2016年8月から、Amazonの定額読み放題サービス「Kindle Unlimited」がスタートしました。
これによって雑誌・電子書籍の読み放題サービスが活気づき、さらに進化していくと思われます。
でも、あまりにもサービスが多すぎて、それぞれの強みがわかりにくいですよね。
いろんなサービスをチェックした挙句、迷いすぎて契約を断念する人も多いと思います。
今回はdマガジン・Kindle・U-NEXTなど、代表的な読み放題サービス10種類を比較してみましたので、ぜひ参考にしてください。
目次
雑誌・電子書籍の読み放題サービスのおすすめは結局どこなの?
通勤途中にスマホで雑誌を読みたい…。
iPadで電子書籍を乱読したい…。
そんな願いから雑誌・電子書籍の読み放題サービスを契約しようと思ったのに、結局どれが良いのかわからず、断念した経験はありませんか?
今まさに悩み中の方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
今回は、以下10個のサービスを比較しました。
- dマガジン(NTTドコモ)
- Kindle unlimited(Amazon)
- 楽天マガジン(楽天)
- ビューン(ビューン)
- ブックパス(KDDI)
- ブック放題(SoftBank)
- Yahooブックストア読み放題(Yahoo)
- U-NEXT(U-NEXT)
- タブホ(OPTiM)
- フジテレビオンデマンド(フジテレビ)
こうしてあらためて見てみると、本当にいろんなサービスがありますね。
さっそく各サービスの料金と配信ジャンルから確認していきましょう。
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各サービスの月額料金と配信ジャンルを比較
雑誌・電子書籍の読み放題サービスと契約するなら、まず気になるポイントは2つ。
それぞれの月額料金と配信ジャンルを一覧にしてみました。
名称 | 月額料金 | 配信ジャンル |
dマガジン | 400円 | 雑誌 |
Kindle | 980円 | 雑誌・電子書籍・コミック |
楽天マガジン | 380円(年額3,600円) | 雑誌 |
ビューン | 480円(コース別に料金が異なる) | 雑誌・コミック |
ブックパス | 562円 | 雑誌・電子書籍・コミック・実用書 |
ブック放題 | 500円 | 雑誌・コミック |
Yahooブックストア | 400円 | 雑誌・電子書籍・コミック・実用書 |
U-NEXT | 1,990円 | 雑誌・コミック・電子書籍・動画 |
タブホ | 500円 | 雑誌 |
フジテレビオンデマンド | 300円〜2,000円 | 雑誌・コミック・動画 |
月額料金は300円〜1,990円と、かなり幅がありますね。
配信ジャンルが雑誌のみのサービスもあれば、電子書籍やコミックが読めるサービスもあるようです。
サービスを利用している知人に評判を聞いてみたところ、よく名前が挙がっていたのは「dマガジン」「楽天マガジン」「U-NEXT」あたりでした。
さて、それではサービスの特徴を1つずつチェックしていきましょう。
dマガジン(NTTドコモ)
NTTドコモが運営する「dマガジン」は、ドコモ契約者以外でも利用できる読み放題サービスです。
主な特徴を以下にまとめてみました。
- 月額料金:400円
- 無料お試し期間:31日
- 配信ジャンル:雑誌
- 雑誌数:160
- 対応デバイス:スマートフォン・タブレット・PC
最大5台までのデバイス + パソコン1台まで利用できるところが太っ腹ですね。
週刊文春、週刊新潮、女性セブン、anan、FRIDAYなど、有名週刊誌を含め、160以上の雑誌が読めて400円なら安いです。
週刊誌は1冊400円程度ですから、毎回購入している人ならかなりのコストダウンになると思います。
最大1年分のバックナンバー1,000冊が読める
dマガジンのすごいところは、最大1年分のバックナンバー1,000冊が読めるところです。
つまり最新版の雑誌だけではなく、過去のものも読めるんですよね。
出張などで長時間移動するときに、まとめ読みできちゃうのは便利だと思います。
さて、次はAmazonの「Kindle unlimited」にいきましょう。
Kindle unlimited(Amazon)
