2015年に海外で人気の「Netflix」が日本上陸を果たし、動画配信サービスの競争が激化しました。
選択肢が増えるのはうれしいですが、契約するときに迷ってしまいますよね…。
ぼくも「値段もだいたい似たようなものだし、結局どれがおすすめなの?」と途方に暮れてしまいました。
今回は、話題の動画配信サービスの特徴を比較してみます。
Netflix、Hulu、Amazonプライムビデオ、U-NEXT、dTV、TSUTAYA TVのサービスには、どんな特徴があるのでしょうか?
Netflix
まずは世界最大手のNetflix(ネットフリックス)からいきますね。
主な特徴をまとめてみました。
- 洋画・海外ドラマが充実
- オリジナルコンテンツの完成度が素晴らしい
- 3つの料金プランから選べる
Netflixはパソコンで見るにしろ、アプリで見るにしろ、とにかくデザインがクールです。
配信タイトル数は非公表ですが、洋画や邦画の話題作が豊富ですよ。
料金プランと主な特徴は、表にまとめてみました。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
料金 | 800円 | 1,200円 | 1,900円 |
配信ジャンル | 洋画・邦画・ドラマ・アニメ、Netflixオリジナル作品、ドキュメンタリーなど | ||
タイトル数 | 非公開 | ||
無料体験期間 | 1ヶ月 | ||
HD視聴 | × | ◯ | ◯ |
UHD 4K画質 |
× | × | ◯ |
同時視聴数 | 1 | 2 | 4 |
アプリ視聴 | ◯ | ||
オフライン再生 | × | ||
支払い方法 | ペイパル、クレジットカード |
ぼくは同時視聴することも、4Kで見ることもないので、「ベーシック(800円)」で契約しました。
料金プランが3つから選べること、また、HDに加えて4Kにも対応しているのが良いですね。
オリジナルコンテンツの完成度がすごい
Netflixを使って感動したのは、何と言ってもオリジナルコンテンツです。
名俳優のケビン・スペイシーが主演している政治ドラマ「ハウス・オブ・カード」は、とにかくおもしろい。
もはやハリウッド映画のような出来栄えです。
他にも「ストレンジャーシングス」「火花」「ナルコス」「デアデビル」など、Netflixでしか見られない映画・ドラマが充実していますよ。
無料期間も1ヶ月間と、他サービスに比べて長いので、お試しで契約するのもアリだと思います。
Netflixについて、さらに詳しい記事も書きました。
さぁ、次は「Hulu」を紹介しますね。
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Hulu
次にHulu(フールー)の紹介です。
Huluは、2011年に日本に上陸し、現在は日本テレビが運営しています。
主な特徴は以下の通り。
- 海外ドラマが充実
- 日本のドラマ・バラエティー番組・アニメも豊富
- 子供向け番組・アニメがたくさんある
配信タイトルを見て感じたのは、「安定感がある」ということでした。
ちょっと曖昧な言い方かもしれませんが、つまりは子供から大人まで、見たいものがそろっているということです。
料金プランと主な特徴を以下の表にまとめてみました。
料金 | 933円(税抜)、1,026円(税込) |
配信ジャンル | 洋画・邦画・ドラマ・アニメ |
タイトル数 | 50,000 |
無料体験期間 | 2週間 |
HD視聴 | ◯ |
UHD 4K画質 | × |
同時視聴数 | 1 |
アプリ視聴 | ◯ |
オフライン再生 | 一部可能 |
支払い方法 | クレジットカード・ペイパルなど |
レンタルビデオは「4本1,000円」がザラであることを思えば、50,000タイトルもあって月1,026円(税込)は安いですよね。
リコメンデーション機能が便利
Huluが親切だなぁと思ったのは、リコメンデーション機能でした。
これまでの検索・閲覧履歴から、「おすすめ作品」「人気作品」を自動でチョイスしてくれるので、サイトを開いた瞬間に見たい作品がバァァーと広がるんですよね。
1日1本見たとしても、1ヶ月あたり30本。
お子さんがいるご家庭なら、昼間にアニメを1本見るとして、1ヶ月あたり合計60本は見れるでしょうか。
そう考えるとコスパがすごいですね。
ではでは、次に「Amazonプライムビデオ」を行きます。
Amazonプライムビデオ
Amazonプライムビデオは、Amazonプライム会員(年間プラン4,900円)向けに提供されている動画サービスです。
Amazonプライム会員になると、商品を買ったときに「お急ぎ便」を選択できたり、Amazonプライムミュージックで100万曲の音楽をダウンロードできたり。
年会費は安くありませんが、個人的には十分に元が取れるコストだと思います。
Amazonプライムビデオの主な特徴は以下の通り。
- 25,000タイトル以上の映画・ドラマがある
- 月額料金「月間プラン500円(年会費3,900年間プラン4,900円)」が安い
- 有料レンタルにも対応している
