カレーは、もはや日本人の食卓に欠かせない存在になりました。
本場のインドやパキスタンのカレーとはちょっと違いますが、日本のカレーも世界に誇れるものだと思います。
ですが、カレーをお店で食べると、結構な値段になるんですよね。
海老フライとか、コロッケとか、ちょっとトッピングしただけですぐに1,000円くらいになってしまいます。
そんなときに便利なのが格安のレトルトカレー。
オーブンレンジやお湯で温めるだけですぐに食べられるのも魅力です。
今回はローソンやセブンイレブンなどのコンビニや、無印良品や成城石井といった有名ショップのオリジナルカレーを比較してみました。
それぞれの特徴と食べた感想を紹介しますね。
目次
オリジナルレトルトカレーを食べ比べしてみた
今回は以下のオリジナルレトルトカレーを食べ比べてみました。
- 大盛りカレー(ローソン)
- ビーフカレー辛口(ファミリーマート)
- ビーフカレー(セブンイレブン)
- ビーフと野菜のスパイス際立つ ビーフカレー(ミニストップ)(イオン)
- ごろり牛肉のスパイシーカレー(無印良品)
- ビーフカリー(成城石井)
- ビーフカレー(カルディ)
いずれも有名ショップというか、よく利用するお店だと思います。
個人的に気になっているのはコンビニのレトルトカレーですが、成城石井やカルディのカレーも気になりますね。
それでは、それぞれのカレーの特徴と感想を紹介していきます。
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大盛りカレー(ローソン)
まずはローソンの大盛りカレーの紹介です。
ローソンは、パンやスイーツなどのオリジナル商品も安定感抜群なので、カレーも期待できそうですね。
主な特徴は以下の通りです。
- 参考価格:121円
- 内容量:250g
- 辛さの種類:甘口、辛口
まず目につくのは内容量の多さです。
他のレトルトカレーはおおよそ180〜200g程度なので、ボリューム感が際立っていますね。
カレールーのなかには、細かい野菜がたっぷり入っていました。
お肉はちょっと少なめといった感じですが、チープな感じはしません。
じっくり煮込んでいるせいか、じゃがいもやにんじんがかなり細かくなっていて、食べやすかったです。
あと、今回購入したのは大辛ですが、実際は中辛〜辛口くらいに感じましたよ。
きっと野菜の甘みと旨みがたっぷり出ているからなんでしょうね。
ビーフカレー辛口(ファミリーマート)
次はファミリーマートのビーフカレー辛口です。
ファミマの自社ブランド「ファミリーマートコレクション」は、低価格のレギュラーラインと、高級路線のプラチナラインに分かれています。
ビーフカレー辛口は低価格のレギュラーラインに属している商品です。
主な特徴は以下の通り。
- 参考価格:103円
- 内容量:210g
- 辛さの種類:甘口、辛口
たっぷり210gも入って103円は安いですよね。
スーパーマーケットでよく見かける「ハウス カリー屋カレー(200g)」は、通常で120円程度、セールで100円程度ですから、それと比べてもお得だと思います。
スーパーよりもコンビニ商品のほうが安い時代がくるなんて…。
ファミマのビーフカレーは、ちょっとすっぱい香りがしましたが、食べてみたら違和感ありませんでした。
カレールーはシャバシャバな感じで、とても食べやすかったです。
あと、ちょっと驚いたのは、マイルドな見た目とは裏腹の辛さ。
後味までしっかり辛いので、スパイシー好きの方にはたまらないでしょう。
ビーフカレー(セブンイレブン)
次はセブンイレブンのビーフカレーを紹介します。
セブンイレブンの自社ブランドも安定感抜群ですよね。
ぼくも菓子パン、ドーナツ、フライドチキン、コーヒーあたりをよく購入します。
ビーフカレーの特徴は以下の通り。
- 参考価格:98円
- 内容量:200g
- 辛さの種類:甘口、中辛、辛口
セブンイレブンのビーフカレーは、なんと100円を切りました…。
本当に安いですよね、これは。
国産じゃがいも、にんじん、玉ねぎを使用し、家庭的なカレーに仕上げたそうです。
セブンイレブンのビーフカレーは、具材がかなり細かくなっていますので、相当煮込んでいるのだと思います。
ルーはシャバシャバなのにコクがあり、最後に甘みが広がる感じでした。
ご飯だけじゃなく、食パンにつけても美味しく食べられそうですね。
コストパフォーマンス的にも抜群なので、またリピートするつもりです。
ビーフと野菜のスパイス際立つ ビーフカレー(ミニストップ)(イオン)
ミニストップでは、運営会社であるイオンのレトルトカレーが販売されていました。
イオンのオリジナルブランドと言えば「TOPVALUE(トップバリュー)」です。
トップバリューの商品はいくつか購入していますが、どれも美味しくて、コスパ抜群なんですよね。
そんなトップバリューのビーフカレーの特徴は以下の通りです。
- 参考価格:97円
- 内容量:200g
- 辛さの種類:甘口、中辛、辛口
甘口、中辛、辛口と、すべての辛さをそろえているのはさすがです。
ここまで種類が豊富で低価格だと、他のメーカーの商品が売れなくなりそうですね…。
味ももちろん美味しかったです。
イオンのビーフカレーは、口当たりこそマイルドですが、あとからスパイス(香辛料)の味がガツンときました。
100円以下のカレーですから、具材はもっと寂しい状態かと思っていましたが、いい意味で期待を裏切られましたね。
具材がたっぷりで、しかもおいしい。
100円以下でこのクオリティーは、イオンだからこそできるものだと思います。
ごろり牛肉のスパイシーカレー(無印良品)
次は無印良品のオリジナルカレーです。
無印良品には10種類以上のオリジナルカレーがあり、店舗で大々的に売り出されていることをご存知ですか?