Amazonが生活に欠かせない存在になっている方も多いでしょう。
Amazonで生活用品を購入したり、Amazonプライムビデオで映画を見たり、本をダウンロードしたり。
そんなAmazonからリリースされた読み放題サービスが「Kindle unlimited」です。
主な特徴を以下にまとめました。
- 月額料金:980円
- 無料お試し期間:30日
- 配信ジャンル:雑誌・電子書籍・コミック
- 雑誌数:200
- 対応デバイス:スマートフォン・タブレット・PC
dマガジンに比べると値段は高めですが、そのぶん配信コンテンツがすごいです。
コミックが3万冊以上、和書が12万冊以上、洋書が120万冊以上読み放題。
ちょっと桁違いの配信数ですね、これは…。
オフラインでも読める・10冊まで同時ダウンロード可能
Kindle unlimitedの良いところは、10冊まで同時ダウンロードできるところです。
これは「月10冊までしか読めない」というわけではありません。
iPhoneやiPadに同時ダウンロードできるのが10冊という意味なので、どれか1冊を終了すれば別の1冊をダウンロードできます。
電車や飛行機で長時間移動するときでも、10冊あれば十分楽しめますよね。
さて、次はAmazonと同じくらいの知名度を誇る、楽天のサービスを見ていきましょう。
楽天マガジン(楽天)
ネットショッピンでおなじみの楽天がスタートしたのが「楽天マガジン」です。
最近では、モデルの中村アンさん出演のテレビCMもやっていますね。
月額380円のプランに加えて、お得な年額3,600円のプランもありますので、長期利用を考えている場合はご検討を。
- 月額料金:380円(年額3,600円)
- 無料お試し期間:31日
- 配信ジャンル:雑誌
- 雑誌数:200
- 対応デバイス:スマートフォン・タブレット
料金の支払いに応じて楽天スーパーポイントが貯まるのもうれしいですね。
ちなみに楽天カードで支払いをすれば、2倍ポイントになります。
dマガジン同様、配信されている雑誌はサンデー毎日、ELLE、GOODS PRESSなどの有名どころがそろっていますよ。
しおり・記事まとめ・ランキング機能が便利
楽天マガジンの便利なところは、しおり・記事まとめ・ランキング機能があるところです。
紙の本を読んできた人にとって、好きなページをすぐに開けない電子書籍はちょっと不便だったりしますよね。
でも、楽天マガジンには、気になる記事をマークできる「しおり機能」や、面白かった記事をまとめてくれる「記事まとめ機能」があります。
また、どれを読もうか悩んでいるときに便利な「ランキング機能」も。
専用アプリは、かなり使いやすいと思いました。
次は、スマホやタブレットを多用する人におすすめのビューンを見ていきましょう。
ビューン(ビューン)
「ビューン」は、SoftBank系列の会社が運営するサービスです。
月額480円で雑誌とコミックが読み放題なのは、ちょっと良いかも。
主な特徴は以下の通り。
- 月額料金:480円(コース別に料金が異なる)
- 無料お試し期間:7日
- 配信ジャンル:雑誌・コミック
- 雑誌数:雑誌140、コミック300冊
- 対応デバイス:スマートフォン・タブレット
他のサービスに比べて、無料お試し期間が短め、配信数も少なめですね。
そのかわり週刊アサヒ芸能、Newsweek、Flashなど、140以上の雑誌には有名どころがそろっています。
漫画なら、俺の空、銀河、夢幻の如くといった名作が読み放題です。
全部読み・おトク読みの有料コンテンツあり
ビューンは他のサービスに比べて配信数が少なめですが、その理由は有料コンテンツがあるから。
「全部読み」なら、人気雑誌を通常価格の30%オフで、「おトク読み」なら、人気コミックを通常価格の30%オフで購入できます。
人気コンテンツを安く購入できるのは嬉しいですが、これなら他の読み放題サービスのほうがいいかもしれませんね。
次は、KDDIのブックパスを見ていきましょう。
ブックパス(KDDI)
KDDIの「ブックパス」は、auユーザーのみ利用できる読み放題サービスです。
月額562円で230以上の雑誌と、4万冊以上のコミック、小説、実用書、写真集、雑誌が読めちゃいます。
- 月額料金:562円
- 無料お試し期間:14日
