、その範囲内であれば、1日あたりの限度額がありませんし、1年あたりの通院(入院)日数の限度もありません。
一回の請求額についても限度がないので、ペットが大きな怪我をしたときにも安心です。
ネット上から申込とすると、ネット割引として3000円が割り引かれます。
以上を総合的に評価すると、アクサダイレクトは特に大きなメリットもデメリットもない印象なので、おすすめ度3をつけました。
アニコム損害保険
- おすすめ度★★★
- サービス名「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
- 7歳11ヶ月までの犬と猫が加入できる
- 50%と70%のコースがある
- 年間補償限度額なし
- 多頭割引、健康継続割引あり
アニコム損害保険では「どうぶつ健保ふぁみりぃ」というサービスを実施しています。
利用できるペットは、7歳11ヶ月までの犬と猫なので、年齢条件は比較的厳しいです。
選べるコースは、補償率が50%のコースと70%のコースです。
1日の支払限度額や年間の支払限度日数、1回の支払限度額がありますが、年間の支払限度額の設定がありません。
そこで、1年に何回も動物病院にかかることがあれば、お得になります。
さらに、複数のペットが加入すると割引を受けられる多頭割引がありますし、保険利用回数が少ない場合に割引が受けられる健康継続割引もあります。
ペットが他人に損害を与えた場合に補償を受けられるペット損害賠償責任特約をつけることができます。
以上を総合評価して、平均的なサービスという印象なので、おすすめ度は3としました。
au損保
- おすすめ度★★★
- 生後30日以上10歳未満の犬と猫が加入できる
- 補償率50%と70%のコースがある
- 通院ありタイプと通院なしタイプがある
- 1日あたりの限度額、1回あたりの限度額、利用回数制限なし
- 年間通院限度額20万円または28万円
- 年間入院手術限度額50万円または70万円
au損保は、au損害保険会社が提供しているペット保険サービスです。
生後30日以上10歳未満の犬と猫が加入できるので、加入年齢については平均的な取扱です。
通院ありタイプと通院なしタイプが選べて、通院無しタイプの場合には入院と手術の費用しか補償されませんが、その分保険料が安くなります。
どちらのタイプも補償率が50%と70%のコースがあり、補償率50%の場合には1年の入院限度額が50万円、通院限度額が20万円となります。
補償率70%の場合には、1年の入院限度額が70万円、通院限度額が28万円となり、補償が手厚くなります。
このように、au損保はかなり細かくニーズに応じてコース設定をすることができます。
ただ、通院無しタイプの補償率が50%か70%というのは低めで、90%などが多い他の保険と比べて見劣りする印象です。
ほかに、ペット専門の獣医師にペットの健康状態やしつけの問題などについて無料で相談ができる、かかりつけ獣医師ダイヤルというサービスがあります。
以上を総合的に評価すると、平均的なサービスなので、おすすめ度は3としました。
ペット&ファミリー少額短期保険
- おすすめ度★★★
- サービス名「げんきナンバーわん」「げんきナンバーわんスリム」
- 生後45日以後7歳までの犬と猫が加入できる
- 50%と70%の補償率から選べる
- 1日あたりの限度額無し
- 年間補償額は50万円または70万円
- 免責金額があるコースとないコースがある
ペット%ファミリー少額短期保険が実施している保険は、「げんきナンバーわん」と「げんきナンバーわんスリム」です。
げんきナンバーわんの方は、保険料が高めになっていますが、その分免責金額がありません。
げんきナンバーわんスリムの方は、3000円が免責額とされています。どちらも、1日あたりの限度額はありません。
加入できるのは生後45日以後満7歳までの犬と猫なので、年齢的にはかなり限定されています。
補償率は、50%と70%から選ぶことができます。補償率50%のプランでは年間限度額が50万円、補償率70%のプランでは年間限度額が70万円となっています。
50%のプランにすると、かなり補償内容が小さくなってしまう印象です。
特に悪い点はありませんが、特に良い点もないという意味で、おすすめ度は3としました。
もっとぎゅっとペット保険
- おすすめ度★★★
- 生後31日から満9歳までの犬と猫が加入できる
- 手術に特化したコースと通院補償も受けられる医療保険サービスを選べる
- 補償率は手術コースの場合90%と70%、医療コースの場合50%と70%から選べる
- 保険料が上がりやすい
- ガン保険特約、ペット責任賠償保険特約あり
もっとぎゅっとペット保険は、もっとぎゅっと少額短期保険株式会社が提供するペット保険です。
手術専用のコースと通院も補償対象となる医療保険のコースがあり、それぞれについて2つのコースを選択できるので、合計4つのコースから選ぶことができます。
これ以外に、少額の保険料で小さな補償を受けられるお手軽なコースもあります。
このように、コース設定が細かいため、自分のニーズに応じた契約を選びやすい点がメリットです。
ただ、反対に言うと、どの保険に入れば良いのかわかりにくいとも言えます。
また、ペット保険には珍しくガン保険特約をつけることができて、ガンと診断されたときに5万円の支払いを受けることができますし、ペット責任賠償保険特約をつけると、ペットが他人に損害を与えた場合の賠償金についても補償されます。
ただ、保険料が上がりやすいという難点もあるので、総合的に評価して、おすすめ度は3としました。
FPC
- おすすめ度★★
- サービス名「フリーペット保険」
- 8歳までの犬と猫が加入できる
- 補償率50%
- 保険料が安い
- 年間限度額85万円
FPCは、FPC株式会社によるペット保険で、サービス名は「フリーペット保険」です。
加入できるのは8歳までの犬と猫なので、高齢になったペットの場合には加入が難しいです。
また、補償率は一律50%なので低く、万全の補償というには少し厳しいです。
1日の限度額や1年あたりの限度日数、1回の傷病についての限度額が設けられている点も、使い勝手が悪いです。手術については1年に1回しか認められません。
ただ、年間の保険限度額は85万円と高いので、1年に何度も病気や怪我をした場合(手術が不要な場合)には得になる可能性があります。
また、保険料は安めで、他の保険から乗り換えて保険料が減ったという声もあります。
年間限度額以外の点ではあまりメリットを感じられませんし、補償率の低さも気になったので、おすすめ度は2としました。
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ニーズに合った保険を選んで大切なペットを守ろう
このように、ペット保険はとてもいろいろなものがありますが、やはり重要なのは、補償率と補償限度額(1日の制限や年間日数、年間限度額)の制限です。
補償率については、50%の補償なら半額しか補償されませんが、100%の補償なら全額の補償が受けられるので、まったく結果が変わってきます。
年間の限度額は高い方が良いですが、一回の利用限度額や1日あたりの限度額があると、結局年間限度額まで利用することは難しくなるので、年間限度額が低くても一回の利用額が無制限の方が良いこともあります。
また、いつまで加入できるかという加入年齢にも注目すべきです。
最近は、手術費用に特化して保険料を安くするサービスも多いので、万一の場合に備えたい場合にはそのようなコースを利用するのも良いでしょう。
今回の記事を参考にして、大切なペットにピッタリ合った保険を選んで、ペットと安心して暮らせるようにしましょう。
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