クラフトビールといえば「オシャレ」「ちょっと敷居が高い」「フルーティー」「通常の生ビールよりも高価」など、とにかく特別なお酒というイメージが強いでしょう。
まさにクラフトビールは特別なお酒であり、価格も高く、オシャレで美味しく個性的な味が特徴的です。
2021年最近のクラフトビールのトレンドは、コンビニやスーパー等で気軽に購入できるクラフトビールをお家で楽しむことでもあります。
ここでは、気軽に手に入るクラフトビール全15種類を紹介し、徹底的に飲み比べます!
ビールが好きな方、クラフトビールに挑戦したい方、美味しいお酒が知りたい方はぜひ参考にしてください!
クラフトビール全15種類の味、苦み、おすすめ度などを比較!
コンビニやスーパーで購入しやすいクラフトビールを全15種類集めて飲み比べてみました!
今回、飲み比べるクラフトビールは下記の15種類です。
- TOKYOCRAFT(トウキョウクラフト)
- 銀河高原ビール
- 伝説のポップSORACHI1984
- インドの青鬼
- 水曜日のネコ
- 軽井沢ビール
- エチゴビール
- 雷電カンヌキ(閂)IPA
- よなよなエール
- 箕面ビールPILSNER(ピルスナー)
- 箕面ビールSTOUT(スタウト)
- おさるIPA
- LUCKY DOG
- LUCKY CHICKEN
- LUCKY CAT
クラフトビールを比べる前に「クラフトビールとはどんなもの?」という疑問やもやもやを解決しましょう。
クラフトビールの定義は簡単にまとめると下記の3つの定義に当てはまるものを指すといわれています。
- 小規模であること
- 独立していること
- 伝統的であること
「小規模」の条件は年間の生産量が約70万キロリットルまでといわれています。
「独立」の条件はクラフトビールメーカー以外の酒造メーカーにコントロールされていないことを指します。
「伝統的である」の条件は麦芽100%が主力商品か、商品の大半が麦芽100%です。
ただ、ビールの美味しさや味わいを引き立たせるためなら麦芽100%にこだわらなくても良いとされています。
上記3種類のクラフトビールの条件は、実は全てアメリカのクラフトビールの条件であり、日本に適用しにくい部分もあります。
日本のクラフトビールの定義は、2021年現在も発展途上で完璧な定義づけが難しいといえるでしょう。
今回飲み比べたクラフトビール全15種類は、コンビニやスーパーで陳列されているものを大まかにクラフトビールの位置づけて飲み比べました!
それでは、全15種類のクラフトビールの味、価格、販売元、苦味、甘さ、おすすめ度を比較していきます!
飲みやすさは星の数が多いほど、飲みやすいビールです。
TOKYOCRAFT(トウキョウクラフト)
・価格:190円(税抜き)
・販売元:サントリービール(株)
・アルコール度数:5%
・苦味:★★★☆☆(3点)
・飲みやすさ:★★★★☆(4点)
・おすすめ度:★★★★☆(4点)
TOKYOCRAFTはグレープフルーツっぽさがありつつも、苦味や甘味のバランスが良いビールです。
苦さがしっかりとあり、甘さが控えめでした。
クセが無いためクラフトビールの入門にもうってつけでしょう。
落ち着いたパッケージが似合う、ゆっくりと味わう際にぴったりのクラフトビールです。