- 配信ジャンル:雑誌・電子書籍・コミック・実用書
- 雑誌数:230
- 対応デバイス:スマートフォン・タブレット・PC
auの契約機種でのみ利用可能。
登録にはau IDが必要で、支払いには「auかんたん決済」が使えますので、auユーザーにとっては便利でしょうね。
ヤングマガジン、ビッグコミックスピリッツ、週刊アスキー、週刊ダイヤモンド、プレイボーイといったコアな雑誌とコミックをおさえているところが魅力です。
オトナのコミック・写真集が充実
ブックパスは、ちょっとオトナのコミックや写真集が充実しています。
別途料金にはなりますが、気になるグラビアアイドルの写真集などを見たい人におすすめですよ。
あと、定期的に割引キャンペーンが行われていますので、公式サイトかアプリをまめにチェックしておいたほうが良いでしょう。
次は、SoftBankのブック放題を紹介します。
ブック放題(SoftBank)
「ブック放題」は、SoftBankユーザーにおすすめのサービスです。
雑誌が150以上、漫画が1万冊以上読み放題です。
- 月額料金:500円
- 無料お試し期間:1ヶ月
- 配信ジャンル:雑誌・コミック
- 雑誌数:150
- 対応デバイス:SoftBankの携帯・スマートフォン・タブレット
同じくSoftBankが運営するビューンと比較すると、月額料金は20円高いですよね。
でも、ビューンは雑誌の読み放題が480円、コミックの読み放題が480円にわかれていますので、実はブック放題のほうがお得です。
コミックをあまり読まないのであれば、月額料金400円のdマガジンのほうがコスパが良いですよ。
雑誌は、PRESIDENT、non・no、DIME、週刊現代、週刊東洋経済など、渋いセレクトになっています。
あと、Android端末はSoftBankキャリアのものしか利用できませんので、ご注意を。
初月無料で試し放題
ブック放題の良いところは、初月無料であることです。
まる1か月使えたら、コンテンツの充実度やアプリの使い勝手などを総合的に判断できますよね。
SoftBankユーザーなら、とりあえず契約してみるのもアリだと思います。
さて、残りはあと3つです。
次はYahoo!のサービスを紹介しますね。
Yahooブックストア読み放題(Yahoo)
「Yahooブックストア読み放題」は、幅広いコンテンツをそろえたサービスです。
主な特徴は以下の通り。
- 月額料金:400円
- 無料お試し期間:1ヶ月
- 配信ジャンル:雑誌・電子書籍・コミック・実用書
- 雑誌数:40
- 対応デバイス:スマートフォン・タブレット・PC
雑誌の少なさはちょっと引っかかりますね。
しかもエコノミスト、サンデー毎日といった有名誌を除けば、グルメ、アウトドア系雑誌がほとんどなので、定期購読するにはちょっと物足りないかも。
そのぶん電子書籍やコミックが2.5万冊以上そろっています。
スマートフォン・タブレット・PCに対応
Yahooブックストア読み放題は、あらゆるデバイスに対応しているのが強みです。
iOS端末とAndroid端末に対応しているほか、WindowやMacなどのパソコンのブラウザーでも閲覧可能。
ブラウザーも、Internet Explore、Firefox、Google Chrome、Safariに対応していますので、好きな環境で利用できると思います。
それでは、動画配信でも有名なU-NEXTをチェックしていきましょう。
U-NEXT(U-NEXT)
動画配信サービスの比較記事でも取り上げた「U-NEXT」は、今回紹介するサービスの中で月額料金がもっとも高額です。
その額、なんと1,990円。
- 月額料金:1,990円
- 無料お試し期間:31日
- 配信ジャンル:雑誌・コミック・電子書籍・動画
- 雑誌数:70
- 対応デバイス:スマートフォン・タブレット
ただし、映画・ドラマ・アニメなどの映像作品、12万本を含めて1,990円ですから、雑誌の料金の割合としては30%くらいで計算すればOK。
U-NEXTはどうしても動画がメインになるでしょうから、雑誌やコミックはあくまでも「おまけ」くらいで利用するのが良いと思います。
BOOK Placeには有名誌がいっぱい
U-NEXTの雑誌読み放題は、「BOOK Place」という専用アプリで利用できます。
雑誌は、週刊女性、メンズノンノ、セブンティーンなど、大人から子供まで読めるものをピンポイントで採用。
