最近、ネット上のクラウドソーシングを利用した働き方が世間からも注目されつつあります。
クラウドソーシングを利用すると、自宅にいながら自分のスキルを活かして、好きな時間にはたらくことができるので、いろいろな人が多彩な働き方を実現しやすいです。
最近はクラウドソーシングサービスもたくさん増えて、どのサイトを使って良いのかわからないこともあるでしょう。
クラウドソーシングサイトには、それぞれ特徴があります。
そこで今回は、プロのライターとして使ってみた5社のクラウドソーシングサービスを徹底比較してご紹介します。
ランサーズ
- ライターが多い
- 対応が親切で身近
- 手数料は2割がメイン
- 通常の依頼方法とストアがある
- ライターの単価は高め
ランサーズは、クラウドワークスと並んで利用者の多いクラウドソーシングサイトです。
クラウドソーシングでは、クライアント(依頼者)と受注者が双方登録していますが、ランサーズはその両方が非常に多いです。
2008年からクラウドソーシングサービスを開始しており、この業界内では古く実績があります。
登録しているユーザーに対するサポート体制なども整っており、問合せを出すと割とすぐに返信がもらえます。
毎年一回ランサーオブザイヤーといって、その年に一番活躍したランサーを選んで表彰をする制度があります。利用者にとって、運営者を身近に感じやすいです。
個人的な感想として、ライターに対しての報酬額は、クラウドワークスよりも多いと感じています。
筆者はもともとクラウドソーシングをはじめて利用したのがクラウドワークスで、ランサーズを使い始めたのはかなり後だったのですが、ランサーズの方が単価が良いと感じるので、今はランサーズの比率の方が高くなっています。
ランサーズの手数料は、依頼金額によって変わりますが、5%~20%となっていて、多くのケースで20%かかります。
ランサーズには、通常の依頼方法と「ストア」による購入方法があります。
ストアでは、各ランサー(受注者)が自分のスキルを売りに出して、それを気に入った人が購入する流れになります。
たとえば出品者は「記事作成1000文字〇〇円」などという「商品」を販売する形にします。
このやり方は、もともとココナラなどで利用されていましたが、ランサーズが「ストア」という形で導入しました。
ランサーズのストアの商品は、ライティングやプログラミング、デザインなどが多く見られます。
一定以上の実績のある人については「認定ランサー」とされて、プロフィールに表示される機能があります。
ランサーズは、初めてクラウドソーシングを利用する人にもおすすめできるサイトです。
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クラウドワークス
- 利用できる福利厚生的な制度が多い
- 手数料は2割がメイン
- タスクの手数料は無料
- 通常の依頼方法のみ
- ライターの単価は低め
クラウドワークスは、ランサーズと並んで利用者の多いサイトです。
サービスが開始したのが2011年であり、ランサーズより少し遅いです。
ランサーズよりも運営者を遠く感じるのですが、フリーランス用の休業保険の費用を負担してくれたり、チャットワークのパーソナルプランへの費用を負担してくれたりするので、福利厚生的なサービスがいいと感じています。
おそらく最近始まったものだと思います。
筆者がはじめて利用したのがこのクラウドワークスで、当初は使い方の仕組みなどまったくわからなかったのですが、これを使いこなせるようになってクラウドソーシングのことを勉強した感じです。
クラウドワークスの手数料は、依頼金額に応じて変わりますが、10万円以下なら20%、20万円以下なら10%、20万円を超えると無料ですし、タスクの手数料も無料なので、依頼金額が高くなると、ランサーズよりも手数料が安くなるケースがあります。
ただ、全体的な依頼単価が、ライターに限って言うと安いです。
筆者ももともとはクラウドワークスを使っていましたが、今はランサーズがメインです。
クラウドワークスには、実績が一定以上の人を「プロクラウドワーカー」に認定しており、中でも各カテゴリ別にトップになった人について「トッププロクラウドワーカー」としてプロフィールに表示されるようになっています。
クラウドワークスも、初めてクラウドソーシングを利用する人におすすめできるサイトです。
番外:クラウドテック
- エンジニアとデザイナー向けのサイト
- 仕事を紹介してもらえる
