使いやすいボールペンに出会えたときは、感動モノですよね。
パソコンとスマホが全盛の時代ではありますが、ぼくは今でも手書きを大切にしています。
文字を書くために大切なのは、ボールペンの使い心地。
ストレスなく、スラスラ書けたらめちゃくちゃ気持ちいいですから。
今回は評判のボールペンの使い心地を比べてみました。
試し書きした写真も載せておきますね。
本記事をお読みになった方が、最高のボールペンに出会えますように。
目次
- 1 油性ボールペン12種類の使いやすさを比較してみた
- 2 三菱鉛筆・ゲルボールペン・ユニボールシグノ(0.38mm)
- 3 ゼブラ・スラリ(0.7mm)
- 4 セーラー万年筆・油性ボールペン・G-FREE(0.7mm)
- 5 パイロット・油性ボールペン・アクロボール(0.7mm)
- 6 トンボ鉛筆・加圧式油性ボールペン・エアプレス(0.7mm)
- 7 オ・レーヌボールペン(0.7mm)
- 8 トンボ鉛筆・3色ボールペン・リポータースマート(0.5mm)
- 9 TANOSSE・ノック式油性ボールペン(0.7mm)
- 10 三菱鉛筆・ジェットストリーム スタンダード(0.7mm)
- 11 ぺんてる・ビクーニャ エックス(0.7mm)
- 12 三菱鉛筆・パワータンク スタンダード(0.7mm)
- 13 パイロット・オプト(0.7mm)
- 14 ナンバーワンは「セーラー万年筆・G-FREE」で決まり
- 15 まとめ
油性ボールペン12種類の使いやすさを比較してみた
今回は以下の油性ボールペンを比較してみました。
- 三菱鉛筆・ゲルボールペン・ユニボールシグノ(0.38mm)
- ゼブラ・スラリ(0.7mm)
- セーラー万年筆・油性ボールペン・G-FREE(0.7mm)
- パイロット・油性ボールペン・アクロボール(0.7mm)
- トンボ鉛筆・加圧式油性ボールペン・エアプレス(0.7mm)
- オ・レーヌボールペン(0.7mm)
- トンボ鉛筆・3色ボールペン・リポータースマート(0.5mm)
- TANOSSE・ノック式油性ボールペン(0.7mm)
- 三菱鉛筆・ジェットストリーム スタンダード(0.7mm)
- ぺんてる・ビクーニャ エックス(0.7mm)
- 三菱鉛筆・パワータンク スタンダード(0.7mm)
- パイロット・オプト(0.7mm)
名前だけ聞いてもピンとこないかもしれませんが、おそらくオフィスで何回か見かけたものがあるはずです。
三菱鉛筆、ゼブラ、パイロット、トンボ鉛筆あたりは、筆記用具の定番ですからね。
さて、どの油性ボールペンが一番使いやすいのでしょうか?
1つずつ確認していきましょう。
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三菱鉛筆・ゲルボールペン・ユニボールシグノ(0.38mm)
まずは三菱鉛筆から。
使ってみての感想を以下にまとめてみました。
- 参考価格:147円
- 単色軸(ボール径):0.38mm、0.5mm
- カラー展開:赤、青、ピンク、緑ほか
- 多色展開:なし
- 持ちやすさ:4/5
- 書きやすさ:2/5
- にじみ:若干あり
本体がすごく軽くて、しかも太さが絶妙なので、とても持ちやすいのが印象的でした。
ただ、軽いがゆえのデメリットかもしれませんが、ペン先が滑るような感覚があって、ちょっと書きづらい。
しかもインクの量が少し多めなので、若干にじみます。
メモする程度なら使いやすいですが、ノートにたくさんの文字を書くときには注意が必要かもしれません。
では、次にゼブラ・スラリをチェックしてみましょう。
ゼブラ・スラリ(0.7mm)
ゼブラ・スラリは、会社勤めだった時代によく使っていました(懐かしい…)。
書きやすく、にじまないので、常に2〜3本持っていたように記憶しています。
あらためて使ってみての感想は以下の通り。
- 参考価格:115円
- 単色軸(ボール径):0.5mm、0.7mm、1.0mm
- カラー展開:赤、青
- 多色展開:2色、3色
- 持ちやすさ:4/5
- 書きやすさ:4/5
- にじみ:なし
やっぱりいいですねーこれは。
持ちやすく、書きやすく、にじまない。
このクオリティーで1本あたり115円はかなりのコストパフォーマンスだと思います。
ちょっと調べてみると、ゼブラ・スラリには「エマルジョンインク」が採用されているようです。
水性インクと油性インクを3:7の割合で混合。
水性インクの書きやすさと油性インクの密着感を両立させているんですね。
今回は0.7mmで評価しましたが、1.0mmも使いやすいですよ。
よーし、次ははじめて使うセーラー万年筆だ。
セーラー万年筆・油性ボールペン・G-FREE(0.7mm)
セーラー万年筆は、単色ボールペンとしてはお値段がちょっと高めです。
その理由は「宇宙空間を駆け抜けるような心地よさ」を追求しているからなのだとか。
文字を書くときのストレスを極限まで軽減する取り組みをしているのだそうです。
ホームページには、熱い言葉がならんでいました。
1.あくなき追求から進化は始まる
2.書き味に洗練されたクオリティーを
3.ペン先の軌道は加速する
4.書くことを選んだ者だけが実感できる
5.心は熱く手元はクールに
6.解放された真の自由
7.一人ひとりに適応した未体験の書き心地
8.重力をコントロールできるのは人間のみである
引用元:セーラー万年筆
なんかすごいですね。
実際の使い心地はどうだったのでしょうか?
