ステイホームの期間中、100均で目についた「ぬり絵」を買ってみました。
考えることは同じなのか、ぬり絵の在庫が妙に充実していたような…。
帰って早速古い色鉛筆で塗ってみましたが、きれいに塗れません。筆圧を上げて塗っても、色はちっとも濃くなりません。
確かにもともとヘタですが、これはちょっと…(汗)
もしかして色鉛筆のせい?
というわけで、今回は色鉛筆を比較してみることにしました。
良い色鉛筆を使えば、少しは上手に塗れるかも!
目次
ダイソー 色鉛筆12色
- メーカー:ダイソー
- 商品名:色鉛筆12色
- 価格:110円
- おすすめ度:★★★☆☆(3点)
細めの6角軸です。寝かせて塗れば気になりませんが、鉛筆を立てて塗ると、時々芯の中に硬い引っかかりがあります。
ただ、家の古い色鉛筆のような塗れば塗るほど紙が傷む不快感はありません。予想外に描きやすく、発色も悪くないです。
色に関しては、緑色の青みが強く、青は群青色のように暗く、うすだいだいは赤みが強いと感じました。
色鉛筆本体に色の表記がないので、お子さんが色の名前を覚えるのには不向きです。
また、ケースがないので別に用意しなければなりません。ただ、100円という値段を考えれば、年寄りの暇つぶし程度に使うには十分だと思いました。
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無印良品 色鉛筆12色入り
- メーカー:無印良品
- 商品名:色鉛筆12色入り
- 価格:390円
- おすすめ度:★★★☆☆(3点)
無印良品らしい自然のままの無塗装軸木で再生紙の箱に入っています。無塗装のせいか持った時柔らかく手に馴染みます。軸だけでなく芯も柔らかめ。
以前は420円でしたが、価格の見直しで390円になりました。36色、60色入りもあります。また、必要な色が後から単品で買えるのも良いです。
力を入れなくても塗りやすく、発色も良い方だと思います。全体的に明るめの色味でポップな印象です。
難を言えば、軸が全て同じ色なので、芯を見ないと何色かわからないこと。薄暗い場所では色の区別がつきにくいです。色番号は書いてありますが、番号だけでは分かりにくいです。
また、紙のケースのままだと、鉛筆の出し入れがしづらいです。色鉛筆自体は値段の割に品質が良いと思いました。
三菱鉛筆 UNI色鉛筆880 12色
- メーカー:三菱鉛筆
- 商品名:UNI色鉛筆880 12色
- 価格:586円
- おすすめ度:★★★★☆(4点)
丸軸でベーシックなデザイン。12色・24色・36色のバリエーションがあります。シンプルで使う人を選ばない色鉛筆です。
持ってみると非常に軸が硬く、しっかりした手触りです。色名は全てひらがなで表示され、子供でもわかりやすく色を覚えるのに良さそうです。
どの色も非常にはっきりした色味で発色も良いです。茶色とうすだいだいが他より薄く感じました。
芯は柔らかく書き心地はなめらかです。どんな角度で描いても紙に引っかかりません。
軸が硬いので力を入れ続けると手が痛くなりますが、コントロールはしやすいかも。
欠点はケースから鉛筆を取り出しにくいこと。鉛筆が短くなれば良いのでしょうが、使い始めは鉛筆とケースに隙間がなく、一本を取るのに非常に苦労しました。
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三菱鉛筆 消せる色鉛筆 ユニアーテレーズカラー12色
- メーカー:三菱鉛筆
- 商品名:消せる色鉛筆 ユニアーテレーズカラー12色
- 価格:1545円
- おすすめ度:★★★★☆(4点)
消せるので紙を傷めずに修正したり、軽く消して塗り重ねたりできます。
デザイン、イラスト、スケッチはもちろん印刷原稿の色指定などにも向いているとあります。全36色。
三菱鉛筆らしい硬めの丸軸です。消しゴム付属の分、ケースが大きめで場所を取るのが残念です。
強く書けば濃い色に、ソフトに塗ればパステルのような風合いになります。芯は適度に柔らかく発色も良いです。
uni880は色名がひらがなですが、こちらは英語表記です。
想像したよりきれいに消えるので、ストレスがありません。塗り絵をする際に腺からはみ出しても、すぐ消せるので良いですね。