銀河高原ビール
・価格:265円(税抜き)
・販売元:株式会社ヤッホーブルーイング
・アルコール度数:5.5%
・苦味:★☆☆☆☆(1点)
・飲みやすさ:★★★☆☆(3点)
・おすすめ度:★★★☆☆(3点)
銀河高原ビールは芳醇で、口当たりの柔らかいビールです。
炭酸はシュワシュワッと刺激が強めで喉にしっかりと当たります。
日本酒のようなフルーティーさもありながら、酒粕のような味もしました。
味はとてもすっきりとしています。
伝説のポップSORACHI1984
・価格:240円(税抜き)
・販売元:サッポロビール株式会社
・アルコール度数:5.5%
・苦味:★★☆☆☆(2点)
・飲みやすさ:★☆☆☆☆(1点)
・おすすめ度:★☆☆☆☆(1点)
伝説のポップは、レモンっぽさが強く酸味をしっかり感じます。
レモンの香りもしっかりしました。
苦味もありますが、ビール特有の苦みというよりもレモンの酸味による苦味です。
ゴクッとのど越しを感じた後も、レモンの香りや味が押し寄せてきました。
伝説のポップは、クラフトビールか曖昧でしたが、クラフトビールの棚に並んでいたため、今回比較しています。
インドの青鬼
・価格:265円(税抜き)
・販売元:株式会社ヤッホーブルーイング
・アルコール度数:7%
・苦味:★★★★★(5点)
・飲みやすさ:★★★☆☆(3点)
・おすすめ度:★★★☆☆(3点)
インドの青鬼は、フルーティーな香りが印象的です。
フルーティーな香りとは裏腹にガツンと強い苦味を楽しめます。
「ビール=苦い」というイメージがある方にとっては最もおすすめのビールです。
アルコール度数も高いため、しっかりとお酒の味を感じたい向けのビールでしょう。
水曜日のネコ
・価格:265円(税抜き)
・販売元:株式会社ヤッホーブルーイング
・アルコール度数:5%
・苦味:★☆☆☆☆(1点)
・飲みやすさ:★★★★☆(4点)
・おすすめ度:★★★☆☆(3点)
水曜日のネコは、今回比較した中でホワイトエールの中では最も飲みやすいビールでした。
さらさらと軽いのど越しと口当たりが印象的です。
苦味は無く、ほんのり甘い味がします。
クセが無くゴクゴク飲めるため、すぐに飲み干してしまうビールです。
軽井沢ビール
・価格:320円(税抜き)
・販売元:フルワリー株式会社
・アルコール度数:5.5%
・苦味:★★☆☆☆(2点)
・飲みやすさ:★★★☆☆(3点)
・おすすめ度:★★★☆☆(3点)
軽井沢ビールは、かなり軽い口当たりと味のため、さらっとしていて飲みやすいです。
甘さがしっかりとあるためゴクゴク飲むというよりも、ゆっくりと味合うビールといえるでしょう。
しょっぱさのあるスルメなどに合います。
ビール特有の苦みが苦手な方にとっておすすめのビールです。
エチゴビール
・価格:238円(税抜き)
・販売元:エチゴビール株式会社
・アルコール度数:5.5%
・苦味:★★★☆☆(3点)
・飲みやすさ:★★★★☆(4点)
・おすすめ度:★★★★★(5点)
エチゴビールはフルーティーな香りや味を楽しみつつも、しっかりとビール特有の苦みも味わえます。
後味は甘味がありました。
苦さとフルーティーな甘さのバランスが程良く美味しいです。
フルーティーだけど苦味もあるため食事との相性も抜群でしょう!