ぼくも12〜13種類は食べましたが、どれも美味しかったです。
以下がそのオリジナルカレーの一部です。
- バターチキン
- グリーン
- プラウンマサラ(海老のクリーミーカレー)
- ジンジャーパネン
- マトンドピアザ(マトンと玉ねぎのカレー)
- シチリアレモンのクリーミーチキンカレー
- プーパッポン(蟹と卵のカレー)
- パラックパニール
- 国産りんごと野菜のカレー
- フォンドボーと生クリームの濃厚ビーフカレー
値段は300円〜500円程度ですから、今回紹介するものの中では飛び抜けて高いですが、いずれもお店で食べるような本格派カレーです。
さて、ごろり牛肉のスパイシーカレーの主な特徴を紹介しますね。
- 参考価格:500円
- 内容量:200g
- 辛さの種類:なし
やっぱり値段が高いですね。
今回紹介しているカレーは100円台がほとんどですから、最も高額です。
ただ、パッケージからしてすでに美味しそう…。
ごろり牛肉のスパイシーカレーを食べて驚いたのは、めちゃくちゃ大きい牛肉が入っていたです。
一般的なレトルトカレーはお肉が小さかったり、大きかったとしてもカチカチだったりしますよね。
でも、このカレーの牛肉はさっきまで煮込んでいたかのようにジューシーで柔らかい。
加熱してから4〜5分放置しただけで、お皿のすみに油膜ができていたくらいですから、カレールーに牛肉の旨みがたっぷりしみ込んでいるのでしょう。
値段が高いとは言え、びっくりするくらい美味しいので、むしろコスパ的には良いと思います。
これはまた絶対に買います!
ビーフカリー(成城石井)
成城石井のビーフカリーも買ってみました。
甘みのある淡路島産のスライス玉ねぎをたっぷり使用した、スパイシーカレーが人気だそうです。
にんじん、りんご、しょうが、にんにくなど、いろんな食材を使用しているので、期待できそうですね。
主な特徴をまとめてみました。
- 参考価格:360円
- 内容量:200g
- 辛さの種類:なし
100円台のコンビニレトルトカレーよりは高いですが、無印良品(500円)よりは安い設定ですね。
他の商品はレトルトパックのまま販売されていましたが、成城石井のカレーは箱に入っていました。
きっと成城石井の客層を意識してのことなのでしょう。
淡路島産のスライス玉ねぎが、ほぼ原型で入っていたのが印象的でした。
見た目はシャバシャバのインドカレーといった感じなので、ちょっとクセのある味を想像していましたが、ココナッツミルクパウダーやバターオイルのおかげでマイルドに仕上がっていました。
薄切りスライスの玉ねぎからもちゃんと甘みを感じられるのは、さすがは淡路島産といったところでしょう。
ナンにつけても美味しそうですね、このカレーは!