動画サービスのなかで、月額料金が最も安いんですよね。
月額500円で25,000タイトル以上を見られるのは、すごいコストパフォーマンスです。
料金プランと主な特徴は、以下の表にまとめてみました。
料金 | 年間プラン500円(年間プラン4,900円) |
配信ジャンル | 洋画・邦画・ドラマ・アニメなど |
タイトル数 | 25,000 |
無料体験期間 | 30日間 |
HD視聴 | ◯ |
UHD 4K画質 | ◯ |
同時視聴数 | 3(同じビデオは2まで) |
アプリ視聴 | ◯ |
オフライン再生 | ◯ |
支払い方法 | クレジットカード |
iOS、Androidやタブレットででの視聴なら、オフライン再生にも対応。
動画をスマートフォンやタブレットにダウンロードできるので、Wi-Fi環境を気にせず、動画を視聴できるんです。
有料レンタルに対応しているのが嬉しい
数万タイトルを配信しているとはいえ、動画サービスを利用し続けていると、「今のところ見たい映画がない…」という時期が必ずあるもの。
そんなときに、Amazonプライムビデオのレンタル機能は便利です。
レンタル料金と期間は作品によって異なりますが、月額とは別に100円〜。
レンタルの場合は、30日以内に視聴を開始する必要があり、一度再生を開始した後の視聴期限は作品によって異なります。(48時間や7日間など)
有料レンタルは、Amazonならではのサービスと言えそうですね。
次は、海外で話題の「U-NEXT」にいきます。
U-NEXT
U-NEXT(ユーネクスト)は、配信タイトル数が最も多いサービスです。
主な特徴は以下の通り。
- ポイント制度がある
- 4つのデバイスで同時再生できる
- 140,000タイトルは業界最多
1つのアカウントにつき、4つのデバイスで同時再生できるのはすごいですね。
たとえばリビングで子供が、寝室で自分が映画を見るようなときに便利です。
まずは料金プランと主な特徴を確認してみましょう。
料金 | 1,990円(税抜き)※2189円税込 |
配信ジャンル | 洋画・邦画・ドラマ・アニメ・アダルトなど |
タイトル数 | 140,000 |
無料体験期間 | 31日間 |
HD視聴 | ◯ |
UHD 4K画質 | × |
同時視聴数 | 4 |
アプリ視聴 | ◯ |
オフライン再生 | ◯ |
支払い方法 | クレジットカード、ケータイ払い |
U-NEXTの月額料金2,189円(税込)は、他のサービスに比べて高額ですが、毎月1,200ポイント(1,200円分)がもらえる制度があるんです。
貯まったポイントは別料金のコンテンツ視聴に使えますので、月額は990円と考えて良いと思います。
コンテンツの充実度はナンバーワン
U-NEXTの月額料金は、数ある動画サービスのなかで最も高額ですが、タイトル数を見れば納得できるでしょう。
洋画、邦画、ドラマ、バラエティー、アニメ、アダルトなど、ジャンルも豊富。
DVDの発売に先駆けて配信されるケースもあります。
動画だけではなく、電子書籍や雑誌も読めますので、むしろかなりお得かも。
最初はすぐに解約しようかと思いましたが、コンテンツの充実度を見て、継続することにしました。
それでは次に「dTV」を見ていきましょう。
dTV
dTVは、NTTドコモが運営するオンデマンドサービスです。
当初はドコモ会員向けのサービスでしたが、ついに一般にも公開。
豊富なタイトルと料金の安さで会員を集めています。
主な特徴は以下の通り。
- 月額料金が安い550円(税込)
- 120,000の豊富なタイトル
- オフライン再生にも対応
U-NEXTの配信タイトル数14,0000に次ぐタイトルの豊富さで、月額料金が1,639円も安いですね。
あと、「進撃の巨人」「新宿スワン」「BeeTV」といったオリジナルコンテンツもあります。
料金プランと主な特徴を、以下の表にまとめてみました。
料金 | 550円(税込) |
配信ジャンル | 洋画・邦画・ドラマ・アニメなど |
タイトル数 | 120,000 |
無料体験期間 | 31日間 |
HD視聴 | ○(4K画質対応作品のみ ) |
UHD 4K画質 | × |
同時視聴数 | 1 |
アプリ視聴 | ◯ |
オフライン再生 | ◯ |
支払い方法 | クレジットカード、ケータイ払い |
う〜〜ん、やっぱり月額料金が抜群に安いですね。
オフライン再生が便利
dTVを利用して感じたのは、「オフライン再生」の便利さです。
スマホアプリ、タブレットアプリに動画をダウンロードできるのは、やっぱり便利ですね。
動画を見るときって、Wi-Fi環境であっても、たまに引っかかったり、止まったりしますよね。
でも、デバイスにあらかじめダウンロードしておけば、めちゃくちゃ快適に見ることができますよ。
配信タイトルの個人的な感想としては、「HuluやNetflixに比べて、見たい作品が少ない」でした。
それでは最後に「TSUTAYA TV」を見ていきましょう。
TSUTAYA TV
TSUTAYA TVは、あのレンタルCD・DVDで有名なTSUTAYA(つたや)のオンラインサービスです。