- 参考価格:270円
- 単色軸(ボール径):0.7mm
- カラー展開:黒のみ
- 多色展開:なし
- 持ちやすさ:5/5
- 書きやすさ:5/5
- にじみ:なし
これはすばらしい!
手放しで褒めてもいいくらいのレベルでした。
まず、グリップのところが親指の形にへこんでいるので、フィット感が抜群です。
筋肉の動きも研究しているようで、G-FREEは一般品に比べて、筋肉への負担が10%も軽減されているみたいですよ。
そして、書きやすさも抜群。
インクの速乾性にも優れているので、書いてすぐに手で抑えてもにじみませんでした。
インクは黒のみ、サイズは0.7mmのみ、多色展開なしという職人っぽいところも良いですね。
これからも使い続けたい1本です。
次は、おなじみのパイロットのボールペンを見ていきましょう。
パイロット・油性ボールペン・アクロボール(0.7mm)
パイロットのアクロボールシリーズは、アスクル(ASKUL)などでまとめ買いしている会社も多いかもしれませんね。
非常にコスパの良い1本です。
アクロボールの特徴は、「アクロインキ」を使用していること。
従来のインクに比べて粘度を1/5にし、潤滑剤を配合することで、摩擦抵抗を無くしているのです。
また、油性インク特有の「耐水性」にも優れており、にじまないとのこと。
使ってみての感想は以下のような感じでした。
- 参考価格:207円
- 単色軸(ボール径):0.5mm、0.7mm、1.0mm
- カラー展開:黒、赤、青
- 多色展開:2色、3色、4色
- 持ちやすさ:5/5
- 書きやすさ:4/5
- にじみ:なし
たしかに書きやすいし、にじまない!
ですが、ぼくが感動したのは「持ちやすさ」でした。
グリップがすべり止めのようなゴム素材になっているので、しっかりフィットします。
どれだけたくさんの文字を書いても、まったくストレスがありませんでした。
ここまでで4本を比較してきましたが、どれがベストなのかすでに迷っています…。
気を取り直して、次はトンボ鉛筆を試してみましょう。
トンボ鉛筆・加圧式油性ボールペン・エアプレス(0.7mm)
トンボ鉛筆の「エアプレス」は初めて購入しました。
画像のように、油性ボールペンとは思えない形状とデザイン。
デザインに関しては、2008年にグッドデザイン賞、2010年にレッドドット賞を受賞しているそうです。
また、公式サイトにおもしろいことが書かれていました。
ASP搭載、圧縮空気が筆記を変える。
APS(AirPress System)とは、ノックのたび圧縮空気を作り、インクを押し出す新機構。
『速書き』や『上向き筆記』『湿った紙への筆記』などハードなシーンでも確実な筆記を約束します。
アクティブに使うための機能が充実のノック式加圧油性ボールペンです。
引用元:トンボ鉛筆
簡単に言うと、ノックするたびに内部に空気が圧縮され、その勢いでインクを押し出す。
だから、どんなシチュエーションで使用しても、インクがズレず、にじまないということですね。
なんだか凄そうですが、実際はどうだったのでしょうか?