ビーフカレー(カルディ)
最後に紹介するのは、カルディのカレーです。
カルディはコーヒー専門店ですが、いろんな輸入食材を販売しているんですよね。
お値段はちょっと張りますが、お菓子、ドレッシング、パスタソースなどを見るのが楽しくて、たまに店舗に行きます。
そんなカルディのオリジナルカレーも人気みたいですよ。
店舗では、オリジナルカレーのところに「大人気商品」と書かれていました。
主な特徴は以下の通りです。
- 参考価格:300円
- 内容量:200g
- 辛さの種類:なし
内容量はレトルトカレーの平均的なレベルですが、値段はちょっと高めですね。
無印良品(500円)や成城石井(360円)よりは安めですが、ローソン(121円)やファミマ(103円)のカレーよりは高い設定です。
個人的には、かなり好みです!
カレールーがぽってりしているので、ドロドロのカレーがお好きな方なら絶対にハマるはず。
あと、他のカレーよりもルーが濃厚でした。
ビーフカレーというよりも、ハッシュドビーフに近いですね。
これはめちゃくちゃ美味しいです…。
タイプ別:ベストなレトルトカレーはこれだ!
さて、ここまで7種類のレトルトカレーを食べ比べてみました。
それぞれに特徴があり、味も様々でしたが、結局どれがおすすめなのでしょうか?
独断と偏見で選んでみました。
- ボリュームで選ぶなら:ローソン・ファミリーマート
- コスパで選ぶなら:セブンイレブン・ミニストップ(イオン)
- 本格派ビーフカレーで選ぶなら:無印良品
- オリジナリティで選ぶなら:成城石井・カルディ
ボリュームならローソン(121円)とファミマ(103円)のカレーで決まりですね。
それぞれ250gと210gの内容量ですから、他のカレーよりもガッツリ食べられるでしょう。
コスパ重視ならセブンイレブン(98円)と、ミニストップ(97円)で決まりです。
100円以下にも関わらず、ちゃんと美味しいのはすばらしいと思いました。
その他、無印良品(500円)、成城石井(360円)、カルディ(300円)については、値段設定が高めですが、それだけの価値はあります。
個人的には無印良品とカルディのカレーが好みでした!
番外編:コンビニの高級カレーも買ってみた
ちょっと興味があったので、コンビニの高級カレーも購入してみました。
ファミリーマートとセブンイレブンでレトルトカレーを購入するとき、高級感あるパッケージを見かけて、もう我慢できませんでした…。
低価格シリーズとはまた違った感動がありましたよ。
欧風ビーフカレー(ファミリーマート)
ファミリーマートの欧風ビーフカレーは、見るからに高級感がありそうです。
ぼくは正直言って、「欧風」とネーミングされたカレーで美味しいと感じた経験がないのですが、ファミマのカレーはどうなのでしょうか?
- 参考価格:276円
- 内容量:200g
- 辛さの種類:なし
ファミマのビーフカレー辛口が103円ですから、2倍以上のお値段ですね。
さっそく温めてご飯にかけたところ、カレールーにも高級感がありました。
欧風ビーフカレーはかなりぽってりしていますので、ドロドロ好きの人には良いでしょうね。
あと、牛肉がゴロッと入っており、食べごたえもありました。
口当たりはツンとくるような辛さですが、後味は甘い。
いわゆる日本風カレーとは違った上品なお味です。
たしかに美味しいのですが、コスパ的にはどうだろう…。
もちろん好みの問題ではありますが、個人的には2倍以上のお金を払うなら、103円のビーフカレーを買うかなぁといったところです。
味わい深い欧風ビーフカレー(セブンイレブン)
セブンイレブンの味わい深い欧風ビーフカレーもパッケージに惹かれました。
トマトペースト、リンゴペースト、ブイヨンをたっぷり使用し、専門店で食べるようなコクあるカレーに仕上げたそうです。
主な特徴は以下の通り。
- 参考価格:178円
- 内容量:180g
- 辛さの種類:なし
先ほど紹介した低価格タイプのビーフカレーが98円ですから、約2倍のお値段ですね。
さっそく温めてみました。
セブンイレブンの味わい深い欧風ビーフカレーには、こだわりを感じました。
玉ねぎ、野菜、果物を使用しているのに、姿が見えるのはマッシュルームと牛肉だけ。
おそらくカレールーに溶けてなくなるまでじっくり煮込んでいるのでしょう。
そのぶん旨みとコクがあるのですが、個人的にはもうちょっと具材がゴロゴロしてほしいかな…。
このあたりも好みですけどね!
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まとめ
レトルトカレーを食べ比べてみましたが、ちょっとずつ違うものなんですね。
コンビニのレトルトカレーは100円以下、または100円台前半で買えるので、かなりお得だと思います。
定番の「カリー屋カレー」「カレー曜日」「バーモントカレー」の立場が脅かされそうですね!
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