値段が少し高くてもその分の価値は十分あると思いました。子供のお絵描きにも良さそうです。
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三菱鉛筆 色鉛筆 ポリカラー12色
- メーカー:三菱鉛筆
- 商品名:色鉛筆 ポリカラー12色
- 価格:1000円
- おすすめ度:★★★★★(5点)
商品説明によると、学生から絵のプロまで広く通用するシリーズだそうです。
塗料のような雰囲気の缶ケースで、特別な色鉛筆を想像しますが中身は普通です。
12色・24色・36色のカラーバリエーションがあります。硬めの丸軸でuni880とよく似ていますが、芯の太さはこちらが一回り太いです。
芯は柔らかく滑らかで、芯が太い分広い面を短時間で塗ることができます。力を入れずに濃い色が出るので、子供から老人まで使いやすいと思います。
紙への色乗りも良く発色もきれいです。色味は赤が少し暗めかな。
芯が少し太いだけで、描き心地にこれほど違いがあるとは驚きました。長時間塗っても疲れにくいです。
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三菱鉛筆 色鉛筆 油性ダーマトグラフ12色
- メーカー:三菱鉛筆
- 商品名:色鉛筆 油性ダーマトグラフ12色
- 価格:884円
- おすすめ度:★★★☆☆(3点)
成分にワックスを含み、ガラスや金属・プラスチックなどにも描けるようです。
芯が薄い紙で巻いてあり、芯が短くなったら紙を剥いて使う仕組みです。
イラストや色鉛筆画だけではなく、現場作業など様々な所で使用できます。
芯が太いので細かな線は書きにくいですが、太い文字や大きな面は塗りやすいです。
書き心地はまるでクレヨン。筆圧の弱い人でも濃い色が簡単に出せます。クレヨンだと手が汚れやすいですが、これは手が汚れないのも良いですね。
ちょうど良い長さに芯を出すのが難しいのと、紙のケースがスムーズに開かないのが難点。
ぬり絵に使うならベーシックな色鉛筆を持った上で、2つ目の色鉛筆として使うのが良さそうです。
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トンボ鉛筆 色鉛筆 12色
- メーカー:トンボ鉛筆
- 商品名:色鉛筆 12色
- 価格:558円
- おすすめ度:★★★★☆(4点)
細めの丸軸で直径も芯の太さも三菱のuni880とほとんど同じです。軸は三菱より柔らかく、持った時手に優しく感じました。
トンボ色鉛筆といえば、昔からこの黄色いケースでしたね。ケースの上下に余裕がないため最初取り出しづらく感じましたが、実は取り出し方があり、その通りにすると簡単に出せました。
その方法は、削ってある所を指で軽く下に押し、後ろが上った状態にするというもの。本当に楽に出せます。知らなかったのは自分だけ?この方法だと、他の色鉛筆も格段に取り出しやすくなりました。
発色は良い方ですが、三菱uniに比べると淡く優しい色あいです。
芯はやや硬めかも。筆圧を強くしても凄く濃いわけではないようです。うすだいだいだけは、uniより濃くはっきりした色でした。
トンボの英語表記はずっとTomboと思ってましたが、Tombowだったとは。今回初めて知りました。
ファーバーカステル 油性色鉛筆 平缶12色
- メーカー:ファーバーカステル
- 商品名:油性色鉛筆 平缶12色
- 価格:545円
- おすすめ度:★★★☆☆(3点)
ファーバーカステルは、世界で初めて鉛筆を製造・販売したメーカー。細めの六角軸で、芯は比較的硬めでした。
描き心地は滑らかで、画用紙の目に吸い込まれていくような塗りやすさです。軸に名前欄があるので、学校で使う人は便利かもしれません。
ただ色名の表示はありません。12色ぐらいだと見ればわかりますが、36色になると似たような色も多いので、色名があった方が便利かな。名前欄に色名を書くという力技もできますが…
一番の特徴は金色があること。その代わり定番の紫がありません。
赤や青など原色は発色が良いですが、中間色は薄めです。色味に関しては、黄色や黄緑が鮮やかで明るめ、緑、青は暗めでした。