パッケージは両面どちらもデザインされていてオシャレです。
雷電カンヌキ(閂)IPA
・価格:298円(税抜き)
・販売元:エチゴビール株式会社
・アルコール度数:6%
・苦味:★★★★☆(4点)
・飲みやすさ:★★★☆☆(3点)
・おすすめ度:★★★★☆(4点)
雷電カンヌキは、飲んだ瞬間に苦味を感じ、後味にフルーティーな味わいを楽しめます。
エチゴビールと味わいが似ている部分がありますが、雷電カンヌキの方が少しだけ軽さがあります。
また、雷電カンヌキは苦味の長さが長いIPAビールです。
苦さが好きな方にとってぴったりのクラフトビールでしょう。
雷電カンヌキも両面がデザインされており、販売元のエチゴビール株式会社こだわりを感じます。
よなよなエール
・価格:235円(税抜き)
・販売元:株式会社ヤッホーブルーイング
・アルコール度数:5%
・苦味:★★☆☆☆(2点)
・飲みやすさ:★★★★★(5点)
・おすすめ度:★★★★☆(4点)
よなよなエールは、柑橘系のクラフトビールでフルーティーで甘い味が楽しめます。
苦さが少なく飲みやすいため「クラフトビールに挑戦したい方」「初めてクラフトビールを飲む方」におすすめです。
フルーティーな味わいや苦味、甘さのバランスが程よく「これぞクラフトビール!」ともいえるでしょう。
コンビニやスーパーで最も取り扱われているクラフトビールともいえるため購入もしやすいです。
箕面ビールPILSNER(ピルスナー)
・価格:445円(税込み)
・販売元:エイ.ジェイ.アイ.ビア株式会社箕面ブリュワリー
・アルコール度数:5%
・苦味:★☆☆☆☆(1点)
・飲みやすさ:★★★★★(5点)
・おすすめ度:★★★☆☆(3点)
箕面ビールピルスナーは重くなく、さらさらとすっきりしています。
炭酸はあまり強くありません。
泡の減りも早く感じました。
のど越しが強くないため、ゴクゴク飲めます。
クセが無いため、入門クラフトビールともいえるでしょう。
瓶ビールの蓋にはおさるがデザインされており、かわいいです。
箕面ビールSTOUT(スタウト)
・価格:445円(税込み)
・販売元:エイ.ジェイ.アイ.ビア株式会社箕面ブリュワリー
・アルコール度数:5.5%
・苦味:★☆☆☆☆(1点)
・飲みやすさ:★☆☆☆☆(1点)
・おすすめ度:★☆☆☆☆(1点)
箕面ビールスタウトは、チョコレートのような甘さのあるビールです。
とても甘く、冷やしてから飲むとアイスチョコレートドリンクを飲んでいる感覚になります。
常温で飲むと、チョコレートのような甘味がより一層引き立っていました。
おかずには合いにくく、デザートのようなビールといえるでしょう。
しっかりと甘さがありますが、炭酸もあるためさっぱりとした甘さがあります。
おさるIPA
・価格:473円(税込み)
・販売元:エイ.ジェイ.アイ.ビア株式会社箕面ブリュワリー
・アルコール度数:6%
・苦味:★★★★☆(4点)
・飲みやすさ:★★★☆☆(3点)
・おすすめ度:★★★☆☆(3点)
おさるIPAは、苦味とフルーティーな香りと麦の芳醇さがしっかりと楽しめるビールです。
苦さと甘さのバランスがとても良く、飲みやすかったです。
苦味の方が少し強いためゆっくりと味わうビールともいえます。
「ザ・クラフトビール」といえる味でしょう。
パッケージにはとてもかわいいおさるの絵が描かれています。
LUCKY DOG
・価格:248円(税抜き)
・販売元:黄桜株式会社
・アルコール度数:5%
・苦味:★★★★★(5点)
・飲みやすさ:★★★☆☆(3点)
・おすすめ度:★★★★☆(4点)
LUCKYDOGは、苦味が強いため苦さを楽しみたい方におすすめのビールです。
今回飲み比べた3種類のLUCKYシリーズの中で、最も苦味を強く感じました。
シトラスが入っていると記載がありましたが、シトラスよりも苦味が強かったです。
LUCKYDOGはお刺身や魚に合うビールといえるでしょう。
LUCKY CHICKEN
・価格:275円(税抜き)
・販売元:黄桜株式会社
・アルコール度数:5.5%
・苦味:★★★★☆(4点)
・飲みやすさ:★★★☆☆(3点)
・おすすめ度:★★★★☆(4点)
LUCKYCHICKENは、香りが強くほのかにマンゴーの匂いがします。
かなりパンチのある麦の濃い味がします。
濃い味付けの料理にも負けないほど、ビールの味がしっかりしています。
濃い味の代表フライドチキンにぴったりのビールといえるでしょう。
しっかりとした独特な味がしますが、飲みにくい訳ではありません。
クラフトビール特有ともいえるクセがありながらも、病みつきになるような個性的な味がします。
LUCKY CAT
・価格:248円(税抜き)
・販売元:黄桜株式会社
・アルコール度数:5%
・苦味:★☆☆☆☆(1点)
・飲みやすさ:★★☆☆☆(2点)
・おすすめ度:★★☆☆☆(2点)
LUCKYCATは、ホワイトエールです。
のど越しが弱く柔らかい口当たりが楽しめます。
ゆずをほんのり感じられ、料理にも合うでしょう。
山椒も入っている珍しいビールです。
1口飲むだけではわかりませんが、飲めば飲むほど山椒を感じられます。
ホワイトエールの中でもややクセのあるビールといえるでしょう。
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おすすめクラフトビールベスト3
クラフトビールが大好きで、今までに100回以上クラフトビールを飲んできた私が全15種類のクラフトビールベスト3を決定しました!