クラウドワークスには、クラウドテックというエンジニア向けのクラウドソーシングサイトがあります。
これは、エンジニアとデザイナーに特化したサービスで、登録すると仕事を紹介してもらえます。
ライターの仕事はないので筆者は利用してはいませんが、エンジニア的なスキルがある人には使い勝手が良さそう(仕事が多そう)だという印象を持っています。
クラウドワークスはランサーズと比べてライターの報酬も低いので、どちらかというとエンジニア系の人に向いたサイトなのかとも思います。
ワオミー
- 2016年11月15日からの新しいサービス
- クラウドワークス版「ストア」
- まだ利用実績があまりない
ワオミーは、2016年11月15日から始まった新しいサービスです。
ランサーズのストアやココナラに似たサービスで、受注者が自分の得意なスキルを商品として売り出し、それを気に入った人が購入するという流れになります。
いわば、クラウドワークス版ストアです。
ライティング、デザイン、プログラミングなどだけではなく、占いやスピリチュアル的なものまでかなりさまざまな種類の商品が出ています。
筆者はまだ使い始めてから間もないので、利用実績がなくどのようなクライアントが多いのかなどはよくわかりません。
現在、利用者数を増やすため、手数料が無料になるキャンペーンなどが行われています。
ココナラ
- 「ストア」的な販売方法
- 占いなどが多い
- 手数料は3割がメイン
ココナラは、2012年に始まったクラウドソーシングサイトです。
ココナラの特徴は、受注者が自分のスキルを販売できることです。スキルを販売するサービスとして、今はランサーズストアやクラウドワークスのワオミーなどがありますが、この種のサービスを世間に大きく広めたのはココナラです。
ココナラでは、占いやスピリチュアルなどの販売がとても多く、人気です。
筆者は利用したことがありませんが、1回1万円のスピリチュアル的なサービスなどもあり、普通に購入されています。
一般的なライティングやデザイン、プログラミングやアイコン作成などのサービスも、もちろんあります。
さらに、ココナラの普通のワーカーとは異なる登録方法になっているのだと思われますが、弁護士が登録して無料相談を実施している(しかも、それにまでランキングづけが行われている)ことにも驚きます。
ココナラの出品者は、実績によってランク付けされていて、ランクが高くなるにつれて、販売できる商品も高額になっていきます。
ただ、基本の手数料が30%となっており、非常に高いので、クラウドワークスやランサーズを使い慣れていると、不満を感じることはあるかもしれません。
ココナラは、どのような意味でも、いろいろと目新しく他には見られないサービスがあるサイトです。
サグーワークス
- ライターに特化している
- 手数料なし(はじめから手数料を引いた金額が提示される)
- 案件はサイト側が管理して、サイトがライターに依頼を出す
- プラチナライター制度がある
サグーワークスは、ライターに特化したクラウドソーシングサービスです。
2012年に開始したサイトで、募集しているのはライティング案件のみです。
ゴールドライター(一般ライター)とプラチナライターがあり、プラチナライターの場合、ゴールドより高い報酬の仕事をすることができます。
特徴としては、クライアントとライターの直接のやり取りがないことです。
すべての案件をサグーワークス(サイト)が管理しており、サグ-ワークスの手数料を勘案した金額でライターに依頼しているので、「手数料」というものは存在しません。
発注数などはそう多くありませんが、シンプルなのでわかりやすいです。
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まずは一度、クラウドソーシングを使ってみよう
今回は、いろいろなクラウドソーシングサイトを比較してご紹介しましたが、最近はさらにたくさんのサイトが増えています。
はじめてクラウドソーシングを使うなら、まずはランサーズかクラウドワークスを利用してみることをおすすめします。
ここで慣れたら、おそらくどのサイトを利用しても、基本が共通なので、対応に困ることはないでしょう。
クラウドソーシングは難しくありませんし、登録や利用は無料であることが普通なので、関心があるなら一度利用してみることをお勧めします。
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