海外有名メーカーの色鉛筆で、この値段はお得ですね。
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ステッドラー リスクラブ 消せる色鉛筆12色
- メーカー:ステッドラー
- 商品名:ノリスクラブ 消せる色鉛筆12色
- 価格:470円
- おすすめ度:★☆☆☆☆(1点)
世界で一番厳しいと言われるヨーロッパの安全規格に適合した商品。環境保護の観点からCoC認証の木材を使用しています。
6角軸で、鉛筆1本1本に消しゴム付き。この専用消しゴム以外の普通の消しゴムで消すことも出来ます。
芯の周りの白い囲みは、折れやすい色鉛筆の芯を保護するステッドラー独自の芯折れ防止加工です。
芯は固く色は薄め。強く描いても色は濃くなりません。
消せる色鉛筆のはずですが、付属の消しゴムで消してもきれいには消えませんでした。これ以上ゴシゴシすると紙が傷みそうです。
値段は高くてもuniのアーテレーズカラーの方が良く消えます。パステルのような優しい色味を活かして描きたい場合は良いですが、発色の良さや滑らかさを求める人は向かないと思います。
ノリスクラブは、ステッドラーの子ども向け文具ブランドですが、筆圧の弱い子供には使いにくそうです。
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カランダッシュ プリズマロ 水溶性12色
- メーカー:カランダッシュ
- 商品名:プリズマロ 水溶性12色
- 価格:(参考価格2530円)
- おすすめ度:★★★★☆(4点)
実家にあった色鉛筆で、塗った後水をつけることで水彩絵の具のように使えます。20年程前のものなので、現行品とは違うかもしれません。あくまで参考程度にみてください。
ただ、今も同じシリーズが販売されており、アーティストから建築家、グラフィックデザイナー、イラストレーターまで幅広い人気を誇る色鉛筆だそうです。
硬めの6角軸で芯は3㎜、色名の表示はありません。12色入り以外に6色/18色/30色/40色/80色のセットがあります。
芯が硬めで、色は薄めです。筆圧を上げても色は濃くなりません。
淡い色でも上手に濃淡がつけられる方、水彩画のように使ったり、そのような効果を狙って描き分けたりできる上級者向けの色鉛筆だと思います。
色に関しては、青と水色の区別が微妙で違いがわかりにくかったです。amazonで現行品の値段を調べてみましたが、結構いいお値段ですね。
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まとめ
自宅にあった古い色鉛筆は、もともと雑誌のおまけで芯は固く塗っても塗っても色は薄いまま。
色鉛筆はこんなものと思っていましたが、知らない間にずいぶんと進化していたようです。今の色鉛筆は、安いものでも芯が柔らかく発色も良く、以前のものに比べて格段に塗りやすかった!
色を塗るだけなら、500円程度のものでも十分満足できます。逆に、上級者向けの色鉛筆は、その特徴を活かせる人でないと上手く使えないと感じました。
例えば白の色鉛筆などは、初心者には使い所がわかりません(汗)色鉛筆選びの目安としては、12色入りに白が入っているセットは上級者用、うすだいだいの場合は初心者(子供)用と判断してよいかもしれませんね。
今回試した中で使いやすかったのは、三菱のuni880、ポリカラー、トンボ色鉛筆です。また、値段の割に良かったのが、無印良品、ダイソーでした。特に三菱のポリカラーは、芯が太く広い面を塗るのも楽でした。
久しぶりに塗り絵をしましたが、やり始めると没頭し完成するとかなりの充実感が得られました。
ぬり絵は脳トレ代わりやストレス解消、自律神経を整える効果も認められているとか。ステイホーム後も、たまにはやってみようかなと思いました。
皆さんも興味のある方は、この機会に塗り絵をしてみてはいかがでしょうか。
その際、古い色鉛筆を思い切って新しいものに変えてみると、塗り心地の良さにきっと驚くと思いますよ!
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