TSUTAYAを運営する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社」が力を入れているみたいですよ。
主な特徴は以下の通り。
- 2つの料金プランから選べる
- DVDレンタル・ネット宅配・購入にも対応
- オフライン再生に対応
レンタルサービスのTSUTAYAらしいと言うべきか、「ネット宅配」と「購入」にも対応しているのはうれしいポイントですね。
見たい動画のジャンルによって、料金プランも2つから選べます。
料金プランと主な特徴を表にまとめてみました。
プラン | 動画見放題プラン | 動画見放題+定額レンタル8 |
料金 | 933円(税抜) | 2,417円(税抜) |
配信ジャンル | 洋画・邦画・ドラマ・アニメ・アダルトなど | |
タイトル数 | 約10,000(動画見放題プラン) | |
無料体験期間 | 30日間 | |
HD視聴 | ◯ | |
UHD 4K画質 |
× | |
同時視聴数 | 1 | |
アプリ視聴 | ◯ | |
オフライン再生 | ◯ | |
支払い方法 | クレジットカード |
個人的には、ネット宅配サービス「TSUTAYA DISCUS」との連携が便利だと思いました。
たとえば見たい映画がないときに、TSUTAYA DISCUSからレンタルすると便利ですね。
「動画見放題+定額レンタル8(月会費2,417円)」に加入すれば、TSUTAYA TVとTSUTAYA DISCUSを定額で使い放題になります。
毎月1,100円分のポイントがもらえる
TSUTAYA TVは、配信タイトルが約10,000に対して、月額料金が933〜2,417円(税抜)と割高に感じますが、実はポイント制度があるんです。
毎月1,100円分のポイントがもらえ、有料視聴分に使えるんですよね。
それに毎月加算されるポイントを併用すれば、視聴の幅が広がります。
最後に、おすすめのポイントをまとめておきますね。
おすすめのポイントまとめ
それぞれの動画サービスに一長一短がありましたね。
正直言って、料金とクオリティーのバランスを考えれば「Netflix」と「Hulu」の2択ですが、それではちょっと芸がない。
ここで各サービスの一番の強みまとめますので、サービスを選ぶときの参考にしてくださいね。
海外ドラマ・洋画・オリジナルコンテンツ好きならNetflix、Hulu
海外ドラマ、洋画、オリジナルコンテンツを見たいなら、NetflixとHuluで決まりです。
Netflixに関しては、オリジナルドラマの1話に4億円の制作費をかけると言われるほど、気合いが入っています。
「sense8(センス8)」「BLOODLINE (ブラッドライン)」「DAREDEVIL (デアデビル)」など、日本でも話題のドラマがたくさんありますからね。
ちなみに、この記事を書いている時点では「ハウス・オブ・カード」のシーズン2を見ていますが、徹夜で見たいくらいおもしろいですよ。
オフライン再生で楽しみたいならdTV、TSUTAYA
オフライン再生を楽しみたい人には、dTVとTSUTAYA TVがおすすめです。
移動中にiPhoneやiPadで動画が見れたら、便利ですよね。
機能面は便利ですが、正直に言ってdTVとTSUTAYA TVには「コレだ!」というコンテンツがありませんでした。
NetflixとHuluを見てしまうと、そう感じるのも無理はないかもしれません。
安さと総合力ならAmazonプライムビデオ
安さと総合力なら、Amazonプライムビデオがおすすめです。
月間プラン「500円(年間プラン4900円)」で50,000タイトルが見られるのは魅力的ですし、見たい作品がないときにレンタルできるのもうれしい。
Amazonプライム会員は、他にも電子書籍が無料で読めるprime readingを利用できたり、音楽をダウンロードできるPrime Musicの特典がありますので、年会費を支払う価値が十分にあると思いますよ。
同時視聴を優先するならU-NEXT
家族みんなで別の映画を見ることが多いなら、U-NEXTがおすすめです。
それぞれのスマートフォンで、別の映画やドラマを見るご家庭もあると思います。
そんなとき、同時視聴数に制限があるのは不便。
U-NEXTの月額料金は1,990円ですが、4人で使えば1人あたり500円弱に。
みんなで使えば使うほど、実はお得になります。
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まとめ
動画配信サービスには、一長一短がありましたね。
ぼくはこのまま「Netflix」「Hulu」「Amazonプライムビデオ」「U-NEXT」の4つを利用しつつ、さらに絞り込んでいくつもりです。
どのサービスにしようか迷ったら、NetflixやHuluから始めるのもアリだと思いますよ。
※本ページの情報は2019年11月時点のものです。最新の配信状況は各サービス公式サイトにてご確認ください。
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