- 参考価格:468円
- 単色軸(ボール径):0.7mm
- カラー展開:黒のみ
- 多色展開:なし
- 持ちやすさ:3/5
- 書きやすさ:3/5
- にじみ:なし
う〜〜ん。
ちょっと期待しすぎたせいか、ぼくとしてはイマイチでした。
まずボールペン自体が短いので、手の中で安定せず、書きにくい。
これは手の大きさや男女でも感想が異なるとは思いますが、この形状はちょっとどうなのでしょうか。
書きやすさについても、ごく平均的なレベルといったところですね。
技術とこだわりは素晴らしいのですが、果たして約500円の価値があるかというと、ちょっと疑問でした。
まぁでも、ファッショナブルなところは良いですよね。
次は、こちらも初めて購入したオ・レーヌを見ていきましょう。
オ・レーヌボールペン(0.7mm)
なんだかいいですね、これは。
好みもあるとは思いますが、やはりボールペンはそれなりに太いほうが安定しますよね。
オ・レーヌボールペンの特徴は、低粘度油性インクを搭載していること。
独自に開発した「油性インクレフィール(シュアーポイント2インク)」は、「紙の上をほどよく滑る」という感触を目指したのだとか。
お値段はちょっと高めですが、その実力はいかに。
- 参考価格:440円
- 単色軸(ボール径):0.5mm、0.7mm
- カラー展開:黒のみ
- 多色展開:なし
- 持ちやすさ:4/5
- 書きやすさ:4/5
- にじみ:なし
たしかに持ちやすいし、書きやすい。
インクの滑りもいいし、にじまない。
わかる、それはわかるんですけど、なぜこれほどまでに高いのか?だけがわからない…。
個人的に好きなところは、ボールペン自体が太くて重いところ。
手の中にずっしり収まるような感覚は、とても心地の良いものでした。
ただ、コスパの観点で評価すると微妙かもしれませんね。
さて、残りはあと2つ。
トンボ鉛筆・3色ボールペン・リポータースマート(0.5mm)
トンボ鉛筆のリポータースマートは、2〜4色をそろえる人気シリーズ。
今回購入した3色ボールペンで285円ですから、コスパが良いですよね。
また、多色ボールペンは太く、大きくなりがちですが、リポータースマートは色数に関わらず、直径12mmで設計されています。
色数は増えても太さは同じって、すごいですよね。
使ってみての感想は以下の通りです。
- 参考価格:285円
- 単色軸(ボール径):0.5mm、0.7mm
- カラー展開:黒、赤、青
- 多色展開:2色、3色、4色
- 持ちやすさ:3/5
- 書きやすさ:5/5
- にじみ:なし
グリップが指の形状に合わせてカーブしており、しかもすべり止めが付いているので持ちやすい。
個人的にはもうちょっと太くてもいいかな?という印象でしたが、書きやすさは抜群です。
多色ボールペンは書くたびに内部がカチャカチャしたり、芯が不安定なイメージでしたが、めちゃくちゃ安定感がありました。
直径12mmなら、ノートや手帳にも挟みやすいと思います。
それでは最後に、TANOSSEをチェックしていきましょう。
TANOSSE・ノック式油性ボールペン(0.7mm)
TANOSSE(タノシー)は、オフィス用品の通販「たのめーる」のオリジナルブランドです。
数ある商品の中でも、とくにノック式油性ボールペンが人気みたいですよ。
デザイン的にはオーソドックスな筆記用具といった感じですが、インクや多色のバリエーションが豊か。
オフィスの美品を注文するときに、一緒にボールペンを購入している会社も多いでしょう。
実はぼくの自宅兼事務所にも、常に2〜3本あるんですよね。
使ってみての感想は以下のような感じでした。
- 参考価格:356円
- 単色軸(ボール径):0.5mm、0.7mm
- カラー展開:黒、赤、青
- 多色展開:2色、3色、4色
- 持ちやすさ:3/5
- 書きやすさ:4/5
- にじみ:なし
愛用しておいてナンですが、安定感は抜群であるものの、特筆すべき点はとくにありません。
でも、たのめーるのお客さんの要望をくみ取って設立されたのがTANOSSEですから、奇抜なものよりも安定感といったところでしょうか。
持ちやすさは平均レベルですが、書きやすいところとインクがにじまないところが良いですね。
安心できるクオリティーだと思います。
三菱鉛筆・ジェットストリーム スタンダード(0.7mm)
三菱鉛筆のジェットストリームは、よく見聞きするのではないでしょうか?
インクは黒のみですが、本体のカラーバリエーションが多いので、どれを買おうか迷ってしまいそうです。
主な特徴と使ってみた感想は以下の通り。
- 参考価格:162円
- 単色軸(ボール径):0.38mm、0.5mm、1.0mm
- カラー展開:黒のみ
- 多色展開:なし
- 持ちやすさ:3/5
- 書きやすさ:4/5
- にじみ:なし
ジェットストリームが特徴的なのは、めちゃくちゃ軽いことです!