「毎週買うほど熱心ではないけれど、あれば読みたい」くらいの読者におすすめです。
タブホ(OPTiM)
OPTiMが提供する「タブホ」は、サクッと利用できる読み放題サービスです。
主な特徴は以下の通り。
- 月額料金:500円
- 無料お試し期間:24時間
- 配信ジャンル:雑誌
- 雑誌数:150
- 対応デバイス:スマートフォン・タブレット・PC
登録することなく、アプリをダウンロードするだけで24時間お試しがスタートするところが良いですね。
有名誌も配信されていますが、今日の晩ごはん、珈琲時間、トリコガイド、といった旅系雑誌が充実しているのも特徴的です。
人気ランキングがリアルタイムで配信されていますので、悩む心配もありません。
口コミ・いいね!を共有できる
タブホの特徴は、SNS的に利用できることです。
読んだ本の口コミを書き込んだり、いいね!をしたり。
その評価をもとに雑誌がランキング化されますので、「ユーザーが選んだ1冊」に出会うことができるでしょう。
雑誌の数は平均的ですが、楽しく使いたい人には良いかも。
それでは最後に、フジテレビオンデマンドの紹介です。
フジテレビオンデマンド(フジテレビ)
「フジテレビオンデマンド」は、雑誌・コミックに加えて、映像作品も配信しているサービスです。
先ほど紹介したU-NEXTのような感じですね。
主な特徴は以下の通り。
- 月額料金:300円〜2,000円
- 無料お試し期間:1ヶ月
- 配信ジャンル:雑誌・コミック・動画
- 雑誌数:60
- 対応デバイス:ブラウザーのみ
月額料金は最安300円でから最高2,000円まで、コースが細かくわかれています。
雑誌の数は少なめですが、フジテレビで放映しているドラマやアニメが好きな人にとっては、かなりお得だと思いますよ。
ブラウザーのみで利用可能
映像作品を除き、フジテレビオンデマンドに特筆すべき点はありません。
そして、専用アプリはあるものの、ブラウザーのみで利用可能なのは残念ですね。
つまりダウンロード利用ができないため、Wi-Fiか、3G回線が無ければ利用できないのです。
映像作品も雑誌もブラウザーで見ることになりますので、屋外で利用したい人は注意してください。
ドラマを大量に見たい人にとっては、レンタルビデオショップよりもお得ですね。
ふぅぅぅぅ…
これで10個のサービスの比較が終了しました。
さて、結局のところ、おすすめはどれなのでしょうか?
おすすめの定額読み放題サービスはコレだ!
一通りのサービスをチェックしてきましたが、それぞれ特徴が異なりましたね。
ここでは、おすすめのサービスを用途別に紹介します。
雑誌メインならdマガジン、楽天マガジン
雑誌メインなら、dマガジン(400円)と、楽天マガジン(380円)で決まりです。
やはり雑誌の配信数が圧倒的に多いことと、月額料金が安いのは魅力だと思います。
コミック・実用書も読みたいならKindle、Yahooブックストア
コミックや実用書も読みたいなら、Kindleun limited(980円)と、Yahooブックストア読み放題(400円)がおすすめです。
Kindleの魅力は、雑誌・コミックが12万冊以上、洋書が120万冊以上という圧倒的な配信数。
Yahoo!も2.5万冊の配信数を誇っています。
読み物をトータルで楽しみたい人にとっては、コスパの良いサービスですね。
動画がメインならU-NEXT、フジテレビオンデマンド
動画メインで探すなら、U-NEXT(1,990円)か、フジテレビオンデマンド(300円〜2,000円)がおすすめです。
雑誌の配信数はイマイチですが、映像作品の「おまけ」と考えれば十分なボリュームですよね。
今回の比較結果が参考になればうれしいです。
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まとめ
雑誌・電子書籍の月額読み放題サービスは、本当にたくさんありますね。
2016年からKindle unlimitedが日本でもスタートしたことで、今後あらたなサービスが登場する可能性もあるでしょう。
通勤時間のちょっとした楽しみに。
気になる読み放題サービスを利用してみてください。
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