今回のクラフトビールベスト3は、飲みやすく、クラフトビールの代表ともいえる定番の味を中心にランキング付けしています。
さっそく、特に飲んでいただきたい、おすすめのクラフトビールのランキングをご紹介しましょう!
クラフトビールをランキング化する際は、苦味、甘味、飲みやすさ、価格、美味しさ等を複合的に考えています。
私が今回、飲み比べた全15種類の中で最も美味しいと感じたクラフトビールベスト3はこちら!
第3位:TOKYOCRAFT(トウキョウクラフト)
TOKYOCRAFTは、バランスのとれたクラフトビールのため飲みやすく幅広く愛されるビールです。
どんな料理にも合うビールでありながら、ビール単体でも十分に楽しめる最高のビールです。
ゆっくりとビールも料理も楽しみたい方におすすめです。
→ TOKYOCRAFT(トウキョウクラフト)をAmazonでさがす
第2位:よなよなエール
よなよなエールは、スーパーやコンビニで購入できるクラフトビールの王様といっても過言ではないでしょう。
よなよなエールはフルーティーさと苦味、甘味のバランスがかなり良く最後まで飽きずに飲み切れます。
購入しやすいため、クラフトビールに挑戦したい方、ビール初心者の方には最もおすすめのビールです。
第1位:エチゴビール
全15種類のクラフトビールの中で最もおすすめのクラフトビールはエチゴビールです!
苦味をしっかりと感じつつも、フルーティーな芳醇さも楽しめる、まさに1位にふさわしいクラフトビールといえるでしょう!
ビールに慣れ親しんだ方はエチゴビールの苦みとバランスが病みつきになり、クラフトビール初心者の方は飲みやすさとフルーティーな味わいに美味しいさを感じるでしょう!
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まとめ
クラフトビールは1本300円弱と缶ビールとしては高級です。
「300円を夕食にプラスするだけで高級ディナーになる」と思えば手軽に高級な幸せが手に入るといえます。
ちなみに、イタリアンレストランでよなよなエールを飲んだ際は1杯600円以上しました。
クラフトビールの定義が曖昧な日本だからこそ、今後さらにクラフトビール文化が浸透して進化していくことが期待できます。
通常の生ビールとは異なる個性的なパッケージや名前にも今後も目が離せません。
今回、比較したクラフトビール全15種類は全て日本の酒造メーカーでしたが、海外にも数えきれないほどのクラフトビールがあります。
日本や海外のクラフトビールを飲み比べても、また違った味わいがあり楽しいです。
クラフトビールの楽しみ方はパッケージ、味、飲み比べや日本と海外の比較等、無限の楽しみ方があるため、飽きずに楽しみ続けることができる最高のお酒といえるでしょう!
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