ちょっとびっくりするレベルの軽さですね。
長時間、書き物をするような方なら、持ち手への負担をかなり軽減できると思います。
あと、ぼくの気のせいかもしれませんが、インクが通常の黒色ではなく、「漆黒」のように感じました。
1本162円ですし、コストパフォーマンス的にもかなり良いと思います。
ぺんてる・ビクーニャ エックス(0.7mm)
ぺんてるのビクーニャ エックスは、何と言っても安さが魅力。
しかも「安物」のような雰囲気のない、しっかりとした造りが素晴らしいです。
- 参考価格:105円
- 単色軸(ボール径):0.5mm、0.7mm
- カラー展開:黒、赤、青
- 多色展開:2色、3色
- 持ちやすさ:3/5
- 書きやすさ:3/5
- にじみ:なし
安心して使えるレベルではあるものの、書き心地に特筆すべき点はありませんでした。
個人的にはちょっと軽すぎて、紙の上でペンが滑ってしまう印象です。
とはいえ1本105円でこのクオリティーなら、むしろ凄いと思います。
本体のカラーバリエーションが多いので、何本か欲しくなりそうですね。
三菱鉛筆・パワータンク スタンダード(0.7mm)
三菱鉛筆のパワータンクは、ずっしりした造りが印象的です。
公式サイトに設計の意図は記載されていませんでしたが、おそらく「持ちやすさ」に着目しているのでしょう。
主な特徴と感想は以下の通りです。
- 参考価格:216円
- 単色軸(ボール径):0.5mm、0.7mm、1.0mm
- カラー展開:黒のみ
- 多色展開:なし
- 持ちやすさ:5/5
- 書きやすさ:4/5
- にじみ:なし
1本216円ですが、もうちょっと高そうな見た目ですよね。
3,000hPaの加圧パワーを使用しているらしく、ボールペンを出すときも戻すときも「カッチン!」という強い音がな鳴ります。
使い続けると、これが快感になるかも…。
あと、グリップの部分が程よい太さになっているので、めちゃくちゃ持ちやすかったです。
ずっしりしているのに重たくはない。この絶妙なバランスがいいですね。
かなり気に入りました!
パイロット・オプト(0.7mm)
パイロット(PILOT)のオプトは、ファッショナブルなボールペンです。
一般的なボールペンの本体は、「赤」とか「青」とか、そういったオーソドックスなデザインですが、オプトはすべてのタイプに柄がついています。
とくに女性は選ぶ段階から楽しめるでしょうね。
主な特徴と感想は以下の通りです。
- 参考価格:216円
- 単色軸(ボール径):0.7mm
- カラー展開:黒のみ
- 多色展開:なし
- 持ちやすさ:5/5
- 書きやすさ:4/5
- にじみ:なし
300円くらいはすると思っていましたが、意外にも1本216円なんですね。
重量感があるので、持ちやすく、かなり書きやすかったです。
本体の重さで疲れてしまわないか、しばらく使ってみましたが、それは杞憂でした。
また、公式サイトによると、クリップの部分は「10万回はさんでも壊れない」ように作っているそうですよ。
長持ちしそうなところもオプトのメリットですね。
ナンバーワンは「セーラー万年筆・G-FREE」で決まり
ではでは、ここまで紹介してきたものの中から、おすすめのボールペンを選んでみましょう。
ぼくがとくに気に入ったボールペンは以下の通りです。
- 1位:セーラー万年筆・油性ボールペン・G-FREE(0.7mm)
- 2位:パイロット・油性ボールペン・アクロボール(0.7mm)
- 3位:トンボ鉛筆・3色ボールペン・リポータースマート(0.5mm)
- 4位:三菱鉛筆・パワータンク スタンダード(0.7mm)
1位のセーラー万年筆は感動モノでした。
270円とお値段はそこそこですが、払う価値があると思います。
グリップ感と書きやすさは素晴らしいの一言。
さすがは「宇宙空間を駆け抜けるような心地よさ」を追求しているだけありますね。
2位のパイロット・アクロボール(207円)、3位のトンボ鉛筆・リポータースマート(285円)、4位の三菱鉛筆・パワータンク スタンダード(216円)も良いですね。
ボールペンの形状や重さには好みがありますが、上記のいずれかを選べば間違いないでしょう。
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まとめ
今回の比較は大変でしたが、ボールペンの種類はまだまだあるんですよね…。
でも、今回はメジャーどころを中心にピックアップしましたので、おおよその傾向はわかると思います。
個人的にはセーラー万年筆に惚れました。
機会を見つけて、他の油性ボールペンも試してみますね!
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